あたりまえのことをきちんとやっていれば、合格できる。自分に合った勉強法を貫いていくとよい

難関国公立法科大学院合格!

Qさん
 

合格者イラスト
東京大学法学部4年
◆学部成績/[GPA]:(3.1)S(A+、優以上):A(優):B(良):C(可)=0:3:6:1
 ◆受講講座/司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング、コンプリート論文答練など
 ◆合格校/慶應義塾大学法科大学院(既修)中央大学法科大学院(既修・半額免除)

はじめに

私は、学部2年生の時に伊藤塾に入塾して勉強を始めました。部活動やアルバイトで多忙な大学生活でしたが、なんとか法科大学院に合格することができました。この体験記が同じような境遇の方々の参考になればと思います。

基礎的な法知識・法理論の修得について

ほぼ基礎マスターしかやらず、基本書は辞書代わりにしか使いませんでした。基本書は深い学習をするのには向いていますが、初学者がいきなり読むには不向きだと思います。塾教材を批判する教授などもいらっしゃいましたが、私は何と言われようと上記スタイルを崩しませんでしたし、それでよかったと思っています。

法科大学院対策について

法科大学院対策は、論文マスターと過去問で足りると思います。特に時間がない方は、あれこれ手を出さずに論文マスターで習ったことを確実に修得することが何よりの近道だと思います。

〈慶應義塾大学法科大学院〉

慶應義塾大学法科大学院は中央大学法科大学院の入試から2週間後の受験であり、その間も部活があったので特に新しいことはしませんでした。中央大学法科大学院受験の際にインプットしたことを忘れないように繰り返しながら、過去問を解いていました。慶應義塾大学法科大学院は時間制限が相当厳しいので、過去問演習は必須だと思います。どれくらいの分量を書くのか、どの順番で解くのか、事前にしっかり決めて臨みました。

〈中央大学法科大学院〉

中央大学法科大学院対策については、夏休みはほぼ毎日部活があり、受験日も合宿の初日というハードなスケジュールでの受験だったので、できることは限られていました。中央大学法科大学院は必ずAランクの論点を出してくるので、細かな知識は捨て、Aランクの論点を完璧に理解できるように取り組みました。具体的には、論文マスターを6月までにとりあえず一通り終わらせ、特に重要な問題を7月から受験直前までひたすら繰り返しました。三周目くらいからだんだんわかりはじめ、答案が書けるようになってきました。受験までに5 ~ 6回は繰り返したと思います。

おわりに

部活ばかりやっており、とても模範的な受験生とはいえない私でしたが、それでも受かることができました。法科大学院入試は、あたりまえのことをきちんとやっていれば合格できない試験ではないと思います。最後まであきらめず、自分に合った勉強法を貫いていくとよいと思います。