大学3年生の10月からの勉強で、アルバイトとも両立しながら合格
◆受講講座
司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング
◆合格校
東京大学法科大学院(既修)
東北大学法科大学院(既修)全額免除
慶應義塾大学法科大学院(既修)
早稲田大学法科大学院(既修)
中央大学法科大学院(既修)半額免除
はじめに
小学生の時に見た刑事ドラマをきっかけに、漠然と将来は司法に関わる仕事に就きたいと思うようになり、法学部を選択しました。そして、大学1年生の時に裁判傍聴に行きました。私が傍聴した裁判は、東南アジア系の女性を被告人とする覚せい剤密輸事件でした。裁判では、被告人の女性が思うように主張をできているようには見えませんでした。もちろん犯罪を行うことは許されませんが、適切なサポートは不可欠だと強く感じ、法律家になりたいと明確に思うようになりました。志望校の選択について、正直にいうとこの法科大学院がいいというこだわりは特にありませんでした。出身大学が東北大学だったために、まずは東北大学法科大学院を受験しました。また実家が千葉県にあるため、関東の有名法科大学院を受験しました。しかし、当初から受験を通してレベルアップを図りたいと考えていたため、通うことができる法科大学院は積極的に受験しようと心がけていました。伊藤塾には3年生の10月頃に入塾しました。
私の勉強方法
【基礎学習について】
3年生の10月から伊藤塾の講義を利用しての勉強を開始しました。3年生の10月から4年生の6月までに憲法・刑法・民法の基礎マスターと、会社法・民事訴訟法・刑事訴訟法の完全マスターを聴き終えました。私はWeb受講をしていたのですが、ライブ講義では3コマで一区切りになっているので、同様に3コマ聴いたら講義の内容を復習していました。復習の方法としては、絶対に覚えるように言われた定義やタームについては何回も書いて覚えるようにし、論点になっている箇所や講義を聴いて納得できなかった箇所は、自分なりに考えてまとめるようにしていました。とにかく開始するのが遅かったので、スケジュール管理を一番気にして取り組みました。大学の授業やアルバイトなどの予定も組み込んで、2週間ごとにスケジュールを立てて実践していきました。最低でも1日3コマ復習を行い、多い日には6コマ聴く日もありました。やらなければいけない量が多く大変でしたが、復習が適当にならないように頑張りました。自身で間違えて解釈しているものが多々あり、それらを修正できて助かりました。
【法科大学院対策について】
法科大学院受験の対策は、全体を通して過去問演習に重点を置いて行いました。そして、一度時間を計って解いてみて、書き方も含めてわからなかった箇所や気になる箇所を、講義で使ったテキストで調べていました。過去問を書き方のベースにもしていました。演習を行うことで、テキストの内容についてさらなる発見があって面白かったです。
〈慶應義塾大学法科大学院〉
慶應義塾大学法科大学院については、2015年度〜 2019年度までの5年分の過去問演習をしました。慶應義塾大学法科大学院は特に時間制限が厳しかったので、時間を意識してどの程度の内容を書けばよいか研究しました。
〈早稲田大学法科大学院〉
早稲田大学法科大学院についても、2015年度〜2019年度までの5年分の過去問演習をしました。慶應義塾大学とは異なり、時間制限は厳しくはなかったですが、その代わりに問題が多く深かったので丁寧に解く練習をしました。特に刑法の共犯を勉強しました。
〈中央大学法科大学院〉
中央大学法科大学院対策については、受験をギリギリに決めたのでそこまで対策はできませんでしたが、2年分過去問演習を行いました。
〈東北大学法科大学院〉
東北大学法科大学院対策については、出身大学だったことから、東北大学法科大学院の過去問を利用して友人と答練を行っていました。出題パターンが決まっているのでパターンに沿って解けるようにしていきました。
おわりに
伊藤塾の講義が勉強のペースを作ってくれていたので、メリハリをつけて続けることができました。また、講義がとてもわかりやすく、自分だけでやっているのでは曖昧になってしまうところもスッキリと理解できました。伊藤塾を利用して本当によかったと思っています。法科大学院入学後も講義で学んだことを忘れずさらに深めていき、より早期での合格を目指したいです。最後までその日その日でやることを決めてこなしていけば、合格できると思います。メンタル面も重要になってくるので、モチベーションを保って頑張ってください。応援しています。