独学ではここまで成長を感じることもできなかったと思うので、伊藤塾メソッドの偉大さを感じました。

特待生合格

R.Sさん:早稲田大学法学部卒業 ◆受講講座/司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング、コンプリート論文答練、予備試験論文直前答練+全国公開論文模試など

合格校/早稲田大学法科大学院(既修)半額免除、中央大学法科大学院(既修)全額免除

はじめに

私は、伊藤塾に大学1年生の頃に入塾しましたが、勉強内容についていけず、パソコン関係の仕事に興味を持ったことも相まって、一度勉強をやめ、就職活動にシフトしました。しかし、大学でのゼミ活動をきっかけとして、大学4年生の秋に再び法曹の道を志すことを決め、2019年9月に48期生として再入塾しました。この時点で2020年の法科大学院入試まであまり時間はなく、受験指導校を使うことがほとんど必須の状況でしたので、実績もあり、再受講割引があった伊藤塾を選択しました。

私の勉強法

〈基礎学習について〉

伊藤塾に再入塾するにあたり、親と自分に金銭的な負担がかかってしまったため、法科大学院には必ず学費免除で入学すると心に決めて勉強に取り組みました。この一年頑張れなかったら、人生がダメになると本気で思っていたため、とにかく必死でした。 伊藤塾で学習するにあたり、まず心がけたのは、短期間で集中的に勉強するということでした。横山講師もおっしゃっていたのですが、長期的な目線でダラダラと勉強するよりも、短期間で集中的に詰め込む方が圧倒的に効率はいいです。私が大学4年間でダラダラと身につけた法律知識を、伊藤塾の講義では1ヶ月足らずで定着させることができたので、その効果に正直驚きました。そして、短期集中を心がけた結果として半年後(2020年3月)までに基礎マスターを全て受講することができ、4月から予備試験の短答、論文対策に注力することができました。 伊藤塾にこれから入塾する方や、すでに入塾している方にもぜひ、短期集中学習を心がけてもらいたいです。大学1年生や2年生の方で、法科大学院を目指す方にとっては法科大学院入試は遠い話のように聞こえるかもしれませんが、ダラダラと勉強していると、知識の定着は難しいです。予備試験合格や学費全額免除という高い目標を立てて、学習をすることが余裕を持った合格に直結すると考えて、多少焦りつつ勉強をすることを強くおすすめします。

〈法科大学院対策について〉

コロナウイルスの影響で予備試験が延期されたこともあり、8月中旬まで短答対策に追われていたので、法科大学院の対策は全くできませんでした。それでも短答模試で良い点数を取れたこともあり、自分の実力には自信を持てていたため、焦りはしませんでした。早稲田大学が半額免除にとどまってしまったのは準備不足によるところが大きいですが、予備試験の短答合格程度の知識とある程度の論文の弁えがあれば対策なしでも免除を取ることが可能です。そのため、まずは短答合格を目指し、その後に法科大学院の対策をしつつ論文の力をつけることが、全額免除への最もわかりやすい道筋だと思います。2021年には予備試験の日程も元に戻るので、ぜひ5月の予備試験に照準を合わせて勉強を進めてほしいです。 
早稲田大学、中央大学双方に言えることですが、試験で問われることは基本的な事項が多く、発展的な難しい問題は少数でした。過去問の出題趣旨などを見ると発展的な事項にばかり目が行き、不安になりますが、受験生のレベルは低いので、基本的事項をしっかり解答できれば余裕で合格できます。自分に解けないものは周りも解けないと割り切って、基本的な問題を中心に勉強進めることが大事だと思います。

おわりに

1年前の自分と現在の自分を比べると、伊藤塾に入塾して本当に良かったなと思っています。1年前は法律知識は全く有しておらず、独学ではここまで成長を感じることもできなかったと思うので、伊藤塾メソッドの偉大さを感じました。法科大学院に一応入学できることになりましたが、引き続き伊藤塾で勉強しながら、予備試験、司法試験の合格に向けて必死で頑張っていきたいと思います。これから法科大学院を目指す方も決して諦めず、やる気さえあれば短期でも予備短答、法科大学院に合格することは十分可能です。すでに述べた通り、受験生のレベルは高くないので、安心してください。この合格体験記が初学者や法科大学院受験生の役に立てれば幸いです。