自分が抱えてる不安を一人で抱え込む必要はありません。
伊藤塾の方と一緒に解消できるという環境があるのですから。
T.Sさん:中央大学法学部4年 ◆学部成績/[GPA]:3.18 S(A+、優以上):A(優):B(良):C(可)=66:34:14:8 ◆受講講座/司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング
合格校/慶應義塾大学法科大学院(既修)、中央大学法科大学院(既修)半額免除
はじめに
私は大学でやりたいサークルがあり、またその活動も忙しかったことから、もともと法科大学院ルートでの司法試験受験を考えていました。当時は法学部に進学したこともあり、「法科大学院の入試なら学部の授業だけを受講しても受かるだろう」と思い勉強を進めていました。しかし、結局どこが重要なのかがわからず、「このまま先の見えない勉強を何年も続けることになれば生産性がない」と思い、3年生になって伊藤塾に入塾することを決めました。
伊藤塾は圧倒的な合格実績があり、また、既に伊藤塾を利用している学部の友達からの口コミも良かったので、決断には時間がかかりませんでした。事実伊藤塾のテキストは網羅性が高く、僕のように遅くから試験対策に取り組みはじめた人に、とても役に立ちました。
私の勉強法
〈基礎学習について〉
結論から言って、法科大学院の対策であれば基礎マスターで十分だと思います。僕が取っていた法科大学院1年合格コースには論文マスターがついていなかったので、論文マスターは受講しませんでした。 具体的な勉強方法としては、先輩合格者の方々が言うようにAランク、B+ランクをまずは覚えていくことが大事だと思います。やはり一度で覚えようとするのは無理なので、辛いですが何回も繰り返すことをおすすめします。自分は論文ナビゲートテキストの目次の論点の欄を見て、そこから体系を思い出す勉強を繰り返しました。
次に論文の対策ですが、やはりテキストを読んでいるだけでは全く知識を使いこなせないので、早いうちから問題を解く必要があると思います。前述の通り自分は論文マスターを受講していなかったので、まずは伊藤塾の論文書き方講座を聞き、その後市販の伊藤塾の試験対策講座を何回か繰り返しました。また、論文の問題集を解く際は、ほとんど答案構成で終わらせ、できるだけ多くの問題に触れることを意識しました。答案をちゃんと書いたのは、基礎マスター論文答練をやるときくらいで、書くことに時間を割くより、答案の型をつかむことに時間をかけました。そのやり方は自分にとっては結果的に良かったと思います。ですが、時間がある人はもっと起案をして、試験の形式に慣れれば良いと思います。そして、答案の添削は絶対にしてもらうべきで、時間がなければない人ほど、自分の弱点を早急に知るべきです。やはり頭の中で思っていることでも、相手に伝わらないというのがもろに現れる場面だと思うので、添削経験の有り無しで大分点数が変わってくると思います。
〈法科大学院対策について〉
【中央大学法科大学院について】
基礎マスターのAランクやB+ランクをしっかりと復習すれば合格可能性が高くなるというレベルだと思いました。伊藤塾を利用している人なら一度は見たことがあるような問題が出ると思います。「当たり前のことを当たり前に書けるように」や「ワンセンテンス、ワンテーマ」と言った学習や、答案の書き方を日々心がけていることが、活きてくるような気がします。 あと個人的な話なのですが、あまり答案を書いていなかったこともあり、当日6科目の答案を書くのは大変だったので、1科目を書き終わる時間やそれに使う体力は事前に把握しておくといいなと思いました。
【慶應義塾大学法科大学院について】
難易度的には中央大学法科大学院とそれほど変わらないような気がすると個人的に思いました。過去問を見た感じ、年によってB(+)レベルの細かい知識が出題されるので、そこは事前に対策しておく必要があると思います。ただ、意識するところは中央大学法科大学院や他の大学院などと変わらないかなと思います。
おわりに
自分は2019年に伊藤塾に入塾したものの、結局その年が終わるまでに聴くことができたのは基礎マスターの憲法と民法の半分くらいでした。年が明けて急いで他の科目を聴きましたが、はじめて答案を書いたのは受験する年の4月でした。そこから基礎マスター論文答練を受講し、答案の添削をしていただき、返ってきた答案を見たらボロボロで泣きそうになったのがいい思い出です。そんな自分でも結局は2つの法科大学院に合格することができました。自分が抱えてる不安を一人で抱え込む必要はありません。伊藤塾の方と一緒に解消できるという環境があるのですから、皆さんもどんどん頼ってください。