他学部、遅い学習開始、不安。伊藤塾の手厚いサポートがあってよかったです

特待生合格

C.Xさん:私立大学 4年 ◆受講講座/司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニングなど

合格校/京都大学法科大学院(未修)、上智大学法科大学院(未修)全額免除、明治大学法科大学院 (未修)全額免除、早稲田大学法科大学院 (未修)半額免除

はじめに

私は裁判官になりたいと思っています。その契機となったのは、新聞でたまたま目にした夫婦別姓訴訟に関する最高裁判決の記事を読んだことでした。これは、夫婦が同姓であることを婚姻の要件とする現行の民法750条が違憲であるとして、選択的夫婦別姓の実現を求めて提起された裁判です。9割以上の夫婦において女性が改姓をする日本において、夫婦別姓をめぐる議論の当事者は主として女性であるといえますが、当該訴訟の審理に当たった最高裁裁判官15名のうち、女性裁判官はたった3名しかいませんでした。結果として、女性裁判官は全員夫婦同姓を規定する現行法は違憲であると判断しましたが、男性裁判官10名が合憲と判断し、選択的夫婦別姓への道は遠のくこととなりました。女性だけが女性の代弁者足り得るとは決して言いませんが、この判決結果を読んでやはり思うところはありました。もし女性裁判官の数が男性と同数程度であったならば、違う判決結果になっていたかもしれないという考えが頭から離れませんでした。短絡的かもしれませんが、これが裁判官を目指そうと思った最初のきっかけです。

基礎的な法知識・法理論の習得について

まず基礎マスターを一通り一周し、すぐ論文マスターに取り掛かりました。とにかくひたすら答案構成をして、わからない箇所は基礎マスターに戻って基礎を叩き込むという勉強法をとっていました。いかんせん本格的に勉強をはじめた時期が遅く、初学者ということもあって、基礎マスターを受講したけれども論文マスターには歯が立たずちんぷんかんぷんになってしまい、くじけそうになることもありました。それでも、法科大学院入試も司法試験も論文試験があるのだから、論文を書けるようにならないことには合格できない、避けては通れない道だと腹をきめてこなし続けました。

法科大学院対策について

法科大学院の試験までに必要科目を合格レベルまでもっていくことができないと判断し、未修者試験に切り替えることにしました。塾の方に、小論文対策としてニュースや新聞に触れ、常日頃から自分の意見について考えるよう習慣づけておくと良いとアドバイスをいただき、その通り実行しました。テーマが広範にわたる小論文試験において、問題を予想することは難しいですから、幅広い問題に触れることを習慣づけるというのは非常に有益な対策となりました。少しでも自分の頭で考えたことのあるテーマがくると、本番も焦らず余裕をもって挑めました。明日の法律家講座では、様々な道で活躍されている講師の方々のお話を聞くことができ、モチベーションアップにつながりました。ステートメントの作成にあたり、自分が法曹の道を進むことへの意欲・決意を固めるうえで非常に力になってくれました。

おわりに

私は法学部ではなかったため、まるきり法律については、初学者でした。伊藤塾に入塾したのは大学三年生の春頃です。周囲に法科大学院への進学を目指すという人が本当に一人もおらず、友人や先輩たちはほとんど例外なく就活をしていたため、私も法学部以外からの法科大学院進学なんて無謀なことをせずに素直に就活をすべきなのではないか、法科大学院進学を目指すとしても入試のための勉強と就活を並行させるべきなのではないか、法科大学院に落ちたら浪人してしまうのだから保険のために内定を狙うべきではないか…と、悩めば悩むほど袋小路に入り込んでいきました。そんな私の懸念を払しょくしてくれたのは、伊藤塾でした。伊藤塾の法科大学院への進学実績や、合格した塾生の先輩方の体験記を読んで、伊藤塾のカリキュラムと講師の方々を信じれば絶対大丈夫だと自分を奮い立たせ、法科大学院入試一本に絞り尽力する決意をすることができました。勉強面だけでなく、精神面でも大いに支えられたおかげで合格することができました。孤独な背水の陣にならずに済んだのは、スタッフの方が大変親身になってくだったおかげです。このような手厚いサポートが受けられるのは、伊藤塾だけなんじゃないかと思います。本当に感謝しています。