真の法律家・行政官を育成する「伊藤塾」
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法学部ではなかったのですが、伊藤塾で学ぶうちに自然と合格の知識を身につけていました。

H.Kさん

早稲田大学教育学部4年
【合格校】一橋大学法科大学院(既修)
早稲田大学法科大学院(既修)全額免除、中央大学法科大学院(既修)全額免除

 

【学部成績】3.46 /S:A:B:C=9:51:38:10

受講講座:司法試験入門講座 本科生+リーガルトレーニング 法科大学院過去問分析講義 など

法律の学習を始めた理由私の「推し講座」私の「推しフォロー制度」合格のカギ(秘訣)
 基礎マスター(入門講座)試験情報提供(マイページ・メールなど)努力

 

はじめに

私が法律家を志したきっかけは、スクールロイヤーとして活躍したいと思ったからです。将来教育関係の仕事につきたいと考えていましたが、大学2年生のときに文部科学省が全国にスクールロイヤーを設置する方針を明らかにしたというニュースをみて、その存在を知り強い関心を抱くようになりました。いじめや教師の労働環境、保護者対策など教育現場が抱える問題について子どもの利益を念頭に置き、法律の見地から助言するスクールロイヤーの仕事に魅力を感じました。
そこで、大学3年生のはじめから伊藤塾での勉強を開始しました。受験指導校に入って勉強しようと思った理由は、学部が法学部ではなく法律の知識が皆無だったので、基礎から学べる環境で勉強したいと思ったからです。また、受験指導校では膨大な知識から受験に必要な知識を効率よく学ぶことができるので、限られた時間しかない私にとってはうってつけでした。
伊藤塾を選んだ理由は、合格実績が他の予備校に比べ圧倒的だったからです。予備試験や司法試験は相対評価であるため、合格率が圧倒的な伊藤塾が良いと思い入塾しました。

私の勉強法

基礎学習について

まずは、基礎マスターの受講を最優先しました。憲法と民法については横山講師のライブで、その他の科目についてはインターネットで受講しました。
基礎マスターの授業を受けたあとは、その日のうちに授業中にメモした事項をテキストに整理し、マークした箇所を中心に読み込みました授業と同じ時間は復習にあてていたと思います。分からない箇所があっても立ち止まらずにとにかく先に進むことが重要だと思います。一度ざっと全体を把握した方が法的な思考力が身につくと思います。
基礎マスターを受講していると論点を学習し、最終的には論証のキーワードや規範を暗記することになりますが、基礎マスター段階では暗記しなくて良いと思います。私は学習当初から暗記しようとしましたが、論点の位置づけが全く分からないものに関しては暗記することも難しいし、そもそも暗記してもいざ論文を書いてみても使えないからです。そのため、基礎マスター段階では論点の位置づけを理解するのみで良いと思います。
基礎マスター段階で論文を実際に書いてみることが重要だと思います。横山クラスでは基礎マスター段階で論文を書きます。最初は全く書けませんが、それでも実際に手を動かして書いてみることにより徐々に書き方が分かってきます。 

基礎マスターの受講が終わった科目については時間の許す限り論文マスターを受講しました。試験で出題される問題は論文マスターに掲載された問題と同じ問題や似た問題がほとんどなので、網羅性がかなり高いと思います。論文マスターの問題で講師が答案を書いた方が良いと指定した問題については答案を書き、その他の問題については答案構成を行いました。最低でもAランクとB+ランクの問題に関しては繰り返し解くことをおすすめします。
 

法科大学院対策について

法科大学院入試全体について言えることは、過去問を解き、出題趣旨に目を通すことが非常に重要であるということです。
大学院ごとに問われる知識や問題の傾向が異なります。例えば、出題趣旨をみると、民事訴訟法において、中央大学法科大学院では既判力、争点効、信義則というお決まりの流れが意図されていますが、早稲田大学法科大学院では、既判力を厚く論じて欲しく、争点効や信義則に安易に流れること意図していないように感じました。そこで、私は同じことが問われても大学院ごとの出題趣旨にあわせて解答するように心がけました。その大学院にはどんな傾向があり、クセがあるのか自分で発見し対応することが重要だと思います。 
大学院入試では論文マスターのAランクやB+ランクの問題といった基本や頻出といわれる問題や論点しか問われず、その部分がきっちり書ければ上位合格が十分可能だと思います。また、原理原則をしっかり示すことも重要だと思います。すぐに論点に飛びつかず、原則論をしっかりと丁寧に論じることで上位合格ができると思います。 
予備試験の合格を目指している人は特に法科大学院入試のために何かするといったことはなく、過去問を3年分ほど解けば十分に対応が可能だと思います。そのためにも、学習の初期段階から法科大学院の入試のためではなく、予備試験の合格を目指して学習することが良いと思います。

 

おわりに

大学3年生から学習を開始し、間に合うのかどうか不安でしたが、伊藤塾に入塾しカリキュラムを進めていくうちに自然と合格の知識を身につけていました伊藤塾で学習して本当に良かったと思います。残念ながら今年の予備試験は論文式試験で落ちてしまいましたが、この悔しさをバネに来年は上位合格を目指したいと思います。

そして、法科大学院で同じ夢を志す仲間と一緒に勉学に励み、弱い立場にある人を助けることができる法律家になろうと思います。



※プロフィールは2021年度合格時点のものです。