法科大学院を目指す上で大切なことは、繰り返し基本事項を確認すること
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M.Iさん |
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学部成績:3.55 /20:54:42:6
受講講座:司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング パーソナル・ステートメント対策講座
私の「推し講座」 | 私の「推しフォロー制度」 | 合格のカギ(秘訣) |
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論文マスター(入門講座) | 試験情報提供(マイページ・メールなど) | 理解しつつも暗記を怠らないこと |
はじめに
私は、自らが同級生から嫌がらせを受けたり、友人が詐欺の被害に遭ったりしたことから、年齢や属性を問わず誰でも相談する事のできる身近な弁護士を志しました。弁護士になるためには司法試験に合格する必要があり、難関試験であることから独学では難しいと考えました。そこで、高い実績を誇る伊藤塾に入塾することに決めました。
受験指導校で勉強する利点としては、勉強を優先するべき範囲が明確であり、効率的に勉強することができる点にあります。分厚い専門的な基本書だけでは、情報量が多いため重要な点を見落とす可能性があります。しかし、伊藤塾の講義を受講すれば、ランク付けや講師の方の説明を聴いて、何がポイントなのかを学ぶことができます。
私の勉強法
◇基礎学習について
まずは、基礎マスターを一通り視聴しました。1周のみでは全くわかりませんでしたが、最初にその法律の全体を把握することに努めました。次に、論文マスターに取り掛かりました。もちろん、これも最初は全くわかりませんでしたが、適宜基礎マスターや論文ナビゲートテキストで確認をしながら進めました。論文マスターを視聴し、問題研究にマーカーやメモを取ることで、重要なポイントや論文試験の解き方を学ぶことができました。基礎マスターの段階で知識が曖昧でも、論文試験で問われる内容について学んだことで、次に基礎マスターテキストを見た時の理解力が向上しました。
一通り論文マスターを視聴した後は、問題研究の問題を見て答案構成をしたり、解答を直ぐ確認する作業を繰り返しました。その作業の中で、疑問があった時には基礎マスターテキストに戻り、確認をして、問題研究の解答部分に解説を記載しました。また、並行して論文ナビゲートテキストに掲載されている論証を理解し、暗記するように努めました。論証のみでなく、判例と共に押さえることで理解が深まりました。
一連の流れで工夫したことは、その場で完璧に理解するのではなく、繰り返していく上で理解を深めるようにしたことです。法律は難しいので、1回で理解しようとすると、他の部分に手が回らなくなってしまいます。そのため、繰り返していく中で段階的に理解するように努めました。
◇法科大学院対策について
まず、慶應義塾大学法科大学院と中央大学法科大学院受験にあたり、基礎的な部分については暗記にとどまらずしっかりと理解する学習をしました。過去問を見る限りでは、民法以外では基本的な事項の理解が問われており、極端な応用ではありません。そのため、法的三段論法を守り、定義や趣旨をしっかりと確認をし、論証の丸暗記ではなく、判例や各事例においてどのようなことが問われているのかを考えながら勉強をしました。
このような学習を行う上で、伊藤塾の論文マスターが効果的でした。まず論文マスターでは、論文問題を解くために必要な技術や、答案の構造を学ぶことができました。また、解答する上で必要な知識や、判例を参考にした検討の方法、問題文の中の着眼点を知ることができました。これらの基本的な部分を学んだことが、合格へと繋がったと思います。
加えて、慶應義塾大学法科大学院は試験時間がタイトなので、時間以内に解けるように過去問を利用して練習をしました。また、中央大学法科大学院では民法と憲法以外で行数制限があるので、これも過去問を利用して練習をしました。法政大学法科大学院受験では、判例知識や典型論点が頻繁に問われます。そのため、問題研究と論文ナビゲートテキストを繰り返し確認することで、大抵の出題には対応できます。
予備試験を受験される理由
予備試験の勉強をしていれば、授業に遅れることもなく司法試験に近づけると思うので、進学後も予備試験を受験します。
おわりに
伊藤塾に入塾したことで、勉強を効率的に進めることができました。もし入塾していなかったら、何をどのように勉強すれば良いか未だに分からなかったと思います。
法科大学院入学後は、司法試験に向けて引き続き勉強を進めたいです。法科大学院を目指す上で大切なことは、繰り返し基本事項を確認することです。