何か悩んだらとりあえず伊藤塾に頼れば大丈夫
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H.Hさん |
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学部成績:3.73 /S:A:B:C=67:19:2:0
受講講座:司法試験入門講座 本科生+リーガルトレーニング 法科大学院別法律科目論文模試
私の「推し講座」 | 私の「推しフォロー制度」 | 合格のカギ(秘訣) |
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論文マスター(入門講座) | カウンセリング制度(合格者・講師など) | 計画性 |
はじめに
はじめは、大学受験で第一志望の大学に落ちたことから、なんとかして何か資格をとりたいと思い、なかでも法律の勉強に興味があったので法曹を目指すようになりました。勉強を進めた今になって、法律の重要性を理解し、心から法曹として人々の役に立つ人間になりたいと思っています。
伊藤塾には大学1年生の入学直後に入りました。その時は、何か早く始めなくてはという気持ちがあったことと、コロナで活動が制限されていたので、アルバイトをしつつ勉強に専念しました。伊藤塾は、なんといっても合格率が高いから選びました。私は自分で勉強計画をたてるのが苦手で、何をしたらいいのかわからなくなると勉強が進まないタイプなのですが、伊藤塾はおおよそのペースを作ってくれること、講義内で講師の方々から勉強のアドバイスが聞けること、さらにはスタッフの方のサポートが充実していることなど、勉強に取り組みやすい環境が整っていました。
私の勉強法
◇基礎学習について
学習の一番のポイントは、「目標の達成まで継続できる勉強方法」を重視することだと思います。
1回目の予備試験短答式試験に不合格となったことで実感しましたが、短期間につめこんで頑張っても目標到達は難しいと思うので、合格まで継続できる勉強スタイル(1日に取り組む勉強量・勉強時間・バイトや遊びとのバランス)を意識しました。
試験直前は勉強に集中する時間を多くするとしても、それ以外の期間はアルバイトに行ったり、週に1日は気が向かなければ勉強しなくていい日を作りました。眠かったら昼寝することで、勉強に対する「しんどい」という気持ちが軽減され、3年生の秋である今まで勉強を継続できたと思います。
また、私が勉強として取り組んだのは伊藤塾のテキストとゼミだけです。ゼミは、基礎学習の目安になり、他にも頑張っている仲間がいることを実感できるので、勉強を進めるのに重要な存在でした。基礎マスターテキストは、十分に基本的知識が凝縮されていて、特にランクを目安として重要なところから押さえていけば、学内の授業や試験でも困ることはありませんでした。
論文マスターは最も重要だと思うのですが、良問が集まっているうえに、講師の方々のアドバイスをメモしている状態で繰り返し書くことで、論文の基本が身についたと思います。個人的にお気に入りなのは論文ナビゲートテキストで、本番にも持っていけるサイズ感なので、たくさん書き込んで付箋を貼ることでお守りのような存在になりました。
法科大学院対策について
◇同志社大学法科大学院について
過去問を数年分、友人と一緒に解きました。二人で答案を確認し合えたので、良い勉強になりました。
また、予備試験合格に向けて勉強していたのですが、基本的知識は短答の勉強で着実に固められたうえで、論文試験に向けての勉強を通して、論文の書き方、時間の使い方、問題文からの考え方が一定程度身につきましたし、論証についても定着の度合いが高かったと思います。なによりも論文の書き方に慣れていたので、入試に向けて特別にやることとしては、過去問を通して形式に慣れることだけだったと思います。
◇神戸大学法科大学院について
直前に論文ナビゲートテキストをひたすら読んで、論証を確認していました。今となっては、友人とお互いに問題を出し合うなどして、口頭試問の練習をしておくべきだったと思います。普段は答案に書けることでも、試問官の方々にいきなり聞かれると、わかっているはずのことがわからなくなり、慌てました。
法科大学院入試では成績は結構割合が大きいし、合否に影響するので、相当程度とっておくべきだと思います。特に法曹コースだと科目指定があって大変だと思うのですが、基本的に一番高い評価をとれるように頑張ったほうが良いと思います。また少人数ゼミに所属していたため、志望理由書などはゼミの教授にアドバイスをいただいていました。教授や合格した先輩などに見てもらうのが一番良いと思いますが、少なくとも友人や家族などに見てもらってから提出した方が良いと思います。5年一貫型を受けるにあたっては情報が全然なかったので、自分が浪人していたこともあり、高校時代の友人で去年受けた人に情報をもらいました。情報網を広げておくことは大切だと思います。さらに、一緒に過去問を検討できる友人がいると、勉強のペースを作ることができますし、刺激にもなるのでおすすめです。
予備試験との平行受験において法科大学院入試で工夫したこと
基本的には、予備試験論文式対策をしておけば大丈夫だと思います。もちろん、過去問は数年分解いて傾向をつかんだり、時間配分を練習しておく必要はあります。あとは、学内成績をある程度とっていたことが良かったと思います。
法曹コースカリキュラムについて
法曹コースのカリキュラムは、基本科目に加えて、法科大学院の教授の方々の授業や起案する授業(法曹コース独自科目)がありました。一般教養科目を取る余裕はほとんどありませんでした。
法学部の授業は試験100%で評価される科目が多いので、勉強に自信があるのであれば、あまり無理して全ての授業に出席しなくても良いと思います。ですが、独自科目については、法科大学院の教授の授業を受けられる貴重な機会であり、理解が深まりました。起案する授業では、答案にコメントをつけて評価してもらえる点が良かったです。特別に課題が出されることはなく、定期的にある起案に備えて勉強さえしてれば大丈夫でした。
同志社大学の法曹コースを考えている方は、1年生の時から目標とする法科大学院の入試形式や必要な成績について確認したうえで、計画的に履修をし、良い成績を収めた方が良いと思います。私はそこまで深く考えずに履修していましたが、2回生の秋までの成績を提出するのだから、苦手な科目は後に回しておけば良かったかなと後悔しています。
「合格の秘訣」について
とにかく早く司法試験に合格したいのと、浪人していたことによる1年の遅れを取り戻したいという気持ちで法曹コース5年一貫型を目指しました。
あと、割と新しい制度なので、志願者がそこまで多くないのも重要だと思います。一般入試との併願ができるところが多いので、合格のチャンスを広げるという意味でも選択しました。
メリットは、前述の志願者数の数、合格のチャンスが広がること、早く司法試験が受けられることにあると思いますが、これらに加えて、1年分の学費が浮くことと、なんとなく心の余裕ができることだと思います。学費が浮くのは、家庭の経済事情がどうであれ、勉強しやすくなると思います。
また、5年一貫型で受験しておけば、履修免除になる科目が少ないし、仮に志望校に落ちたとしても、大学生でありながら来年再チャレンジできます。この意味で、追い込まれていない状態での受験は心に余裕が持てて良かったと思います。とにかく成績は本当に大切なので、全部A評価を取る気持ちで取り組むことが必要だと思います。後から取り返せない部分ですので、計画的に頑張っておくことが大切ですし、私もできるだけ良い成績をとろうと思っていたのが役に立ちました。
おわりに
伊藤塾は信頼度が高いです。テキストや講座、模試などはもちろんですが、ゼミを通して勉強仲間を作ることもできますし、スタッフの方のサポートが手厚いうえに、カウンセリングでアドバイスを受けることもできます。何か悩んだらとりあえず伊藤塾に頼れば大丈夫だと思います。法科大学院入学後は、司法試験上位合格を目指して勉強に励みたいです。法科大学院受験を目指す方は、目標をしっかり見据えたうえで、計画的に勉強を頑張ってほしいです。