法曹コース5年一貫型コース受験でもやっぱり重要なのは、「基礎」・「基本」
![]() |
I.Aさん |
---|
受講講座:司法試験入門講座 本科生+リーガルトレーニング
私の「推し講座」 | 私の「推しフォロー制度」 | 合格のカギ(秘訣) |
---|---|---|
論文マスター(入門講座) | 伊藤塾チャンネル(YouTube) | 科目を好きになる |
はじめに
困っている人を助けたいというのが私の信念です。難民の問題や国内の経済格差問題などを見て、そうした人の一助になって社会に貢献したいと考えています。法は全ての人に平等です。しかし、その知識は平等とは言えません。自分なりの正義を実現し、自分の受けた恩恵を社会に還元したいと考えます。問題解決の最前線に立つ弁護士となり、自分の理想を実現したいと思いました。
伊藤塾を選んだ理由について。
友人に、司法試験合格を目指すならば伊藤塾にするべきだと言われたのが一番の理由です。実際にその合格実績やカリキュラムを見ても、その信頼性が裏打ちされていると感じました。自分が確実かつ早く司法試験に合格することを考えた際に、伊藤塾に通うのが最も合理的であると考えました。
私の勉強法
◇基礎学習について
基本的には、体系マスターなどで伊藤塾長に言われた通りの勉強を行うことを心がけていました。論文マスターでも、講師の言う勉強方法を実践するよう心がけていました。基礎マスターテキストを勉強の中心に据え、アウトプットとの行き来を意識して勉強を行っていました。私は、塾での学習開始が遅かったため、大学の授業に先んじて塾の勉強が終わっているという状況にはありませんでした。そこで、大学の授業に並行して塾の講義を進め、塾の講義の勉強を通じて、大学のテストに臨むということを行っていました。テスト前に急に勉強するということもなく、並行して(そのまま先行して)自分が勉強してきた内容をそのままテストで出す、というような感じでした。司法試験科目でない、大学の他の授業の勉強にも時間を割けたのは大きかったです。特に法曹コースは厳格な成績水準が求められることから、塾での勉強は予備試験を目指すにしても、法科大学院を目指すにしても有用性は極めて高いと思います。
◇法科大学院対策について
神戸大学法科大学を5年一貫型特別入試で受けるにあたり、事前の説明会で、通常の論文問題レベルの問題を口頭で出題するとの説明がありました。そこで、出題科目については論文マスターを行うことを最優先とし、対策を行いました。一方で、口頭試問における出題において難易度の高い問題を出すことは考えにくいことから、基礎マスターの重要論点を覚えることを重視しました。特に、5年一貫型の入試の形として、学部レベルである程度実力を身につけている者が、法科大学院に早期に進学することとしているので、おそらく基礎論点を重視して出題し、学習の定着を見られると考えました。そこで、重要論点と重なる部分ではありますが、基礎的な部分を重視して勉強しました。
上述の通り、基礎的な部分など重要な部分を重点的に勉強することを考えたため、基礎マスターテキストを読み込むことを行いました。先に触れた論文マスターは、その知識の使い方の整理と、試験官に質問される問題の出題形式の準備であるということを意識して勉強しました。
法曹コースカリキュラムについて
法曹コースは、法曹コース専用のカリキュラムがあり、通常の卒業要件以上に単位を修得することを求められるような仕組みになっています。また、応用法律などの実践的な科目を履修することが求められ、学部での知識の習得以上に、それを使用するということが求められました。特別に課題があるというような事情はありませんでした。むしろ単位数は普通にやっていれば3年で取り切れるものであるので、法曹を目指すのならば、1年余分に大学に通う必要がなく、履修可能単位数も増えるため、メリットが大きいように感じます。ただ、法曹コースだからといって特別になにか支援が手厚いというわけではありませんので、あくまで自学自習が必要です。
「合格の秘訣」について
5年一貫型は口頭試問で行われたため、とっさの受け答えが合否を分けるように思います。論文の訓練が直結するわけではないと思いますが、論文で使用する基礎的な部分が問われたりするなど、伊藤塾で学習する基礎マスター講義に無駄な部分はないと思います。論文対策も口頭試問に役立つと思いますが、まずは基礎マスターテキストが大切であるように思います。3年生で受ける試験は意外と周りも対策ができておらず、特に商法などはそうですが、伊藤塾で先取りしていることはかなり有効です。
おわりに
上述の通り、3年生で受ける試験は意外と周りも対策ができておらず、特に商法などはそうですが、伊藤塾で先取りしていることはかなり有効だと思いました。伊藤塾では通説を押さえつつ、他説についても触れることが多いですが、法科大学院入試は教授が担当していることもあり、他説を理解することも大事だと思いました。自分自身は伊藤塾長に共感するところが多く、勉強に終始せず、現実社会とのリンクを考えながら勉強できるところも伊藤塾の良いところだと思います。