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反復と継続によってとにかく知識の定着を図ることが重要です!

K.Cさん
慶應義塾大学法学部4年
【合格校】慶應義塾大学法科大学院(既修)、中央大学法科大学院(既修)半額免除

学部成績:3.4 /S:A:B:C=80:51:11:4

受講講座:司法試験入門講座(本科生)、法科大学院別過去問分析講義

私の「推し講座」私の「推しフォロー制度」合格のカギ(秘訣)
呉・基礎マスター(入門講座)無料公開講座記憶

はじめに

志望校は慶應大学法科大学院で、滑り止めで中央大学法科大学院も受けました。これら2校を選んだ理由は、司法試験合格率がよいこと、周りの友達がみんな受けていたこと、家から近いこと、入試の問題が今までの学習の成果を素直に発揮できそうであること、などです。受験対策として伊藤塾を選んだ理由は、入門講座を受講すればとテキスト、問題、解答などもろもろ全てがついてくる仕様で、余計な手間を省けると思ったのが決め手です。いずれにしても、論文指導において、問題に模範解答がついてくるのは受験指導校で勉強する利点だと思います。

私の勉強法

◇基礎学習について

私的な「学習のポイント」は、指示された覚えるべきことを覚えること、および、記憶の作業を忘れたころに繰り返すということを続けることです。これを続けていくと、記憶しづらいフレーズなどがあぶりだされていったり、規範の記憶のポイント(ある規範についてはリズムで覚える、ある規範については特徴的な単語で覚える等)をつかんだりして、より効率的な記憶につながるように思います。また、実際に答案で使うようなフレーズは、論証パターンのように、赤ペンでノートに書き込み、赤シートで隠して思い出す練習をするということもやっていました。法科大学院受験にはそれなりに役に立ったと思っています。伊藤塾の論文書き方講座については、記憶すべきことがマークされている教材が手に入るのでそれが役に立ちました。現場における論点抽出の作業として何を思い出すべきか、ということを、細かくマークされている教材を辿るだけで一覧することができるからです。ある問題の演習でつまったときもテキストに戻るように心がけていました。勉強で意識したのは、苦手分野から順につぶしていくことです。これを意識しないと、得意なことや好きなことばかりやってしまう気がしています。具体的には、自分は刑法が苦手だったので、夏休みの前半においては、勉強時間の最初に刑法の問題演習から入ることにしていました。

◇法科大学院対策について

慶應大学法科大学院対策について
過去問をみると、科目ごとに特徴があるように思ったので、それに応じた対策をしました。具体的には、憲法については予備試験のような問題であること、民法については債権法改正部分がよく出ること、刑法については過去問で似たような問題が繰り返し出題されること、刑事訴訟法については一行問題的なものを書けると有利であること、民事訴訟法や商法は旧司法試験の問題そのままな素朴な問題が出やすいこと、などです。本学は時間が短いのも特徴であると感じたので、自分は速く書くのは苦手なので、書き出すまでに考える時間を減らすために、瞬発力をあげるように意識しました。また、伊藤塾の講座をとって過去問の再現答案を入手し、それを分析することで、どの程度守れば合格できるのか、というレベル感をつかもうとしました。ただし、実際の合格レベルは、あくまで体感ですが、再現のレベルよりももう少し低いような気がします。

中央大学法科大学院対策について
憲法は統治分野から出題されるような気がしたので、統治分野の記憶事項を大急ぎでまとめたほかは、時間配分が慶應と似ていることもあり、特段の対策はしておりません。ただし、慶應と同様、過去問と出題趣旨を確認するということは行いました。

おわりに

法科大学院入学後も、講師がおっしゃっていた通り、自分はあくまで受験生であることを忘れずに、粛々と記憶とその掃き出しのトレーニング、および論文答案の作成を続けていく所存です。これから法科大学院合格を目指す皆さんにおかれましても、自分がそうであったように、反復と継続によってとにかく知識の定着を図ることが重要であるように思われます。法科大学院入試においては、現場思考よりも問題演習経験が生きたように感じております。



※プロフィールは2022年度合格時点のものです。