もし入塾時期に悩んでいるのであれば、できるだけ早く伊藤塾に入った方がいい
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K.Eさん |
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学部成績:3.53 /A:B:C=76:29:13
受講講座:司法試験入門講座(本科生)
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はじめに
《法律家を目指したきっかけ》
高校1年生の時のインターンシップで、自分の名字と同じ名前の法律事務所がインターン先にあったためネタ話を作るために特に興味もなく参加したところ、弁護士という職に感銘を受けたことがきっかけです。それ以来、高校生の時は裁判傍聴ばかりしていました。楽しい高校生活ですね。
《慶應義塾大学法科大学院を志望校として選んだ理由》
私は知的財産法が大好きなのですが、慶應義塾大学法科大学院は知的財産法の演習や発展系の科目を数多く開講し、かつ知財を専門とする教授の中でも著名な教授が教鞭をとっていらしたのが理由です。
《伊藤塾を選んだ理由》
大手の安心感があったからです。
実際、大学に入ってからも法曹志望者は大体伊藤塾でした。
《入塾時期》
大学2年生の春です。
大学1年生は遊びたかったので入らずにいました。しかし、入塾直後にコロナが流行し、オンライン授業で課される大量の課題を馬鹿正直にこなしていたので、伊藤塾との両立が一切できず、ちゃんと聞きはじめたのは3年になってからでした。基礎マスターを聞き終えたころには3年生も終わっており、全てがギリギリで辛かったです。
今これを読んでいる方で伊藤塾生でない方がいらっしゃるかわかりませんが、もし入塾時期に悩んでいるのであればできるだけ早く入った方がいいです。
私の勉強法
◇基礎学習について
《勉強方法について:はじめに》
上述した通り、講義をため込みすぎていたのでとにかく必死に前に進み続けました。まずは聞き終えることが大切と講師の方がおっしゃっていると思うのですが、その通りだと思います。
《基礎マスター》
まずはしっかり一周することが大切です。
ロー入試だけ考えていると、行政法を後回しにしてしまいたくなるかもしれないのですが、行政法の考えが憲法で役に立つといったこともあるので、ちゃんと全部聞いておくべきです。
欲を言えば、短答もコツコツといておくべきだったと思います。
また、今思えば、基礎マスター段階で、論文ナビゲートテキストの論証を覚えておくべきだったと思います。遅かれ早かれ全て覚えることになるので、将来論文マスターを受講するときに絶対に役に立つし、期末考査でも大きなアドになることに間違いありません。悪いことは言わないので、今現在基礎マスター段階の方は復習がてら論ナビへの情報の一元化と論証の暗記を今のうちにしておくべきです。
《論文マスター》
論文マスターは非常に重要です。
講師の方がおっしゃる通り、ストックを周回ごとに減らして本当に苦手な問題を集めたファイルを作っていました。わからない所があれば基礎マスターに戻ったり、質問掲示板を除いて見たり、とにかく時間がなかったので論文マスターをコアにして勉強を進めていました。論文マスターを1周したときにはすでに4年の6月でしたがロー入試までにストック問題は4周し、なるだけ精度を高めるよう努めました。
私は非常に忘れっぽいので、やったことを忘れてしまうのは人間なので仕方ないと割り切って反復して内容を頭に刷り込みました。少ない回数で覚えられるならそっちの方がいいに決まってるので、回数をこなせばいいという問題ではないということに気を付けてください。
◇法科大学院対策について
《慶應義塾大学》
➀過去問
②論文マスター
➂定義暗記
➀過去問
慶應は、3科目を一度に行う上時間が特に厳しいため、時間を測って過去問を解くことが重要です。また、科目によって事例問題が1問であったり、軽めの事例問題が3問出たりと個性が強いので形式に慣れるためにも、フルで解いておくと良いと思います。さらに、科目によっては同じところが何年も問われているので、問題の傾向を知るためにも数年分解いておいた方が得策と言えます。
◎法科大学院別過去問分析講義について
大学院側から出される講評はざっくりしており、心もとないと感じると思います。ですから、過去問分析講義は合格答案の相場がわかる点で心強いとは思います。とりわけ一人でロー入試勉強をされる方は、答案の方向性を確認するためにも過去問分析講義は役に立つかもしれません。しかし、友達と一緒に勉強して答案を見せ合おうと思ってる人は、それで基本が問われるロー入試の過去問演習としては十分なので、過去問分析講義は必須ではないと思います。
②論文マスター
論文マスターは、講師からストックの指示があった問題は4周しました。過去問が大切なのは前述の通りですが、論文マスターの方がカバー範囲が広いのでこちらの方が重要です。答案をフルで書く必要は必ずしもありませんが、構成は瞬時にかけるようになるまで繰り返しましょう。
➂定義暗記
ロー入試は定義でも差がつくので、部屋の壁一面に法律用語を書いた紙を貼り付け、単語が目についたら定義を言っていました。文字だらけの部屋でぶつぶつと定義を呟き続けていたため、家族に精神面の心配をされましたが、開かないと見られないテキストと違って壁は嫌でも目に付くので、自然に定義が定着しました。実はかなりおすすめです。
《早稲田大学》
慶應と同じです。
特に特別なことはしていませんが、情報収集はしておいた方がいいです。民法の答案用紙が6×2で12頁あることを知らず、当日解答用紙の多さに驚きました。
過去問は2年分だけ解いて友人に添削してもらいました。
慶應入試後から早稲田の入試までの2週間は論文マスターを周回していました。
予備試験を受験される理由
モチベーションの維持や、自分の立ち位置の把握のために予備試験は受験します。
受けて失うものは何もないので、受けない理由はないと思います。
おわりに
まずは私の拙い文章を読んで頂いてくださりありがとうございました。役に立ったことがひとつでもあれば幸いです。
そして、かかる文章を読んで頂いてわかるように私はロー入試を付け焼き刃で乗り切っており、最終合格までの道のりはまだまだ遠いことと思います。ロー入試は1つの通過点に過ぎませんので、これからも日々精進して参りたいと思います。法科大学院では知的財産法を楽しみながら他の科目もしっかり身に着けていきたいです。これを読んでくださっている皆さんも一緒に勉強頑張りましょう。