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体育会所属も隙間時間を活用!伊藤塾の教材を使いこなせば法科大学院入試も大丈夫!

L.Eさん
慶應義塾大学法学部4年
【合格校】東北大学法科大学院(既修)半額免除、慶應義塾大学法科大学院(既修)、中央大学法科大学院(既修)

学部成績:2.38 /S:A:B:C=30:36:47:23

受講講座:司法試験入門講座 本科生+リーガルトレーニングなど

私の「推し講座」私の「推しフォロー制度」合格のカギ(秘訣)
論文マスター(入門講座)法改正対応勉強量とモチベーション維持

はじめに

高大一貫の高校出身で大学受験を経験していない分、学部時代に勉学で難易度の高い挑戦をしてみたいと考えて司法試験と予備試験に興味を持ちました。そこで受験指導校のなかでも特に合格者数の多い伊藤塾に大学1年時に入塾しました。入塾の経緯は安易なものでしたが、司法試験及び予備試験の合格のためのスキームが確立されている伊藤塾の環境は受験慣れしていない自分にとってはとてもやりやすかったです。また、積極的に東京校での講義に参加していたこともあり、予備試験に1年目2年目で合格するようなレベルの高い受験生と距離感を測ってモチベーションを高く保てたことも伊藤塾に通っていた利点だったと振り返ります。法科大学院のなかでも出身校ではなく東北大学を志願したのは、まず一貫校からのつながりをあえて断って新たな法曹を目指す者同士の人脈を築くためが一点。もう一点は少人数制を採用して教授の方から知識を吸収できると考えたためです。

私の勉強法

◇基礎学習について

体育会に所属していたこともあり、時間の捻出が重要でした。基礎マスターの時、特に前半辺りはなかなかペースをつかめず、理解が浅いまま講義を「受ける」だけで手一杯でした。伊藤塾で進む範囲の理解はもちろん、大学の内容もリンクしていましたのでかなり酷い成績だったのを覚えています。そこで「受ける」だけではなく、学習支援システムで短答の問題も並行して解いていき、アウトプットをしながら復習を進めて少しずつ定着させていきました。大学の授業、部活動、伊藤塾に多くの時間を割く中で演習の時間を用意するため、電車の移動時間や大学の授業中に(後輩の方は真似しないでください)時間を作りました。徐々に成績も伸びていき、予備試験も短答は相当な好成績を取れました。論文については大学2年の段階で短答には自信があったので、それ以降はひたすら論文に時間を割けました。私の場合は論文マスターをとにかく繰り返すことに尽きました。時々理解があまいと思った部分について基礎マスターに戻って確認したり、予備試験合格者に相談していました。大学の成績については先程のように、部活動と伊藤塾の勉強を言い訳にないがしろにしてしまっていたので、参考になるお話はできないかと思います。ただ、基本的に六法については伊藤塾の勉強のみで、成績を十分取れました。

◇法科大学院対策について

法科大学院受験については伊藤塾の基礎マスター、論文マスター以外に特別なこと(新たに別の講座を取るなど)は行いませんでした。ここを完璧にしつつ予備試験に合格する気概で勉強できれば十分に法科大学院の合格レベルには達すると思います。過去問についても2周か3周、各校のホームページから集められる分全て繰り返し解いていました。
各校ごとの対策については、まず東北大学では過去問分析を徹底しました。東北大学は商法の出題形式が特徴的なので、重点を置いて準備しました。毎年5問で5つほどのトピックスが出題されており、また直近5年間で複数回同じトピックスが出題されていたので、そこは正答を書き写せるくらいの下準備をしました。本番も過去問と同様の問題が出題されて、かなり自信があった記憶があります。また、憲法も予備試験では出題されないようなトピックスが過去問で問われていたので、基礎マスターの論点をもう一度全体的に見直して臨みました。手応えはよくありませんでしたが、成績は悪くなかったようなので、このレベルの準備で足りるかと思います。
中央大学については過去問を2周して、それ以上は特に何も行っていません。手応え通りの結果でした。慶應義塾大学は刑法の準備を重点的に行っていた記憶があります。出題趣旨を読みましたが、刑法が最も自分の考えている以上の解答が求められているように感じました。出題趣旨で求められていると感じたレベルの丁寧さを重要視して解答しました。それ以上の特別な準備はしていなかったと思います。

予備試験を受験される理由

法科大学院に進学した場合、院生2年目で司法試験に挑戦できるようなので、卒業年度には変化がないかと思います。ですが、大手法律事務所に就職した友人が予備試験ルートの司法試験合格者の就活での優位性を話していました。かなり有利なようです。私は今のところ法律事務所への勤務はあまり考えていませんが、キャリアの可能性を広げておきたいので予備試験には挑戦しようと思います。

おわりに

大学生が一番司法試験に挑戦する最適な期間だと思います。先程は予備試験合格者と競り合ってモチベーションを高めていたと話しましたが、その反面で部活動やサークル活動に夢中になり基礎マスターの講義すら消化しきれずに脱落する友人もたくさん見てきました。ただ、時間はいくらでも見つけられますし、まだ司法試験合格まで到達していない私が言うのは恐れ多いですが、伊藤塾の教材を使いこなせれば確実に法曹への道に近づけると思います。諦めないで頑張ってください!



※プロフィールは2022年度合格時点のものです。