真の法律家・行政官を育成する「伊藤塾」

トップ > 資格・試験一覧 > 司法試験 ( 司法試験予備試験 / 法科大学院 ) > 伊藤塾での学習は大学の成績向上にも直結!多様な選択肢から将来が選べます! 

伊藤塾での学習は大学の成績向上にも直結!多様な選択肢から将来が選べます!

P.Eさん
大阪市立大学法学部3年
【合格校】京都大学法科大学院(既修)

学部成績:3.79 /S:A:B:C=42:41:20:1
受講講座:司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング

私の「推し講座」私の「推しフォロー制度」合格のカギ(秘訣)
論文マスター(入門講座)カウンセリング制度(合格者・講師など)問題を解きまくる

はじめに

私が伊藤塾に入塾したのは大学1回生の春でした。もっとも、大学1・2回生の間は怠けており、真剣に受験を考えはじめたのは大学3回生になってからでした。このような状態から飛び入学をできたのは、伊藤塾に入り、以下のようなメリットを享受できたからだと思います。まず、知識を答案にアウトプットする手法を素早く学べるメリットがあると思います。正直な話、必要な知識を得るだけならば、大学の授業でも十分です。なぜなら、基本的には大学の授業は著名な基本書を中心に進められるからです。しかし、知識を修得することと、それを答案にアウトプットすることには大きな隔たりがあると感じます。私は伊藤塾に入って答案を書く際の様々な注意点を学びました。これは科目によっても違うもので、そしてなにより大学の授業ではほぼ全くと言っていいほどやらないことです。そして、もう一つのメリットは、大学の成績が良くなることです。多くの大学では法律科目の試験は事例問題で出されることと思います。このような事例問題に対処する際に、答案を書く際のマナーを身に着けていることは大きな武器になり、他の学生との差別化になります。大学の成績が良ければ、飛び入学や法曹コースなどの道も見えてきますから、大きなメリットであると思います。

私の勉強法

◇基礎学習について

私は椅子に座ってインターネット越しに講義を受講するというのが大の苦手でした。伊藤塾の講義は司法試験に必要な知識がすべて詰まっている分、量も膨大です。そこで私は、講義をすべて倍速で視聴して、とにかく早めに一周して問題演習(論文マスター)に入ることにしました。論文マスターの勉強は座って講義を聴くだけではなく、自分で考え、そして答案を作成するという点がすごく楽しかったです。問題は旧司法試験・新司法試験・予備試験の過去問で構成されているので、「試験に直結する勉強をしているんだ」という気持ちもモチベーションを上げてくれた要因の一つです。しかし、論文マスターに入るには最低限の知識は修得していることが不可欠なので、とにかく意地でも(なんなら、伊藤塾の講義を利用せず、大学の授業・基本書を利用してもよいので)基本知識の修得をするようにしてください。そして、論文マスターのほかにもう一つおススメしたいのは、論文ナビゲートテキストを用いた情報の一元化です。論文ナビゲートテキストは、最も長い民法でも200頁程度のテキストです。しかし、制度の趣旨・用語の定義・重要判例・論証などが掲載されており、必要な情報がギュッと詰まっています。基礎マスター・論文マスターで学んだことのみならず、大学のゼミなどで学んだこともこの論文ナビゲートテキストに一元化することで、後から見返すのに時間はかからないのに、必要な知識が再確認できる良質な教材となります。これを見返すことが私の試験直前の勉強でした。一部、古いなと感じる論証があったりしますが、これらを訂正するのもまた良い勉強になるので論文ナビゲートテキストへの情報の一元化はかなり有効な勉強法であると感じます。

◇法科大学院対策について

京都大学法科大学院の入試はの点数は書類点の論述試験の点数で決まります。書類点は基本的に大学の成績と願書によって構成されるとされていますが、自己評価書(いわゆるステートメント)の点数はほぼないに等しいようで、基本的には大学の成績で決まります。ですから、ステートメントも当然真剣に書きましたが重要視していません。また、大学の成績についても京大の学部生と他大学の学部生では差があると聞いていました。以上のことから、私の試験対策は論述試験一本勝負です。とにかく、論述試験で京大の学部生よりも良い点数を取るべく勉強を進めました。京大の論述試験に共通する特徴は、広い範囲から問題が出題されることです。よって、論文マスターをいかに押さえて、見慣れない問題を押さえるかが重要だと思います。以下で各科目の特徴と対策を述べます。まず、憲法の特徴は、例年人権から1問、統治から1問出題されることです。人権は伊藤塾でかなり重要視されている部分ですので特別意識していませんでした。問題は統治です。統治は近年の司法試験での出題が少なく、勉強が薄い部分で、これに時間を割いてもあまり有効ではないと考え、最低限論文ナビゲートテキストにある内容は押さえました。次に民法です。民法はとにかく横断的に広い知識が問われるので満遍なく勉強しました。前年に損害賠償額の範囲が出ていたにも関わらず、私の年でも似たような出題をされたので大学が差がつく論点だと考えているかもしれません。そして、刑法も同様ですが、一応総論・各論から1問ずつという特徴があり、こちらも満遍なく知識を押さえることが必要だと思います。商法は通常の既修コースだと商法、手形・小切手法が出題されるという大きな特徴がありますが、3年次入試だと会社法だけです。会社法は条文が膨大なので、最低限論点を押さえた後は、条文をいかに操作するかという点に重点を置いて勉強していました。

早期卒業・飛び入学合格について

私が飛び入学を目指した理由は法科大学院での学びに強い関心があったからです。「私の勉強法」からもわかる通り、私は講義を受けるのがとにかく苦手です。じっとしているのが我慢ならないのです。一方で、法科大学院の既修は基本的に少人数の双方向授業が行われるといいます。その他にもエクスターンシップや模擬裁判などワクワクする授業がいっぱいです。そのような環境に身を置いて、法学を改めて勉強してみたいと思ったのが最も強い動機で、飛び入学にこだわるつもりはまったくありませんでした。もっとも、伊藤塾のおかげで学部成績が良かったのは幸いで、受験資格を得ることができました。

おわりに

私は大学1回生の時に伊藤塾に入塾しましたが、少ししか勉強せず、本格的に試験を目指し始めたのは3回生になってからでした。しかし、その少しの勉強で学部成績は大分良くなりましたし、そこから勉強を頑張って飛び入学することができました。いまから伊藤塾に入ろうと考えている大学1回生、2回生の方は私よりよっぽど時間があるはずです。伊藤塾で真剣に勉強すれば飛び入学のみならず、予備試験合格も現実的だと思います。ぜひ頑張ってください。私も大学院・司法試験の勉強を最大限頑張ります。



※プロフィールは2022年度合格時点のものです。