真の法律家・行政官を育成する「伊藤塾」

トップ > 資格・試験一覧 > 司法試験 ( 司法試験予備試験 / 法科大学院 ) > できなくてもヘコまない!そういうところにこそチャンスや伸びしろは残っています! 

できなくてもヘコまない!そういうところにこそチャンスや伸びしろは残っています!

N.Tさん
早稲田大学法学部4年
【合格校】慶應義塾大学法科大学院(既修)、早稲田大学法科大学院(5年一貫型)半額免除、中央大学法科大学院(既修)半額免除、明治大学法科大学院(既修)

学部成績:3.56 /A+:A:B:C=54:43:42:12
受講講座:司法試験入門講座本科生、法科大学院別過去問分析講義,法科大学院別法律科目論文模試

私の「推し講座」私の「推しフォロー制度」合格のカギ(秘訣)
基礎マスター(入門講座)伊藤塾チャンネル(YouTube)ナルシストになること

はじめに

検察官になりたい、という理由から法曹を目指しました。もともと出身が早稲田大学法学部ということもあり、早稲田大学法科大学院を目指していました。しかし、受験して合格発表を経て、上位ローと言われる慶應義塾大学に合格できたので、慶應への進学に切り替えました。伊藤塾が有名かつ早稲田に校舎がある、という理由から伊藤塾を選びました。入塾自体は大学2年生の夏休みですが、本格的に始動できたのは大学2年と3年の間の春休みです。多くの教科を一気に、体系的に学べることが受験指導校で勉強する利点です。そして理解を深めるのは、過去問を解いたり、大学の授業を活用するなどでいいと思います。まずは、多くの教科に触れることが大切です。

私の勉強法

◇基礎学習について

基礎マスターは、とにかく一気に聴き終えること、これに尽きます。そして、一刻も早く論文マスターに入った方がいいと思います。また、特進ゼミ、予備ゼミが良かったです。正直、法科大学院入試までに憲・民・刑・行の論文マスターは一切受講できませんでしたが、上3法は横山講師による、基礎マスター段階での論文指導により、論文マスターを受講し切れていない私ですら合格できました。アウトプットに比重を置き、たまに勉強仲間とゼミなどを組んで交流するといいと思います。さらに、大学の授業を利用して、復習や理論の突き詰めをしていました。大学の勉強と伊藤塾での勉強は両輪、いわゆる相乗効果があったと思います。

◇法科大学院対策について

明治を受け、自分は「取消前の第三者」という典型論点すら書けないのか、と落ち込みました。しかし、すぐ切り替え、ロー入試で出た部分はもう一度重点的に復習して、もう一度出ても完璧に答えられるよう対策し直しました。具体的には、基本書、基礎マスターテキスト、問題研究を使いました。そしてもう一度白紙の状態から書き直してみる、ということをしました。すると、明治の刑事訴訟法で出た「再伝聞」の論点がそのまま慶應でも出ました。そのおかげで、慶應は合格したと言っても過言ではありません。入試の問題こそが1番良問であり、要復習です。

法曹コースカリキュラムについて

早稲田大学法学部の法曹コースは、ロー未修1年目と同じスタイル(基本的には一方通行)でした。教授によっては、短文事例がレジュメに載っていたので、そういった授業では、事前に解いてから授業に臨みました。しかし、予習に追われるということはなく、むしろ復習の方が大事かと思います。

「合格の秘訣」について

受験せずに面接と学部成績のみで合格できるからです。メリットとしては、面接と成績のみで決まるので、早稲田の2日間受験に行かずに済みます。これは、2日間が楽になる、ということもありますが、それだけではなく、国立受験に向け、いち早くスタートダッシュを切れる、ということでもあります。

おわりに

横山クラスの、論文の書き方を基礎マスター段階でマスターできるという方式は大変役に立ちました。特に、上3法は各5回ほど添削もしていただけるので、アウトプットする機会が強制的に設けられるというのが特にいい点でした。周りが大手企業などに新卒就職していく中、法科大学院を目指すのは不安があると思います。しかし、逆にそんな時だからこそ、挑戦している自分はかっこいいと言い聞かせて、受験すら楽しむといいと思います。時間勝負でやや運要素もあるこの試験ですが、楽しんで受験して欲しいと思います。



※プロフィールは2022年度合格時点のものです。