不遇な少年たちを助けてあげる法曹になりたい
![]() |
S.Oさん |
---|
学部成績:2.2 /優:良:可=51:43:16
受講講座:司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング など
私の「推し講座」 | 私の「推しフォロー制度」 | 合格のカギ(秘訣) |
---|---|---|
論文マスター(入門講座) | 法改正対応 | モチベーション維持 |
はじめに
僕が、法律家を目指したきっかけは、高校二年生の時でした。私は、テニス部に所属していたのですが、その中の部員は25人と少数の部員から構成される小さな部活でした。その中でも、ある一人の少年A君は、県大会に出場できるような猛者であり、とても社交的で仲間たちからの信頼も厚い人でした。私もその子とは、仲が良く友達のように思っていました。しかし、ある日その少年の未来を変えるでき事が起きました。それは、少年A君の親が、詐欺を行っていたことが発覚し、民事訴訟を提起されており、多額の借金を抱えてしまったということでした。その後、少年の人生は大きく変わり、親の責任であるのに彼は、大会に出場できず、みんなからも疎外され、挙句には部活動にも参加できないほどの仕打ちを受けました。その後、噂は噂を呼び、学校のクラスでもいじめの対象になり、最終的には不登校になりました。この時の僕には、力もなく、彼を助けることができませんでした。この時、なぜ彼の親が詐欺を行ったことは悪いことですが、少年A君がいじめられるのかと憤りを感じました。どうして、みんなは彼を支えてあげようとしないのか、他の親も関わりを断つようなより彼のことをいじめる行動をとるのか理解できませんでした。だから、このような不遇な少年たちを助けてあげる存在になりたい。そのため、高校三年生の春に理系から文転し、法曹を志し、これが私の法律家を目指したきっかけです。
私の勉強法
◇基礎学習について
基礎学習について、僕は、全体像を見渡すかを重要視して学習に取り組みました。なぜなら、法律を勉強したことがある方又は体系マスターを受講した方ならわかる通り、民法や刑法など、ひとつの科目であってとても膨大な量の学習量が必要であることがわかると思います。そして、それらの学習をするときには、学習を進めていくうちに、前の分野を忘れてしまい、その場所に戻って勉強して、忘れて戻ってを繰り返していたら、前には進むことはできず、結局全範囲を終わることはできません。それでは、無限に進まない学習を進めるような、ゴールの見えないマラソンをしているような気分になってしまい、モチベーション維持が困難となり、挫折してしまう可能性があると思います。また、全体を見る前では、その科目における重要部分と些末な部分の判別もつかず、些末な部分に注力してしまい本質的な理解を促すような勉強できなくなってしまう虞もあります。そのため、前回やった範囲を覚えていないことがあったとしても「後で復習するから大丈夫」と割り切って、早めに全体像を見渡してから、その全体像を踏まえて、知らないところや理解の浅いところ、忘れてしまったところを復習するようにしていました。
◇法科大学院対策について
法科大学院の受験対策として重要なことは三つあると思いました。
1.論証をおぼえること。特に問研に出る◯◎の論点の論証。論証が院試においては正直大事だと思ってます。試験前に論証を理解するのも、条文と連結させるのも大変な作業で、試験前にやると本当に心折れそうになってしまいます。また、論証を覚えていないと、過去問演習や問題研究の答案作成の時にすぐに答えを見てしまい結局答えうつしで終わってしまい、実践的練習に取り掛かれない虞があります。そのため、論証集を速めに覚えるようにしました。これによって、その論証を書けるようになったというモチベーションとともに答案作成を行うことができますし、論証が頭に入っているという強いメンタルとともに受験前の日程を過ごすことができますので、様々なシナジーを考えて、論証を覚えることは大事です。また覚えるときにもできる限り、内容を理解することを中心に学習することがおすすめです。(具体的には、どの事例、どの事案で使うのか、どの条文のどの文言かは押さえておくと後々いい思いできると思います。僕は、問研の事例見たら論点がすぐ出てくるようにして、条文から離れないようにやってました。)
2.早く論文に書き慣れることが必要だと思います。なぜなら、個人談になってしまうけれども、論文の自分の答え読んでみると、読みにくかったり、相手に伝わりにくかったり、他にもここの部分上手く描けないなって部分が多くあったという経験があります。そして、このような論文の書きなれは一朝一夕で結びつくものではなく、たくさん答案をかく長い練習の中で、その答案の流れや型が自分の血肉となってはじめて、法科大学院受験者答案として地に足が着くと思います。そのため、早めに上述した論証を覚えて、答案練習するほうが良いと思います。もっとも、答案の各頻度について、僕は、本番1ヶ月前から論文を書きはじめるという暴挙に走り、一日二答案書くはめになりました。なので、早めに答案を書く練習をするため、2日に一回答案書いて、他の日は、答案構成するのがいいと思います。一日一答案では、心理的負担も大きいかもしれません。
3.志願者理由書の内容を早めに書くこと、教授の推薦状相手を早めに探しておくのが良いです。志願者理由書が、受験期とかぶり、意外と鬱陶しい気持ちになった記憶があります。もう出てるとこもあるかもしれないから、早めにやるのがいいかもしれません。僕は、3校受けましたが、明治が1600字手書きであったり、、慶應は、4000字ぐらいWord作成等(文字数は自己の分量で前後します)試験前にやるには、本当に苦痛で精神的にやられました。また、作成時期も明治大学大学院の試験直前に出願があったりと、提出時期と受験期がかぶることもありました。そのため、できる限り早めに着手しておくのが適切だと思いました。もっとも、推薦状については、正直あってもなくてもそこまで成績評価には関係してないとは思いますが、受験は一定のラインまでくれば、メンタルも重要な資質であると思いました。推薦状があって不安になるならば、効果は薄いけれども書いてもらい安心して受験するほうがメンタル的に良いと思います。なので、心理的負担を限りなく少なくしたいので、推薦状は本当にオススメしています。また、講師とのコネクションにもつながる面もありシナジーも大きいので、早めに推薦状を書いてもらう方を探すのが良いと思います。
おわりに
伊藤塾を利用してよかったと思う点は、はやり伊藤塾ユーザーの多さだと思います。学校内にも伊藤塾ユーザーが多かったことから、同じ論文マスターの話をすることができ、それの効果的学習法だけではなく、どのようなペースで学習をしているのかなどを知り合うことができるとともに、同じ内容をこなしているからこそ他人が自分の学習の指針になっていることも多くあり、弛むことなく学習のモチベーションを維持することができました。また、論文マスターのランク付けは非常に適格で、法科大学院入試の問題を見てもわかる通り、伊藤塾のA及びB+の論点でほとんど全て網羅されていて、法科大学院入試の対策を非常に効率的かつ最短で行うことができました。さらに、伊藤塾長クラス等の論文ナビゲートテキストでは、論証がコンパクトかつ的確に記載されており、理解しやすいそれだけではなく量も少なかったため、効率的に勉強できました。これらの点が伊藤塾を利用してよかったことだと思います。