真の法律家・行政官を育成する「伊藤塾」
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緊張した学部試験も伊藤塾の基礎マスターでカバー

Y.Tさん
北海道大学法学部3年 
法曹コース
5年一貫型合格

【合格校】
北海道大学法科大学院(既修)法曹コース5年一貫型

予備試験受験経験あり法曹コースで合格

学部成績:3.42 /S:A:B:C=17:16:32:4

受講講座:司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング、予備試験論文直前答練+全国公開論文模試

私の「推し講座」私の「推しフォロー制度」合格のカギ(秘訣)
論文マスター(入門講座)試験情報提供(マイページ・メールなど)努力

はじめに

私が法律家を目指したきっかけは、高校の時に交通事故にあった際に相手に過失があったに関わらず、一方的に私の過失であると主張されて連絡先を教えてしまったことである。この経験から社会のルール、私の体験の場合ではまず、警察を呼んで当事者間では個人的にやり取りをせずに保険会社を通して対応するといったことを実施することが大切であり、そのためには社会における常識、ひいては法律を知らなければそれらの対応はできないと思い、法学部へ進学した。そして大学の勉強を社会で活かす職を考えた時に、法律家が最もそれを活かせる職業であると思い目指すようになった。そして、そのために受験指導校に通おうと考えた時に受験指導校の中でも司法試験、予備試験の合格実績が高い伊藤塾を選択しようと思い伊藤塾を選んだ。伊藤塾では大学の授業とは異なり教授の個人的な研究ではなく、通説的な学説を学べるため司法試験合格を目指すには最短経路であると思う。

私の勉強法

◇基礎学習について

まずは講義を全て受講することが大事であると思う。講義を受けている中で必ず理解が難しい分野があると思うが、その際にそこで立ち止まってしまうのではなく取り敢えずは疑問としてストックしておく程度にとどめておいた方がいいと思う。たしかに疑問を持った点を深く勉強すればその分記憶にも定着して、その分野が苦手ではなくなるといったメリットもある。しかし、それを続けてしまうと学習が思うように進まなくなり特に予備試験の短答式試験のような広く浅い知識が求められるような試験においては効果的ではないように思う。基礎マスターでは学説に関して紹介はされるが、ある程度選択すべき学説を指定されるので大学の授業や基本書のように、選択すべき学説がわからなくなり迷子になってしまうことがないため司法試験、予備試験を最短で合格しようとするならば非常に効果的であると思う。テキストでそれぞれの分野の論点もピックアップされているので論文試験の際や、大学の期末テストで事例問題が出た時に、何を書いていいのかわからないということがないのでテキストの通読も有効な学習方法であると思う。また、論文ナビゲーションテキストの論証は趣旨など規範以外のことも記載されているので、論文試験だけでなく短答式試験でも未知の問題が出た際に使えるので暗記してしまうのも一つの手であると思う。

◇法科大学院対策について

北海道大学法科大学院の私が受験した試験は各学期の成績が3分の2、残りが面接の点数であった。そのため、各学期の方の試験で良い成績を残さなければならず日々の学習が特に重要であった。しかし、大学の授業と試験の日程は必ずしも噛み合ってはおらず、予備試験の短答式試験と期末テストの勉強時期が重なっており、後者の方に多く時間を割いていたため、予備試験の勉強に時間が割けないということも多々あった。その際に、大学の成績も大事であるが、ある程度は伊藤塾の基礎マスターで勉強した内容が活かせるので大学の期末テストの勉強時間を圧縮して予備試験の勉強時間に割くことができた。また、大学の期末テストで例年は出題されていなかった選択問題が出た際には過去問も異なるため動揺しかけたが、予備試験のために短答の勉強をしていたので難なく対応することができた。面接試験では法曹を志望した理由や理想とする法曹像などの質問に時間が割かれたが、その際も基礎マスターで学んだ知識から法的な説得的な説明ができたように思う。北海道大学法科大学院の受験にあたり、私が受験した5年一貫型の試験は論文式試験がない代わりに、普段の成績や面接があるため試験前にだけ集中して勉強すれば良いというわけではないので継続的な学習習慣を身につけることが大切だと思う。また予備試験の結果も提出することができるので、その点では予備試験の勉強が直接活かされるので早い段階で予備試験の勉強を始めた方が良いと思う。

予備試験との平行受験において法科大学院入試で工夫したこと

面接及び学部の成績で合否が判断されるため、法科大学院の受験で何か特別な対策をしたというわけではなく、友人に面接の練習に少し付き合ってもらう程度の対策しかしなかった。それよりも学部の成績を少しでも上げるために期末試験前の方が緊張した。期末試験前は伊藤塾のテキストを適宜参照しながら講義のレジュメを読むなどして勉強した。また、期末試験の論述問題では論文マスターの知識を活かして解答することができたため論文マスターの学習の復習もした。

「合格の秘訣」について

私は少しでも早く実務家として仕事をしたいと考えたので5年一貫型の試験を受けた。5年一貫型の試験のメリットはまず、少しでも早く司法試験の受験資格を得られることにあると思う。これにより学費や生活費を浮かせることができるので金銭的な負担をかなり軽減することができる。また、普段から時間があまりないため緊張感を持って集中して勉強する環境を設定することができる。デメリットはバイトなど他の活動の時間が制約されてしまうことにあると思う。やはり、普段から良い成績を維持しなければならないので勉強時間が必要で他の時間がなくなってしまう。普段の学部の試験は伊藤塾の基礎マスターでおおよそカバーできていたので試験前に焦ることなくゆとりを持って試験に臨むことができた。

おわりに

伊藤塾の講義は大学のテストでも非常に役立ったので法科大学院の試験でも役立ったため良かったと思う。学部の成績を維持するのに、一癖も二癖もある教授を相手にしなければならないため一筋縄ではいかないこともままあったが、やはり基礎マスター、論文マスターでの学習内容を活かすことで何とか対応することができた。法科大学院に入学してからも現在の学習習慣を維持しつつ、予備試験、司法試験の合格に向けてさらに勉強して早期の合格を目指していきたい。

私はコロナ禍で学習を始めたので周囲に同じ伊藤塾の生徒が多くいたわけではなかったが、現在はコロナ禍も落ち着いてきたと言えると思うので周囲の人と積極的に関わって切磋琢磨していくのも一つの手であると思う。ただ、やはり試験は個人戦であるので周囲の人の悪影響を受けないためにも、ある程度自分の学習スタイルを確立することも必要であると思う。法科大学院の試験は司法試験、予備試験の勉強と完全に同じわけではないので大変だと感じることもあるかもしれないが、身につけるべきものは究極的には同じなので頑張ってください。



※プロフィールは2023年度合格時点のものです。