基礎マスターで初めて法律を理解できた感覚を得た
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J.Kさん
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学部成績:3.33 /A+:A:B:C=10:46:49:16
受講講座:司法試験入門講座本科生+予備試験 全国公開 短答模試、予備試験 論文直前答練+全国公開論文模試
私の「推し講座」 | 私の「推しフォロー制度」 | 合格のカギ(秘訣) |
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呉・基礎マスター(入門講座) | 法改正対応 | 論証暗記 |
はじめに
法律家を目指したきっかけは、人々の助けとなる専門職に就きたかったかからです。専門家として働く仕事の中に法曹があり、法律の知識を要する場面が全ての人に必ずあることから、そのような時に助けになれる存在になりたいと感じたからです。志望校を選んだ理由は、ある程度の司法試験の合格率があるところと考えて選びました。中央と慶應はどちらも併願先ですが、それぞれ受験者層が違うと思うので、自分の現段階のレベルではどこに合格できるのかという観点から段階を踏んで受験校を選びました。伊藤塾を選んだ理由は周りも受けてたからという理由と、予備試験合格に実績があったからです。入塾した時期は大学3年の10月の終わりで、それまで部活をしていて、引退したので入塾しました。利点は効率よく勉強できるところです。結局受験者の多くが受験指導校に通ってるので、受験指導校で学んだ知識を活用できれば合格という基準があり、何をやったらいいのかわかりやすいことだと思います。大学受験と一緒です。
私の勉強法
◇基礎学習について
私は試験向けの法律の知識をほとんど伊藤塾で入手しました。大学で授業のために買った基本書は少し開いてすぐに本棚行きでほとんど見てません。何を覚えたらいいのか、何を理解したらいいのか、基本書を読んでもわからず意味がなかったです。ですが、基礎マスターでは覚えなければいけないところをマーカーで引いたり、ランク付けをするので、ここを覚えればいいんだということがわかり、はじめて法律を理解できたという感覚を得ることができました。また、論文の書き方は論文マスター(問題研究)がなければわからないので、形式を身につけるという点で論文マスターはとても有用だと思います。特に商法は問題研究の論証部分と論証の順番の暗記だけで乗り切れました。
◇法科大学院対策について
私立の法科大学院入試は論証が大事だと思います。当てはめまでできる受験生はほとんどいません。実際、当てはめを判例とは違うことを書いてしまいましたが受かってました。論点を見つけることと、論証をきちんと書くことのトレーニングが大事だと思います。
<中央ロー>過去問で出てくる範囲の把握は大事だと思います。(民訴だったら既判力とか)正直私は勉強をはじめたのが遅く、予備の短答の勉強ばっかりしてたので、論文の勉強が進んでいませんでした。そして2日前になって民訴と商法の論証の暗記はせめてしようと2日間で、出そうな論点を絞り込んで詰め込みました。
<慶應ロー>中央ローとほぼ同じで、過去問から出る範囲を把握し、勉強する範囲を絞り込みました。また、慶應は中央より予備試験に似た問題が出るので、予備試験の勉強をすれば必然的に慶應ローの対策になります。時間が足りないとなることが多いと思うので早く論点を見つけて早く論証を書き起す練習が必要だと思います。そして憲法は予備試験が判例聞いてくるようになったのに合わせて、慶應も判例を聞くようになった可能性があるので、今後も判例を聞かれることを念頭に判例を覚える必要性があるのかなと思いました。
予備試験との平行受験において法科大学院入試で工夫したこと
論点を見つけて、規範を立てて、当てはめをする。やることは一緒です。予備試験の方が問題が難しいので、予備試験の問題を解けるように勉強してると、いつの間にか法科大学院入試合格レベルの実力がついてることになります。予備試験の方が科目が多いので、法科大学院入試にない科目は時間の無駄と感じてしまう時は辛くなりますが、法律は相互関連性が強いので、無駄ではないと思います。
おわりに
伊藤塾がなければ、何を勉強していいかわからず、合格していなかったと思います。まだまだ未熟で法曹として必要な知識も論理的思考力もないので、法科大学院でそのような素養を身につけていきたいと思ってます。