ipadの利用でスキマ時間を上手く活用できました
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M.Hさん
法曹コースで合格
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学部成績:3.6 /A+32,A52,B47,C5
受講講座:司法試験入門講座(本科生)、予備試験 全国公開 短答模試、予備試験 論文直前答練+全国公開論文模試
私の「推し講座」 | 私の「推しフォロー制度」 | 合格のカギ(秘訣) |
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論文マスター(入門講座) | 質問制度 | 過去問分析 |
はじめに
私は高校生の時に、「suits」を見て弁護士という職業に興味を持ち、法曹は女性として仕事と家庭の両立が可能である専門職である点や会社員と比べて自己の意思決定に基づいて働くことができる点に魅力を感じ弁護士を目指すことを決めました。そして、すぐに伊藤塾のガイダンスを訪れ、伊藤塾長に惹かれて伊藤塾に入塾しました。高校生の時からゆっくりですが基礎マスター論文マスターを進め、大学院入試には出願した大学院全てに合格することができました。
私の勉強法
◇基礎学習について
個人的に一番勉強の効率が上がったのはiPadの導入です。自宅の外でしか勉強しないので、毎日重い教科書を運ぶだけで辛くて勉強へのモチベーションが下がっていました。しかし、思い切って昨年紙ベースから全て電子化したところ、場所を問わず食事中、通学中、ジムでのウォーキング中、半身浴中といかなる場合にも勉強することができるようになり勉強に充てられる時間が格段に長くなりました。また、基本的なことですが復習を欠かさず毎日していました。論文マスター段階では、午前中は昨日暗記した論証の復習、昨日解いた問題の答案構成を行い、午後は新たな論文の問題を解き、隙間時間に論証を暗記する方法で勉強していました。さらに2回解いても上手く答案構成ができなかった問題についてはマークをつけておいて、テキストが一周した後にもう一度解くようにしてどの問題が本番出ても他の受験生の平均レベルの答案は作れるように意識していました。
◇法科大学院対策について
<慶應義塾大学法科大学院>
基本的には問題研究を解いていました。直前の2週間は過去問を一緒に解いて時間配分や頻出の分野などを確認しました。同じような論点が2、3年に一度問われていたりするので過去問に出てきた問題は確実に点を取れるようにしました。大体8年分くらい答案構成を作って、公開されている出題趣旨を確認するという方法で勉強しました。
<早稲田大学法科大学院>
基本的には問題研究+7、8年分の過去問を解くという方法で勉強しました。
予備試験との平行受験において法科大学院入試で工夫したこと
予備試験に向けて勉強していれば法科大学院入試は簡単と言えると思います。特に慶應や早稲田は予備試験に比べて典型論点ばかり出題されるし、書いて欲しいことへ誘導してくれるような出題をしてくれます。そのため、予備試験に向けて勉強している人は、特に法科大学院入試に向けて特別な勉強は不要で、過去問を問いて出題形式や時間配分の間隔をつかめば合格することが可能だと思います。その意味で予備試験に向けた対策は法科大学院入試に100%役立つと言えると思います。
法曹コースカリキュラムについて
法曹コースは法科大学院の中でもレベルの高い講師が授業を提供してくれます。なので、すごくわかりやすい上に授業に出ていればテストで点数を取ることもできるので、ちゃんと受けてちゃんと良い成績を取っておくのが良いと思います。伊藤塾で勉強していないような教授特有の論点や、判例通説以外の学説についても詳しく解説してくれるので有意義な授業であると言えると思います。またきちんと法曹コースで成績を取っていれば、成績と面接だけで3年卒業して法科大学院に行けるので出席して教授に好かれる答案を書いておくべきでしょう。
「合格の秘訣」について
早稲田大学の開放型の受験のメリットは科目数が少ないことにあります。憲法民法刑法の3科目だけでいいので予備試験後3日くらい過去問を勉強しただけで合格できました。伊藤塾で予備試験に向けた勉強をしていたので、これが役立って特段法科大学院入試に向けた勉強をせずとも合格することができました。さらに、早稲田大学の開放型は学費の減免を受けられる合格枠もあるので出願資格のある方はぜひ応募すべきだと思います。
おわりに
伊藤塾は論点や事例問題のランク付けを行ってくれるので効率よく重要部分を自分のものにすることができ、これが大いに法科大学院入試に役立ったと思います。限られた時間の中で何度も重要部分を繰り返すことは伊藤塾を利用していなければできなかったと思います。法科大学院に進学してもさらに問題研究を解き続けて司法試験上位合格を目指したいと思います。