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フォローサービスが充実していて、困難な時も学習継続できた

B.Nさん
中央大学法学部4年


【合格校】
東京大学法科大学院(既修)
中央大学法科大学院(既修)

予備試験受験経験あり

受講講座:司法試験入門講座(本科生)、予備試験 全国公開 短答模試

私の「推し講座」私の「推しフォロー制度」合格のカギ(秘訣)
論文マスター(入門講座)カウンセリング制度(合格者・講師など)全体像の把握

はじめに

大学入学当時コロナ禍だったこともあり、このような時間を将来のために有効活用したく、資格の勉強をしようと考えました。そんなときに、司法試験は、私の環境でもっとも身近なものであったこともあり、興味を持ち始めました。同時に、社会問題の多くは、法律問題が関わっているという意識が強かったこともあり、法律家を目指すきっかけとなりました。
志望校を選んだ理由としては、将来は都内で働きたいと思っているため、東京都内の法科大学院を受験しました。その際、司法試験合格率や法曹になった卒業生の数なども参考にしました。また、学生の環境や施設の環境など、自分自身に合うような法科大学院を選択するようにしました。
受験対策として伊藤塾を選んだ理由は、司法試験受験業界で、最も有名で、合格者の多くが利用していたためです。私は大学2年生の6月頃に入塾しました。伊藤塾では勉強の指針があらかじめ決められているため、勉強方法で迷うという時間がなくなります。司法試験は、長期的な試験であるため、勉強方法は結果を左右する非常に重要なものであると思っております。そのため、勉強方法で迷わず、最短距離で合格に進めるという安心感は、最大の利点の1つであると思っております。

私の勉強法

◇基礎学習について

・学習のポイントや勉強方法
法律の勉強は、とにかく全体像を知ることが非常に重要であると考えております。最初はわからない部分があっても、勉強をするにあたってわかってくることはよくあることです。だから、わからない部分があっても立ち止まらず、なるべく早く全体の勉強をしてしまうことが重要であると思っております。私も、勉強開始時には、全体像を把握するのに非常に時間がかかってしまい苦労したので、初学者の方には、ぜひ意識して取り組んでいただきたいです。
勉強方法としては、基礎マスター終了後、論文マスターを受講するという一般的な受講方法です。論文マスターに関しては、難しい部分も多々ありますので、まずはナンバリングなどの形式面を意識しつつ、論文の体系から理解をしていくと、より中身を含め全体の理解が進むと思います。

・基礎マスター、論文マスターについて
基礎マスターは、最初の法律について広く学び、全体像を把握するという点で、その後の論文の学習を効率的に進めるのに役立ちました。
論文マスターは、論文の基礎から応用まで全てを学ぶのに役立ったと思っております。というのも、短文の問題等では、主に論文の体系や論点の抽出の仕方などを学ぶことができます。また、予備試験の過去問なども掲載されているため、実践感覚を味わうことができると同時に、レベル感を知ることができます。
特に、論文マスターは、何度も繰り返すことで論文の基礎的な書き方を理解し、その後の細かな知識や言い回しなどを理解していくことをおすすめしたいです。というのも、基礎マスター段階である程度知識を理解したとはいえ、論文マスターは、難しい問題もあります。そのような問題は、最初の段階で理解することは時間をかけても困難な場合があります。そのため、何度か繰り返すことで、徐々に理解し、時間を節約し、また楽しく学習を進めることができると思います。

 

◇法科大学院対策について

どの法科大学院についても、直近2年分ぐらいを解きました。そのことにより、法科大学院入試の試験傾向をつかむことができると思います。
また、全体的に、試験時間は余裕がないため、時間を測り、本番では書き切ることを意識して、過去問演習に取り組むことが合格の鍵だと思います。
また、法科大学院入試で、他の大学院と似た問題が出ることがあったので、受験した法科大学院の問題も復習することは非常に重要であると思います。

<各法科大学院ごとの対策>
・中央大学法科大学院
過去問を2年ほどやり、先輩等に添削をしていただくことで、本番の試験に備えました。民法、憲法、刑法と民訴、刑訴、商法とで、点数配分の違いはあるものの、まんべんなく勉強することが重要だと思います。
・東京大学法科大学院
行政法が新たな出題されるということで対策をしました。問研の行政法を周回することで、理解に努めました。また、試験は時間的に余裕があるので、基本的な問題については、完璧に書けるぐらいのレベルにするとよいと思います。

 

予備試験との平行受験において法科大学院入試で工夫したこと

基本的には、予備試験の範囲を学習していれば、法科大学院の試験範囲は網羅できました。というのも、法科大学院で出題される論点は、だいたい問研で取り扱っているものであるからです。

また、問研のA,B+の問題は、繰り返し解くことは非常に重要です。というのも、A、B+の問題をやっていれば、だいたいの法科大学院入試の答案を書くことができるからです。特に、Aランク問題については、完璧にするくらいでいけば、法科大学院入試は、乗り切ることができると思います。

また、短答式試験への対策をすることで、法科大学院にもつながる基礎的な知識を修得することができると思います。

おわりに

勉強方法について迷うことがなかったので、効率よく、またストレスなく法律学習を進めることができたと思います。
また、ゼミやカウンセリングなど、フォローサービスも充実しているため、困難な時でも継続して学習をすることができたと思います。
さらには、論文マスターを通して、論文の基礎的な書き方を学習することができたので、役立ちました。

法科大学院入学後は、実務的な内容も含めて、学部時代では学ぶことができなかった内容のものにも、積極的に挑戦したいです。将来的には、企業法務に携わりたいのと思っているので、その分野の学習は、法科大学院で深めていきたいです。また、引き続き、予備試験、司法試験の合格に向けて、学習を行っていきたいと思います。



※プロフィールは2023年度合格時点のものです。