良質な教材と受験指導に秀でた一流講師の指導。限られた時間で効率的に勉強でき、在学中合格
I.Cさん
東京大学法学部 4 年在学中
※プロフィールは、2015年合格時点のものです。
はじめに
勉強を始めた当初は、必ずしも法曹への憧れがあったわけではなく、自分に合わなかったら後で国家公務員志望に転向すればいい、くらいの気持ちで臨んでいましたが、だんだんと法律の勉強が自分に合っているような気がしてきて、勉強が楽しくなりました。
私がとった勉強方法
基礎的な法知識・法理論の修得について
私の大学の前期課程では法律科目をほぼ扱わないため、基礎的な法知識はまず伊藤塾の基礎マスターで修得しました。私は在宅で伊藤塾の講座を申し込んでいたのですが、いつでもどこでもインターネットで講義を聴け、効率的に勉強を進めることができました。
2年生の冬学期の学部期末試験に合わせて、論文マスターも並行して聴き始めました。それ以降、論文マスターは学部試験科目に合わせて進めていくことになり、全て聴き終えたのは3年生の11月になってしまいました。この論文マスターこそが、予備試験最終合格、とりわけ論文式試験合格に大いに貢献してくれた教材だったと思います。論文マスターでは旧司法試験の問題が扱われ、1科目50問程度も過去問を解き、解説を聴くことができます。解説を聴く前には、基礎マスターの該当箇所を読み返して、論点を思い出す、ということくらいはやっていました。講師による解説講義も秀逸で、書き込みをした論文マスターの教材は、学部期末試験前や予備論文の直前期を含め、何度も読み返すことになりました。加えて、私の期の論文マスターでは論証パターン集が教材として配付されたのですが、これが私の予備試験対策で最も利用することになった教材でした。論文マスターでの講師の指摘を論証パターンに書き込んだうえで、演習書等の記載も加えて自分用に改編していく、という作業を行っていました。まさに、「情報の一元化」であり、私は持ち運びしやすい論証パターンを一元化の素材として使っていました。与えられた教材をそのまま使うのではなく自分で適宜改良するのであれば、かなり有用な教材といえると思います。繰り返し復習することで、典型的な論証はすぐに吐き出せるようにしていたことが、予備試験合格につながったと思います。
短答式試験対策について
短答対策としてはとにかく過去問を繰り返すことだと思います。過去問で間違えた問題は判例六法に書き込みをし、情報の一元化を図りました
論文式試験対策について
私は基本書をほぼ持っておらず、勉強する中で疑問が生じたら図書館で基本書を辞書的に参照する、という程度だったのですが、演習書は論文前にいくつかこな しました。論文マスターの教材である問題研究も、全科目復習しました。全ての問題を答案構成で済ませていましたが、その分限られた期間で全ての問題に目を 通すことができました。
口述試験対策について
まさか論文に受かっているとは思っていなかったので、口述対策は実質的に論文合格発表後から始めました。口述模試も受験しましたが、実際にどのような感じで問答が進むのかのイメージを持てたうえに、なかなか市場で出回っていない過去の再現答案集を戴け、かなり有用でした。
最後に
伊藤塾なくして私の在学中予備試験最終合格はありえませんでした。良質な教材と受験指導に秀でた一流講師のご指導のおかげで、限られた時間で効率的に勉強でき、予備試験に合格することできたと思っております。まだ夢の途中ですが、与えていただいた教材をフルに活用して、来年合格を勝ち取りたいと思います