完璧を追い求めずにある程度理解したら、とにかく先に進むことを意識
◆ 受 講 講 座 /司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング、予備試験答練パック、予備試験論文直前答練+全国公開論文模試など
◆法科大学院合格校/慶應義塾大学法科大学院(既修)、早稲田大学法科大学院(既修)全額免除
※プロフィールは、2019年合格時点のものです。
はじめに
高校時代から法律家になりたかった私は、大学2年生の7月頃に伊藤塾に入塾しました。当初は予備試験ではなく法科大学院ルートで司法試験を目指すつもりでいましたが、大学の先輩から、法科大学院入試では予備試験を目指している人と競うことになると聞き、慌てて夏に入塾しました。
私の勉強法
基礎マスターを、短期間で試験科目全体を見通すことができたのは、非常によかったと思います。講義のなかで講師の方々も仰っていますが、完璧を追い求めずにその場でなんとなく理解して、とにかく先に進むことを意識しました。浴びるように全科目の講義を視聴することを心がけました。
短答対策としては、基礎マスターの入門講義テキストを使用しました。講師がマークするよう指示した箇所は過去問で出題された知識であることがほとんどなので、そこを中心に学習をしました。また、短答答練も受講しました。4週間に渡って、本試験のタイムスケジュールで短答式試験を受けることができ、自信になりました。
論文の書き方のイロハは、論文マスターで学びました。論文ナビゲートテキストに論証を自分好みに修正したり差し替えたりするとともに、載っていない論点を加筆したり、論証を導く問題提起の仕方、あてはめの方向など、ありとあらゆる知識を書き足していきました。論文式試験の本番も自分で加工した論文ナビゲートテキストだけを持って会場に行きました。アウトプットについては、コンプリート論文答練と直前答練を受講すると、各科目につき重要な分野について一通り答案を書くことができるので、自信になります。
口述試験対策は基本的には基礎マスターで使用する入門講義テキストを使用しました。特に、民事訴訟手続や民事保全、民事執行については細かく書かれているので非常に重宝しました。また、口述模試も受講しました。本番同様に2対1の面接形式で受けられたのは、よかったです。
おわりに
伊藤塾を利用するメリットのうち特に重要なのは、予備試験受験生の大半が伊藤塾を利用していることだと思います。入塾して、講義を受け、答練などで自分の受講生のなかでの立ち位置を知ることはすなわち、全受験生の中での立ち位置を知ることになると思います。