私が司法試験を目指したのは、法律家になるという小さい頃からの夢を叶えるためです。かねてから、法律家として紛争解決に尽力し、社会の役に立ちたいと考えていました。そのためには、紛争解決の前提知識の習得として司法試験に合格することおよび、早くから実務に出て経験を積みたいと考えたことから、予備試験に合格することを第一の目標としました。予備試験の口述式試験を受験する際には、伊藤塾が主催する口述模試を受講しました。伊藤塾の実施する口述模試は、誘導の仕方などが本番と近いということを先輩から聞き、受講することにしました。
口述試験の対策は10月に入った時点から開始しました。まずはインプットとして民事については、要件事実の基本書(いわゆる大島本)の通読、民事執行・民事保全の概要の学習、法曹倫理分野の学習を行いました。刑事については、基本刑法の通読、刑事手続の流れの復習、法曹倫理分野の学習を行いました。アウトプットとしては、伊藤塾の口述模試の受験や受験生同士で過去問を出し合うなどしました。普段は文章で形式を整えて書く事について、コミュニケーションをとりながら伝える練習はとても重要だと感じました。