はじめに

弁護士になりたいと高校時代から思っており、大学入学と同時に司法試験のための勉強に取り組もうと受験指導校を探しました。他の様々な受験指導校がある中で、私の周りの友人が伊藤塾を選択しており、おすすめされたために、伊藤塾の資料を取り寄せてみました。様々なカリキュラムがあり、迷いましたが、最終的に呉講師の授業を受けてみたいと決意し、申込をしました。最終的に申込をし、講座の受講をはじめたのは、大学1年生の入学から1ヶ月ほど経った時期だっだかと思います。 

私の勉強法

〈基礎学習について〉

1年目は、大学1年生ということで、新たな大学生活に慣れるのに必死で、司法試験の勉強は、とりあえず講義を聴くことに徹底していました。とにかく講義を聞いて、復習して、の繰り返しをしていました。在宅受講ということで、自分の都合のいい時間に講義を聞く、という生活をしており、復習をする時間が十分に確保できない時もありました。そのためもあり、私は、基礎部分の土台の確立が疎かになってしまったことが反省点だと認識しております。もっとも、基礎マスターを聞いた後にすぐに論文マスターで実際の問題に触れてみることで、その科目毎の面白さ、特徴がよくわかり、各科目に対する苦手意識をあまり抱かずに勉強を進められたと思います。反省点としては、論文マスターにおいて、答案構成を疎かにしてしまっていたことから、初期段階においてその点につき手を抜くべきではなかったと感じております。

〈論文学習について〉

呉講師の授業は、基礎→論文という形で進められており、基礎知識を詰め込んだ状態で直ぐに引き出してみる、という非常に効率的な勉強ができたと思います。もっとも、法律を学びはじめ初期の段階で論文を書いてみる、という行為は、非常に刺激的であった一方、手探り状態となってしまい、こなしていくのに困難を覚えました。しかし、上述の通り答案構成も疎かになった点は否めませんが、感覚をつかむ、という点では非常に効果的であり、これが法的思考を身に着ける良い機会になったのだと思います。全科目を受け終わった2年目の終わりごろ、論文マスターで扱われた問題を自力で解くと、今まで腑に落ちなかった問題も大分理解できるようになっており、成長を感じることができました。最初に論文に触れていたからこそ感じることのできる感覚なのだと思いました。

〈短答式試験対策について〉

まず、講義は専ら短答対策を含めた基礎知識のインプットのために利用しました。動画であることからこそ、わからないところのみを二度再生したり、するなどして理解を深めていくことができました。　
また、一番利用して良かったと感じるものは、伊藤塾生学習支援システムです。短答試験の過去問を総ざらいすることができるだけでなく、解説も詳しいことから、類似の問題にもきちんと対応できるような知識を身につけることができました。全国公開模試も、現場の感覚や時間などを予め体験できる良い機会となったと思います。

〈論文式試験対策について〉

アウトプットについては、問研が非常に役に立ちました。旧司法試験を解くことで、自分の理解していなかった部分を再度認識し、そこを復習することで、理解が非常に深まったと思います。自分の書いた答案と、答案例を照らし合わせ、どこを改善すべきかも検討することができたことも非常に良い点だと思います。論文基礎答練は、問題が非常に良く、抜けている知識の確認にも役立ったと感じています。

〈口述試験対策について〉

 伊藤塾の過去問集が非常に役に立ちました。質問と答えがわかれているからこそ、答えの部分を隠して、問答練習をすることができた上、受験者のその時の感情を横で確認することができたことから、相場観もわかり、精神的にも安定する非常に良いものであると感じました。

学生生活との両立について

電車通学での隙間の時間に伊藤塾生学習支援システムで短答の練習をしていました。スマホで操作できることから、気軽に問題を解くことができ、非常に便利であると感じました。
WEB受講であることから、自分の生活に合わせた勉強計画を立てることができ、時間に拘束されるというストレスを感じることなく勉強することができたと感じております。私はサークルとアルバイトをいずれも熱心にやっており、あまり勉強に時間が割けられなかったのですが、このような勉強方法があったからこそ、うまくいったのだと思います。

おわりに

最初から最後まで非常に支えられました。特に口述試験では、周囲に練習相手が少ない中、過去問の再現集を全年度分いただくことで、一人でも勉強することが可能となり、とても役に立ったと思っております。予備試験受験一年目でここまで来られたのは、伊藤塾のおかげであると強く感じております。このまま司法試験合格まで、全力で頑張りたいと思います。