論文の実力を激変させたのはコンプリート論文答練をはじめとした質の高い答練でした!

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L.Nさん:早稲田大学法科大学院(既修)2年
◆出身大学/早稲田大学法学部卒業

◆ 受 講 講 座 / 予備試験答練パック、予備試験論文直前答練+全国公開論文模試、予備試験口述模試など

※プロフィールは、2020年度合格時点のものです。

はじめに

私は、冤罪を防ぎたいという漠然とした正義感から、中学生の時に法曹を志すことを決めました。 201910月頃に2020年合格目標コンプリート論文答練を受講するため、伊藤塾に入塾しました。その際、伊藤塾のテキストの解説の詳細さや、解答例のレベルの高さに感銘を受けました。以降は、伊藤塾のテキストをベースにした勉強を続けました。その結果、目標通り2020年司法試験予備試験に最終合格することができました。

私の勉強法

〈短答式試験対策について〉

2020年合格目標の予備試験短答答練、全国公開短答模試を受講しました。これらの教材は、試験本番までに三周しました。短答は、一定の量を飽きるほど反復することが大事です。私は2020年受験の際は予備試験の過去問と、伊藤塾の短答答練、模試以外の教材には基本的に手をつけず、とにかくこれらを飽きるほど解き続け、六法で条文を確認するという作業をし続けました。こうした作業はつらいですが、これをやった人ほど好成績で短答式試験に合格していると感じます。

〈論文式試験対策について〉

コンプリート論文答練、論文直前答練、全国公開論文模試を受講しました。私が予備試験論文式試験に合格できた1番大きな理由は、コンプリート論文答練を受講したことにあると考えています。これは伊藤塾に気を遣っているとかではなく、本当に心からそう思っています。201910月の段階では、ナンバリングの仕方すらままならない状態でしたし、最初に返却された憲法の答案の評価もひどいものでした。しかし、後半になってくると好成績の答案が返ってくることが増え、それがやる気となり、さらに論証等の記憶の精度をあげてまた論文を書き、という好循環を作り出すことができ、答練の終わった頃には論文式試験で戦えるレベルの実力がついたことを確信できていました。64通の良質な問題の答案を書くことを自分に強制できたのが非常に良かったと思っています。

〈口述試験対策について〉

伊藤塾の先輩方の再現集と、伊藤塾の口述模試を利用しました。これらを用いて、論文式試験終了後から、週一程度で友人と口述の練習をしていました。論文合格が分かってからの焦りは周りの人よりは小さかったのかなと思っています。伊藤塾の模試は、本番に近い良質な問題で、しかも参考問答の解説等も充実しており、非常にありがたかったです。

学生生活との両立について

私は、2020年予備試験受験時は法科大学院生だったため、法科大学院の授業・授業の準備と予備試験の勉強の両立をするのが大変でした。 法科大学院の授業は、もちろん予備試験・司法試験に使えるものですが、短答式試験・論文式試験直前期にやるべきことではないものが多いので、うまく自分の勉強時間をとる必要がありました。そのためには可処分時間を増やすしかないと思いましたので、就寝を23時、起床を6時と決め、規則正しい生活を心がけ、常に腕時計をつけて歯磨き・食事等に使える時間を決めて1秒でも勉強時間を捻出しようとしました。こうした小さな心掛けにより、気持ちも勉強する状態になって、学習に集中しやすくなりました。

おわりに

とにかく、コンプリート論文答練・論文直前答練を受講して本当に良かったと思っています。コンプリート論文答練で論文の下地を築き、短答で知識を増やして直前答練で総仕上げをする、という1年間が勝因であることは間違いありません。司法試験まで時間がありませんができることを淡々とやり続けたいと思います。