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大学受験の失敗から一念発起。大学在学中の予備試験合格。

Kさん
大学在学中合格
【予備試験合格時】同志社大学法学部3年

受講講座:司法試験入門講座 本科生+リーガルトレーニング、予備試験口述模試など

法律の学習を始めた理由私の「推し講座」私の「推しフォロー制度」合格のカギ(秘訣)
自尊心を取り戻すため 論文マスター
(入門講座)
カウンセリング制度
(合格者・講師など)
計画性

 

はじめに

司法試験を目指した理由は、大学受験に失敗したことです。1浪して志望校に落ちたので、本当にショックで、自尊心を完全に喪失しました。このままでは生きているのがしんどいと感じ、自分自身を認め、また、両親に恩返しをするために、司法試験を目指すようになりました。 
大学入学と同時に伊藤塾に入塾し、勉強を始めました。伊藤塾を選んだ理由は合格率が高かったからです。ちょうどコロナで活動制限も大きく、また友人に会うことがつらかった私にとっては勉強に集中する良い機会でした。法律の勉強は私に合っていたようで、今まで勉強した内容のなかで一番楽しく感じました。気づくと、司法試験を目指す理由が、「司法試験に合格したい」ではなく、「弁護士になりたい」に変わっていました。

私の勉強法

基礎学習について

基礎マスターは、とにかく遅れないことを意識しました。伊藤塾で、目標とすべき受講ペースも用意してくださったので、それに合わせて受講しました。 
伊藤塾長が、「1周目から完璧にしなくていい」というような趣旨のことをおっしゃっていたので、分からなくてもとりあえず最後まで聴ききることにしました。マーカーとランク付け、覚えるべきところには星マークを付けることで、いったん弱くても土台ができました。始めから全部わかるはずがないので、概略をつかむという点ではこの学習法で良かったと思います。
初めの頃は、受講した部分に合わせて短答の過去問を学習支援システムで解いていたのですが、途中からほとんどできませんでした。本当は、「目次を把握→受講→条文・判例を詳しくみる、短答を解く」というサイクルでできるのが理想だと思います。あと、最終的に試験場に基礎マスターテキストを持っていくことはできないので、論文ナビゲートテキストにランクも含めて情報収集しておけば良かったと後悔しています。 また、この時点で論文答案が書ければ理想的ですが、そんな余力はなかったので、書きませんでした。少なくとも、過去問などを見て、目指す地点は確認すべきだったと思っています。
でも、やはり基礎マスターの段階で完全な予習復習と完全な理解を実現することは難しいと思うので、概略をつかむ・遅れないの意識で良かったと思います。

◇論文学習について

個人的に、論文マスターは私の予備試験合格にとって最も重要で、最も私を伸ばしてくれた講座だと考えています。 
これも、「遅れない」を一番意識しました。でも、基礎マスターとは違って、予習・復習をしっかりこなしました。
・予習
初めの頃は、予習段階で全然起案ができないのですが、講師の◎〇△の指示にしたがって、たとえ論文ナビゲートテキストを見ながらでも必ず予習はするようにしました。もちろん、論文ナビゲートテキストや基礎マスターを見ても分からないものに時間を費やすのは無駄なので、そういった問題については復習に力を入れました。
・動画視聴
マーカーや大切なポイントのメモをしました。数ヶ月後に見ても分かるように意識しました。
・復習
まず、予習した自分の答案や答案構成を模範解答と比べて、足りないところなどを、答案と模範解答に書きこみました。
次に、扱った論証について論文ナビゲートテキストを確認し、情報がなければ書き込みました。
このとき、自分が確認した論文ナビゲートテキストをメモしておいて、翌日に覚えているか確認しました。そして、気を付けるべきポイントやいいなと思った表現はワードにまとめていきました。また、全然手も足もでなかったところは、基礎マスターに戻って復習しました。
できれば、このとき、周辺論点の確認・基礎マスターの復習・判例百選の読み込み・該当範囲の短答過去問などができれば良かったとは思いますが、どうせ後から論文マスターは何回もするので、この程度で十分だったと思います。

◇短答式試験対策について

1年目で不合格だった経験から、とにかく過去問を繰り返しました。
隙間時間・電車:学習支援システム(司法試験の問題も入っていて、記録が残るので好きでした。)
ある程度の時間がとれるとき:法務省のホームページから予備過去問を印刷して本番形式で解く(学習支援システムと違って、肢の正誤を選ぶわけではないし、分野別でないので)
合計で、予備過去問は全て3周→間違えたところはできるまで繰り返し、学習支援システムは全て丸になるまで繰り返しました。
本番にもっていくノートとして、よく出るところ・よく間違えるところをワードにまとめて、基礎マスターの表をコピーしました。これを何度も読み返しました。また、条文の素読にも力を入れました。 
短答模試は本番さながらで良かったです。

◇論文式試験対策について

論文マスターをAランクから順に解き直し、予備試験ゼミで扱った問題も何度も解き直しました。
絶対この問題がでたら落としたくないと思うものについては、完璧に書けるよう何度も答案構成をしました。本番に持っていきたいのは論文ナビゲートテキストだったので、情報を集約し、電車で覚えました。
論文マスターについている過去問答練は、実際にコメントを付してもらえるのでとても参考になりました。自主ゼミを組んで過去問を解き、お互いの答案を見たことは、自分の答案作成で意識すべき点が見えて良かったです。また、論文模試も受けて良かったです。あがり症で緊張すると力が発揮できないタイプなので、論文の緊張感も味わえて良かったです。

◇口述試験対策について

伊藤塾でもらえる過去問の再現は本当に役立ちました。再現答案を真似して、母に主査役をしてもらったり、口述を受ける友人と出し合ったりして、練習しました。耳で聞いて事案を把握すること、瞬時に判断して答えること、自分の考えを口に出すことは、本当に練習が大切だと実感しました。 
口述模試は、弁護士の講師の方々が丁寧に主査・副査をしてくださるし、アドバイスもくださるのでとても良い機会でした。やはり緊張するとうまくいかないタイプなので、緊張を体験できたことは良かったです。

学生生活との両立について

サークルには入りませんでしたが、1年の夏から2年の冬までレンタルビデオ店でアルバイトをしました。週3~4日、1日4~6時間でした。ちょうどコロナで大学の授業はオンラインが多かったので、倍速で見ることにして、午前中とバイトに行くまでの時間を全て勉強に充てました。バイトの休憩時間には論文ナビゲートテキストを見たりしていました。
ここにこんなことを書くべきではないのかもしれませんが、正直、勉強していたらそんなに遊んでられない=時間・お金を使わないので、経済的事情などにもよると思いますが、そこまでバイトに励む必要はないと思います。一定期間バイトすればお金はたまります。私は、バイト先にテスト前だからとシフト調整してもらうのが申し訳なく、精神的にも負担に感じたくなかったので3年になる前にバイトをやめて勉強に専念しました。

おわりに

伊藤塾は、圧倒的な情報量と合格率で、講座や講師も充実しているし、サポート体制もすごく良いです。困ったとき、伊藤塾の方に連絡すれば、アドバイスをくれるのでなんとかなりました。
また、母数が多いので、伊藤塾で必要とされるラインを超えれば、おおよそ受験生のラインを越えられると感じました。 
司法試験を上位で合格して、人々の助けになる立派な弁護士になりたいです。まだまだ足りないところばかりなので、勉強に励みます。



※プロフィールは2022年度合格時点のものです。