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伊藤塾は基礎講義から充実していて、初学者に特に優しい。フォローが手厚いので、誰でも最後までできる。

C.Pさん
大学在学中合格
【予備試験合格時】慶應義塾大学法学部3年

受講講座:司法試験入門講座 本科生+リーガルトレーニング、コンプリート論文答練、予備試験論文直前答練+全国公開模試、予備試験口述模試など

法律の学習を始めた理由私の「推し講座」私の「推しフォロー制度」合格のカギ(秘訣)
人の役に立つ仕事内容 論文マスター(入門講座)法改正対応問題研究周回

 

はじめに

私は2020年度に大学に入学した世代です。いわゆるコロナ世代で、大学入学前の3月頃から日本で流行し始めました。大学入学当初は、司法試験を受けてみたいなぁとか、大学院に行けばいいでしょ、という感覚でいました。一方で、入学してもコロナのせいで大学キャンパスには行けず、かなり暇していました。次第に、このままでは周りの人と差がついてしまうのではないかという不安や、暇すぎて何かをしたいという気持ちが湧き出てきて、入学から丁度2ヵ月後の6月初めに伊藤塾に入塾しました。

私の勉強法

基礎学習について

(基礎マスター段階の勉強方法は塾の本来の方針と離れているので参考程度にしてください)

私は6月に入塾してから一日10コマ分くらい講義動画を見ていました。各講義を聴き終えた直後に1分だけテキストを見直しましたが、それ以外復習という復習はしていませんし、短答問題を解いたことはありません。もちろん、論証を覚えようとか、簡単な論述問題を解いたりもしたことはありません。ただただ講義を視聴し続けました。
基礎マスター講義を聴き終えた瞬間、速攻で論文マスターを視聴し始めましたので、私からは基礎マスターに関してはただ講義を聴いてくださいとしか言いようがありません。もっとも、基礎マスターテキストを使わなかったという意味ではありません。おそらく、各科目5周分くらいは目を通していると思います。短答の過去問を解く際や、論文の勉強をする際に、わからないこと、気になることを見つけた都度、手間を惜しまず基礎マスターを聴きました。特に、短答直前は、基礎マスターテキストを熟読しました。基礎マスターの基礎知識は合格に必要不可欠です。

 

◇論文学習について

まず、論文マスターの講義を視聴します。何をどう書けばいいのかわからなくても、何かがわからなくても、とにかくまず視聴しました。論文マスターの講義を聴く前に、基礎マスターテキストを読み、答案構成をしてみて(最初は答案構成すら全くできませんが、白紙のまま講義に挑みます)、その後とにかく講義を視聴します。そんなこんなで講義を全部消化し終えると、それだけで答案の型や論文に対する考え方がわかり、答案構成できるようになってました。
あとは、ひたすら論文マスターテキスト、通称問題研究を周回し続けます。問題研究の問題をフルケースで答案作成したことはありません。全部答案構成ですが、各5周、重要な問題は7周くらい繰り返しました。同じ問題をただただずっと繰り返し続けました。

◇短答式試験対策について

短答の勉強は、基礎マスターテキストを熟読することと、短答の過去問をすることだけです。例年、短答は5月にあるのですが、私は1月に入ってから短答の勉強を始めます。初受験の年も1月に短答の勉強を始めました。ひたすらに短答の過去問を解くのですが、1周目はかなり時間を使うので注意です。全部解き終えるのに4月末までかかりました。
試験までの残り2週間で、間違えたところだけを2周、3周しました。一般教養の勉強はせず、これだけで短答は合格しました。
過去問は紙媒体を使用しました。紙媒体だと、過去に何回どの問題を間違えているのか、印を付けられる点で優秀です。問題ごとではなく、肢ごとに間違えた箇所に印をつけ、徹底的に確認します。だからこそ、一周目は時間がかかりますが2周目以降は負担がかなり軽減します。短答の答練や模試はしていません。ただ、短答の勉強をする前に論文の勉強をしていましたから、それが活きました。論文の勉強こそ、短答の一番の対策になるものと確信します。

◇論文式試験対策について

私が使った論文の教材は、論文マスターテキスト(問題研究)、論文マスターの答練、コンプリート論文答練、直前答練、そしてわからないところの確認のための基礎マスターテキストだけです。勉強方法は、問題研究と心中するつもりで問題研究だけやりました。論文マスターの講義を聴き終えた後、問題研究に掲載されている論証を全部暗記しながら、何度も解きました。各科目5周~7周はしました。正直4周目あたりから全部答えは覚えているのですが、それでも問題研究だけをし続けました。全部答案構成で済ませてますが、論証、あてはめ、ナンバリング、全体の構成などをどうするか考え、一問一問こだわって答案構成していました。
周回のおかげで、他の人が絶対に間違えない問題を間違えない、他の人が絶対に書いてくることを書く、他の人が絶対に落とさない論点を落とさないようになったと思います。
フルケースで答案作成をしたのは、コンプリート論文答練と、直前答練だけです。ここでだけ時間内に答案を作成するという練習をしました。ちなみに、答練の問題も問題研究のファイルに追加して周回していました。

◇口述試験対策について

勉強は、民事は要件事実と手続と法曹倫理、刑事は刑法各論と手続と法曹倫理の勉強をしました。使用した教材は、他の受験生の大多数が使用しているであろう、「完全講義 民事裁判実務の基礎(大島本)」上巻と基本刑法Ⅱが主です。
手続に関しては、基礎マスターテキストで確認しつつ、六法をしっかりと読むという方法で確認しました。
法曹倫理については、大島本入門編や、刑事実務基礎の定石に記載されている箇所だけ勉強しました。
あとは民事刑事ともに口述の過去問をしました。
伊藤塾の口述模試は、名札が渡されるところから、試験室の入場方法までそっくりです。試験官の講師は、圧をかけるようにしてくれて、大変練習になりました。

学生生活との両立について

私は2020年度に大学に入学した世代ですが、予備試験との関係では運が良かったというほかありません。というのも、コロナウイルスの流行により、大学は入学したときからほとんど閉鎖していて、全てオンデマンド授業だったことから、勉強時間を確保しやすかったからです。オンデマンド授業を倍速で見たり、大学への移動時間がなかったり、もしくはサークル活動がなかったりするなど、本来の大学生活で掛かってた時間が伊藤塾での勉強時間に費やせるようになっていました。3年生になって、やっと本来的な大学生活になっていますが、隙間時間の勉強は電車での移動時間に基礎マスターテキストを読んだり論証を読んだりすることくらいです。

おわりに

伊藤塾は基礎講義から充実していて、初学者に特に優しいです。そしてなにより基礎マスターテキストは網羅性が高く、論点整理が特にしっかりして勉強しやすいです。それに加えて、講義中にA+、A、B+と、論点のランク付けをしてくれるので、優先順位もつけられます。また、伊藤塾はフォローが手厚いので、諦めなければ誰でも最後までやり遂げることができると思います。



※プロフィールは2022年度合格時点のものです。