司法試験に興味はあるけど、勉強以外に色々やりたいという人に、伊藤塾はおすすめ

受講講座：司法試験入門講座 本科生+リーガルトレーニング、予備試験口述模試など

はじめに

学部時代の友人の多くが司法試験を目指しており、自分も自然と目指すようになりました。といっても、大学生活を楽しみたかったので、2年の夏から入塾しました。

私の勉強法

◇基礎学習について

基礎マスターには必要な知識がランク付けされて過不足なく記載されています。もちろん、ただ眺めていれば実力が付くというものではありません。初学者の人は短答を通じて、勉強が進んだ人は論文マスターを通じて、基礎マスターに立ち返るという勉強をするのが最も効果的だと思います。SNSなどでは基礎マスターに批判的な意見を見ることが多いかもしれません。しかし、基礎マスターは勉強する際に必要な学説や判例を端的に記載してある最高のまとめ教材だと思います。調査官解説まで引用していたり、結局どう理解すればいいのかという点を記載してくれているのは基礎マスター以外にありません。

◇論文学習について

配信されたらその日のうちに視聴していました。視聴が終わると、まずはB＋以上の問題については答案構成を繰り返し、答案例や講師作成のパワーポイントなどと比較しました。B＋以上について5回以上繰り返した段階で、それ以外のランクについても答案構成を繰り返しました。論文マスターを繰り返すと同時に、論文ナビゲートテキストにマークをしたり論文ナビゲートテキストに付け加えたりして論証を覚えるようにしました。
論文マスターがひと段落したタイミングで、基礎マスターと論文ナビゲートテキストを見比べたりして、理由付けは学説対立を把握するようにしました。
未知の問題に対応できるように答練や論文直前答練を受講しました。

◇短答式試験対策について

短答はただでさえ試験科目が多いことに加えて、細かいところも聞いてくる試験です。この点、基礎マスターでは試験範囲を網羅的にまとめてランク付けをしているため、B＋以上を理解すれば合格最低点をクリアすることも可能です。伊藤塾の教材の最も素晴らしい点は似たような制度について表を作成することで、異同をわかりやすくしている点です。このような表を作成している基本書や合格者もいますが、クオリティは断然基礎マスターの方がいいです。
短答模試は自分の実力を知るうえで重要なので、受けることをおすすめします。

◇論文式試験対策について

論文マスターはいうならば司法試験の定番問題を集めたものであるため、最先端の論点などは含まれていません。そのような最先端の問題については答練で現場での対応力を培うことができます。特に論文直前答練は試験に出そうだが、市販の問題集ですら類似した問題が掲載されていないという、受験生の痒い所に手が届くものであるため、受講することをおすすめします。コンプリート答練も同様です。

◇口述試験対策について

刑事民事ともに基礎マスターを中心に勉強しました。巷では基本刑法がいいと言われていますが、口述までの間の貴重な時間を初見の基本書に費やすよりかは慣れ親しんだ基礎マスターを使った方がいいと判断しました。また、論文試験合格発表後すぐに伊藤塾から口述再現集が前年度分送られてくるので、過去問を探す手間が省けます。口述は短答、論文と異なり情報が少ないため、どこよりも情報を有している伊藤塾は一番頼りになります。

「学生生活との両立について」

私はサークルに2つ所属し、アルバイトもしていました。大学に入ってすぐ司法試験に向けて勉強するのも素晴らしいと思いますが、私は受験勉強からやっと解放され大学生活を楽しみたかったので、周りと比べると司法試験に向けて勉強するのが遅れたと思います。しかし、伊藤塾では試験対策に必要不可欠なことをコンパクトに教えており、Webで受講することもできたため、大学の授業が終わってからサークルまでの間に受講することができました。
司法試験に興味はあるけど、勉強以外にも色々やってみたいという人にこそ、伊藤塾をおすすめします。

「法科大学院入試との併願について」　

特に特別な対策はしませんでした。過去問を見る限りスタンダードな問題が多く、スタンダードな問題である場合は伊藤塾で学んでいる以上、書き負けることはないと思ったからです。一部では特殊な問題や傾向があったため基本書を読むこともありましたが、今思うと伊藤塾の教材だけで十分だったと思います。

おわりに

自分で勉強するというのが苦手なので、基本書を使っての勉強では絶対に合格できなかったと思います。この点、伊藤塾のおかげで効率よく勉強することができました。
司法試験もこの調子で頑張りたいと思いますので、司法試験までまた伊藤塾にはお世話になります。