学習効率・効果が一番高い基礎段階で、合格に向かって必要なことのみに絞って対策できた
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F.Xさん |
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受講講座:司法試験入門講座 本科生+リーガルトレーニング、予備試験論文過去問マスター、予備試験答練パック、予備試験口述模試など
法律の学習を始めた理由 | 私の「推し講座」 | 私の「推しフォロー制度」 | 合格のカギ(秘訣) |
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専門性・独立性の高さ | 呉・基礎マスター (入門講座) | 法改正対応 | 根性 |
はじめに
前職では公認会計士として監査法人に勤務していました。仕事をしていく過程で、依頼者に寄り添った仕事がしたいと思い、弁護士になろうと決意し、司法試験を目指しました。たしか伊藤塾に入塾したのは2019年の11月だったと思います。
どこの受験指導校にしようかインターネットで情報を収集していたのですが、伊藤塾が最大手ということが要因として大きく(最大手で勉強すれば、本番でみんなはわかるけど自分はわからないということは起きないだろうと思ったため)、伊藤塾の入塾を決めました。
私の勉強法
◇基礎学習について
伊藤塾の48期呉・基礎本クラスをWebで受講していました。それまでは大学などで法律を勉強したことはありませんでした(会計士試験の受験にあたり、会社法のみ勉強したことがありました)。基本的に勉強は、講義で指示されたことだけをこなしていました。
インプットとアウトプットも基本的にカリキュラムに従ってやっていきました。アウトプットは、カリキュラムに含まれているものに加え、コンプリート論文答練、論文直前答練、全国公開論文模試を受けました。
このような状態で昨年の予備試験を受験し、論文570番で不合格でした。その後も講義で使った教材を繰り返し学習し、論文直前答練と全国公開論文模試を受けて今年の予備試験を受験し合格しました。
改めて思うのは、基礎部分の学習は合格に直結するということです。(基礎部分の学習が一番大事だと思います)。
◇論文学習について
講義のカリキュラムに従って問題集となっている「問題研究」テキストをこなしていきました。問題研究は、最初の予備試験を受けるまでに3回繰り返しました。また、予備試験の過去問も最初の受験時までに、伊藤塾の講座を使って全ての年度の過去問を解きました。2回目の予備試験では、最初の予備試験でやったことの代わりに答練や司法試験の過去問(こちらも伊藤塾の講座を使ってやりました)やTKCの司法試験模試、予備試験模試を受講して、新しい問題を解くようにしていました。
◇短答式試験対策について
短答の過去問は、伊藤塾で売っている教材を使用しました。最初の予備試験の受験にあたり、講義の進捗に合わせ、過去問を1回(前年度・全問)解きました。
そのほかは、伊藤塾の答練、全国公開短答模試を利用しました。それ以外は短答対策としては何もしていません。2回目の予備試験の受験にあたり、過去問を1回(前年度・全問)解きました。
短答対策としては、基礎マスターで使用したテキストを何回も繰り返すことが一番役に立ちました(むしろこれだけで過去問などは解かないでも合格できると思います)。
◇論文式試験対策について
自分のやり方としては、基本的に一度解いた問題はもう実際に起案することは無駄だと思って、再度解くことをしていませんでした(結果的に問題と答案例を見返すということもしていない形になりましたが、これは余裕があればやろうかと思っていました)。一度解いた問題より新しい問題を解いてわからなかったとこはそこで吸収しきる(実際には忘れてしまい無理ですが)ということを意識してやっていました。
私は伊藤塾の教材しか基本的に使っていなかったので、伊藤塾の解答例と親和性が高く、スムーズに論文の学習が進んだと思います。
◇口述試験対策について
口述の過去問集が一番役に立ちました。過去問を前年度見ることで、どのようなことを中心に質問してくるのかだけではなく、内容も一定程度抑えられました。また、受験生が実際にどの程度のレベルにあり、どの部分は答えられないといけないのか、反対にどの部分は答えられなくとも影響がないのかということを知ることができました。
また、口述模試は実際に自分がどのようにふるまえばいいのかを身をもって実感できたことがとても良かったと思います。
おわりに
私の予備試験に向けた勉強は、90%は伊藤塾の講義と教材でできています(他10%は基本書と法科大学院の授業です)。特に基礎段階での学習は伊藤塾のみでした。学習効率・効果が一番高いと思う基礎段階での学習を伊藤塾を利用して誤った方向に進まず、合格に向かって必要なことのみに絞って対策できたことは、伊藤塾を利用して良かったと感じる一番の要因です。
司法試験に向けても、伊藤塾を思いっきり利用して1回で合格をしたいと思います。