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法科大学院との両立は大変。入学前に入門講座で盤石な基礎を作ることができました。

G.Iさん
【出身大学】東北大学法学部
【予備試験合格時】京都大学法科大学院(既修)2年

受講講座:司法試験入門講座 本科生+リーガルトレーニング、コンプリート論文答練、予備試験口述模試など

法律の学習を始めた理由私の「推し講座」私の「推しフォロー制度」合格のカギ(秘訣)
専門性・独立性の高さ  基礎マスター
(入門講座)
伊藤塾チャンネル(YouTube)諦めない

 

はじめに

司法試験を目指したのは、大学2年生になったときです。もともとは官僚志望でしたが、独立した身分と高い信用性に裏打ちされた法曹の活躍の場の広さに魅了されました。また、大学進学後、伊藤塾の説明会を伺うなどする中で、法曹になることが現実的な選択肢に思えたため、進路変更しました。
入塾したのは2年生の春です。合格実績の高さが、伊藤塾を選択した決め手です。

私の勉強法

基礎学習について

入塾したのは2年の春でしたが、勉強以外の様々な活動に手を広げたため、本格的に机に向かい始めたのは冬でした。翌年の短答試験には合格したいと考えていたため、それまでに基礎マスターを終えようと計画しました。時間がないので、復習は後回しです。基礎マスターの段階からアウトプットの練習をするのが理想と教わりましたが、そのような余裕もないので、講義を聴き終えることに注力しました。すでに大学の授業で何となく聞いたことのある単語も多かったため、基本的に倍速で進めました。わからないところもありましたが、全体像と重要な論点について理解していれば前に進めました。

◇論文学習について

論文マスターには時間をかけました。予習の段階では、ノートに要点をまとめながら、基礎マスターの復習を念入りに行いました。講義の後は模範解答を参考に答案を作り直しました。ここで意識したことは、薄く広く要点のみ理解して、合格に最低限必要な答案を書けるようにすることです。細かな部分を追求するよりも答案の大枠を作れるようにし、論証は自分が暗記できる程度に圧縮しました。その後、2周目3周目する中で、答案を少しずつ充実させていきました。

◇短答式試験対策について

短答式試験の対策は正直そこまでやっておりません。確かに、時間をかけることができればそれに越したことはないのですが、法科大学院の授業対策で非常に時間がとられたため、ゴールデンウイークにざっと復習させた程度でした。昨年の予備試験で、論文を書ける実力があれば、短答はある程度できることを実感していたので、直前期の追い込みでも焦ることなくやり遂げることができました。過去問は解く時間がなかったためできませんでしたが、条文の構造的理解と、重要判例の確認を一通り行いました。直前の追い込みでもなんとかなったのは、伊藤塾で学んだ基礎があったからだと思います。

◇論文式試験対策について

法科大学院の授業対策で忙しく、演習がほとんどできませんでした。しかし、法科大学院に入学するまでに、主要な問題パターンに対する答えを自分の中でパターン化できていたので、直前期にそれを一通り復習することで何とか対応できました。パターン化する材料としとしていたのは論文マスター問題が主です。講師が重要とおっしゃっていた部分を意識しながら、自分が納得する形でパターン化していました。

◇口述試験対策について

前述のとおり、今年は予備試験対策に時間をかけていなかったので、正直論文は難しいと思っていました。そのため、夏休みはもっぱら司法試験の論文対策をしていました。しかし、合格とわかり、かなり焦ったところです。伊藤塾の模試を即座に申し込み、過去問を手に入れました。これらは、本番のイメージをするうえで、とても役に立ちました。対策の内容としては、基本に返り、条文中心の勉強を心がけ、さらに手続きは全体の流れ、刑法は基本論点と判例、民事は要件事実を繰り返し復習しました。

学生生活との両立について

法科大学院に入ると、想像以上に予備試験の勉強の時間は確保できませんでした。短答も論文も、口述も直前の対策のみとなりました。しかし、入学する以前の段階で、知識の集約がある程度できていたので、短時間でもやり遂げることができました。昨年に論文合格の一歩手前まで経験できていたので、全体のレベル感をある程度把握できていたことも大きかったと思います。

おわりに

合格に必要な知識・力が何であるかを明確に示してくださる点が良かったことです。独学だと挫折していたことと思います。
来年の司法試験を受験しますが、司法試験対策と法科大学院の授業といかに両立させるかが課題です。予備試験の対策で培った効果的な勉強方法を存分に発揮し、何とか合格を勝ち取りたいと思います。



※プロフィールは2022年度合格時点のものです。