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目標とした学習1年で予備試験合格を実現!「量より質」をモットーに集中して勉強!

J.Tさん
大学在学中合格 学習開始1年で合格
【予備試験合格時】慶應義塾大学法学部2年

受講講座:司法試験入門講座 本科生+リーガルトレーニング、予備試験答練パック、予備試験口述模試など

法律の学習を始めた理由私の「推し講座」私の「推しフォロー制度」合格のカギ(秘訣)
資格の安定性 基礎マスター(入門講座)伊藤塾チャンネル(YouTube)伊関講師の答案添削

 

はじめに

新型コロナウイルスによって日本、そして世界中が混乱に陥る中で、自分自身の将来に不安を覚え、資格を取得して自分の将来を安定させたいと考え、「何か資格を取ろう」と思いました。いろいろな資格を検討しましたが、やはり自分が興味のある分野を極めようと思い、司法試験に受かろう、法律のプロになろうと決意しました。
実績があること、そしてサンプル講義を聴いて講師が自分に合っていると感じたことから、伊藤塾へ入塾することを決めました。高校3年の2月に入塾の手続きをし、大学1年の4月からの受講に備えました。自分は、伊関クラスに入り受験1年目で予備試験に最終合格する、と目標を決め、勉強を開始しました。

私の勉強法

基礎学習について

基礎マスターでは、講義中にメモを積極的に取ることを意識し、またしっかりと復習することで知識を自分のものにしました。講義に集中するために体力を温存するべく、予習は全く行いませんでしたが、それでも受講に支障はなかったです。
伊関クラスでは基礎マスター段階から参考問題として論文の問題が出題され、最初から答案を実際に書くことで、論文に慣れることができました。また、問題を解く過程で、論点の書き方、問題提起の在り方、事実の評価の仕方についてさわりを学ぶことができ、そのあとの論文マスターの学習がよりスムーズになったように感じます。
また、短答についてもしっかり対策しようと考え、早い段階から学習支援システムを用いて過去問を解きました。基礎力確認演習で選択肢ごとにばらした問題を1個1個解くことで、時間はかかってもより確実な知識の習得ができたと感じています。また、復習の際には、特に間違えた問題について入門講義テキストと六法を用いて学習を進め、細かい知識を体得することを意識しました。ここでじっくり短答を仕上げたからこそ、論文マスター段階では短答を無視して論文に注力することができ、それでも短答に合格することができたのだと考えています。

◇論文学習について

論文マスターでは、未知の新しい知識を入れるということはせず、その代わりとにかく多くの問題に触れ、基礎マスターで培った知識の表現の仕方を学びました。
◎の問題(講師から答案を書くよう指定された問題)や予備試験の過去問について答案を書き、多くの事例に触れるとともに、本番のレベルを知る(=敵を知る)ことができました。論証については基礎マスター段階で教わっていたのですが、具体的にどういった事例でどのような流れで論じればよいのかが未だわかっていなかったので、それを知ることによって、単なる暗記しただけの文章を流れのある活きた答案の一部へと昇華することができました。
また、論点を書いた後の事案のあてはめについても学ぶことができ、評価の方向性を知ることで、論点について自分が誤解していた部分を修正することができました。さらに、基礎マスター段階で入りきらなかった知識や、覚えたものの忘れてしまった知識についても、論文問題を解く中で再度確認することができ、それによってさらに知識の定着ができたと考えています。

◇短答式試験対策について

短答式試験については、かなり遅い方ですが試験の1ケ月前から本格的に対策を開始しました。ただ、基礎マスター段階でしっかり知識を仕入れ、論文マスター段階で足りない部分も補充していたので、ある程度自信をもっており、なにか大きく対策をとることはせず、過去問と模試に絞って対策をしました。
過去問については、今まで分野別で解いていたのを改め、年度別にして本番と同じ時間進行で解くようにしました。直近6年分解くことができたので、一通りの対策はできたと考えています。また、全国公開短答模試を会場受験して、新作の問題に触れるとともに、「試験独自の雰囲気」を味わうことができました。

◇論文式試験対策について

1年合格を目指していた自分にとって、短答後から論文本番までほとんど時間はなかった(そもそも、実務基礎と選択科目の勉強が終わっていなかった)ので、論文直前答練は受けず、全国公開論文模試のみを受けました。全国公開論文模試では、1日5通を2日間続けることがいかに大変かを学びましたが、時間の使い方のいい練習になりました。直前期は予備試験の過去問について、問題文と解答例を見ることで復習して、定義や論証を空で思い出せるようにしました。
本番では普段から持ち歩いていた論文ナビゲートテキストを持ち込み、精神の安定につなげました。直前期は死ぬ気で自分を追い込みましたが(その証拠に、論文試験後2ケ月間は勉強する気が全く起きませんでした)、結果として全力を尽くすことができたと自信を持って言えます。

◇口述試験対策について

口述試験については、過去問と口述模試に絞って対策をしました。口述過去問集は伊藤塾から送られたので、それについて軽く読み込み、自分がわからない又は忘れた知識について確認を行いました。また、口述模試では、入退室や受け答えの作法を確認し、試験官とのコミュニケーションのいい練習をすることができました。スーツを着て口頭で解答するなど、口述試験は異質な試験といえますが、論文に合格した以上これらの対策をしていれば十分と考えます。

「学生生活との両立について」

私は大学生ですが、コロナウイルス対策でオンラインの授業が多かったうえ、法学部法律学科に通っており共通する内容も多いので、両立自体は可能でした。ただ、一般教養科目も多く履修していたので、法律以外の勉強へ時間を割く必要があり、直前期以外は法律漬けの生活というわけではなかったです。
ある程度日常のルーティーンが固定されていたので、自分で1週間のスケジュールを組み、それに従って勉強するよう心がけました。勉強時間については、多く時間を割いても疲れるだけだと考え、週に20-25時間の勉強をとにかく継続させることを意識しました。「量より質」をモットーに集中して臨んでよかったと思います。

おわりに

1年コースに入ったものの、まさか本当に自分が1年で合格するとは思わず、合格した嬉しさや番号があったことに対する安堵の感情以上に、驚きが心を支配しています。
最短合格とはいえ長い道のりであり、山あり谷ありの予備試験受験でしたが、諦めず突き進んで大正解でした。
来年の司法試験合格へ向けてまた厳しい日々が始まりますが、予備試験受験から得られた経験を糧に、1日1日の勉強を大切にします。「諦めなければ結果はついてくる」と信じて、これからも精進します! 



※プロフィールは2022年度合格時点のものです。