自分のお店を持つ夢を法曹の形に。「やればできる！必ずできる！」

受講講座：司法試験入門講座 本科生+リーガルトレーニング、予備試験答練パック、予備試験口述模試など

はじめに

私は飲食店に勤務しながら、自分のお店を持つことを目標に頑張っていました。しかし、家内が病気になり、子どもたちの世話をしながら飲食店を開くのは無理と判断しました。使い道を失った開店資金と、病気の家内とまだ小さい子どもたちを前にして、自分に何ができるか模索するためネットを彷徨っていたところ、伊藤塾長の姿をお見かけしました。法学部の学生だった頃、とある資格受験指導校の花形講師として活躍されていた姿と変わらない姿の伊藤塾長でした。あの時から随分と年月が経っているはずなのに…。講演を聴くと直ぐに私の心は決まりました。「死ぬ気で頑張ってみよう！」それから7年、今でも鮮明に耳に残ってます。「やればできる！必ずできる！」

私の勉強法

◇基礎学習について

とにかくわからないことだらけでしたので、基礎マスターを何回も聞きました。初回は教本にマークしながら聞きましたが、以降通勤時間、仕事の休憩時間、家事をしながら、就寝時、細切れの時間でもとにかく聞き流しまくりました。再生期限が切れるまで何度聞いたかわかりません。

◇論文学習について

社会人にとって論文マスターに入ってからの時間の使い方が難しいです。どうしても基礎マスターのように細切れの時間だけでは答案を書けません。そんな言い訳をしている間にますます答案を書くことから逃げようとしてしまいます。また、同じ時期にはじめた受験生仲間もみるみる脱落していきますので、モチベーションの維持も難しいです。私は根性だけで乗り切りました。

◇短答式試験対策について

短答の過去問や短答答練を論文の勉強の合間に進めていました。アウトプットの仕方が違うだけで良い気分転換になります。短答特有の知識は1ヶ月前にぐらいから詰め込む感じで、模試の時はいつも不完全な感じでした。でも、結局頼れるのは詰め込んだ知識ではなく、自信を持って答えられる基礎知識でした。

◇論文式試験対策について

社会人は実際に答案を書く時間がない。そんな言い訳をしながら、答案構成だけを何度も繰り返していましたが、私が何年も論文突破に苦しんだ原因はそこにあると思います。論証は手に憶えさせるぐらいの気持ちで書きまくった方が良いかと思います。

◇口述試験対策について

社会人の皆さま、論文式に合格しても迂闊に言い広めない方が良いです。淡々と口述の準備をしましょう。色んな人に「おめでとう！」と祝ってもらったことが、口述が近づくに従って重荷となります。特に初日失敗すると地獄を見ます…

働きながらの学習方法について

職場に古い六法を持ち込んで、毎日1ページずつちぎっては隙間時間にチラ見していました。一問一答の短答本をいつも1冊持ち歩き、信号待ちでも開いていました。論証は自分の声で録音し、BGM代わりに聞き流していました。

おわりに

完全に勉強から離れて20年、文字を書く機会もほとんどなかった自分ですが、諦めずに続けて結果を出すことができました。受け売りですが…「やればできる！必ずできる！