真の法律家・行政官を育成する「伊藤塾」
  {} カート

トップ > 資格・試験一覧 > 司法試験 ( 司法試験予備試験 / 法科大学院 ) > 合格者の声 > 予備試験 > 2023年 予備試験合格体験記 > 伊藤塾のおかげで学習方針に迷わず、スムーズに学習できた 

伊藤塾のおかげで学習方針に迷わず、スムーズに学習できた

B.Rさん
東京大学文科一類 2年
大学在学中合格 学習開始1年で合格

大学1年生からスタート学習開始1年で合格

受講講座:司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング、予備試験論文直前答練+全国公開論文模試、予備試験口述模試など

私の「推し講座」私の「推しフォロー制度」合格のカギ(秘訣)
論文マスター(入門講座)4年間のインターネットフォローモチベーション維持

はじめに

私が司法試験を目指した理由は、社会の公平と正義の実現に貢献したいという強い信念があったからです。法は社会を統制し、個々の権利を保護する重要な要素であり、その適切な運用が不可欠です。司法試験合格後、法律のプロとして法廷での訴訟を通じて個人や企業の権利を擁護し、公平な判断を下すことが使命と考えています。また、法は常に変化しており、新たな社会的課題や法的問題に対応するためには専門的な知識が必要です。司法試験を受験することで、深い法的知識を身につけ、法律の進化に対応できるスキルを磨きたいと考えています。この知識とスキルを活かし、法律の発展に寄与することで、社会全体の発展に寄与したいという意欲があります。最終的には、公正で平等な社会を築くために法の力を最大限に発揮し、個人やコミュニティの権利を守り抜く法曹としての役割を果たしたいと考えています。

私の勉強法

◇基礎学習について

基礎マスター講義を聞き、講義後はテキストを再度読み直す(インプット)。参考問題で答案を作成し、学習支援システムを使って該当範囲の短答問題をこなす(アウトプット)。答案を書くためには、正しい知識が不可欠ですし、初学者はどうしてもインプットに時間を使ってしまい、基礎段階でのアウトプットが減ってしまう傾向にあると思います。しかし、基礎段階であってもアウトプットは非常に重要であると考えます。予備試験は、実質的には、論文式試験が主であるところ、基礎段階から論文を意識した勉強をする必要があるため、基礎マスター段階から参考問題や答練をこなすことは非常に重要であると思います。また、短答対策についていえば、学習支援システムの肢別になっているものを基礎段階で一周していれば、短答直前期に過去問を2周する程度で十分に合格に達することができるので、必要以上にこの段階でやる必要はないように思います。

◇論文学習について

予習段階において、指定された問題の答案作成及び答案構成の作成を行いました。これらをやるうえで、必要があれば、あらかじめ基礎マスターテキストの該当部分を再度確認していました。受講後、復習段階においては、時間に余裕があれば、一問一問答案例やレジュメを確認していました。もっとも、論文マスター段階においては復習よりも予習の方が圧倒的に重要であり、復習は多少ないがしろになってでも、予習は欠かさずやるように心がけていました。

◇短答式試験対策について

全国公開短答模試が本番の二週間前にあるので、それまでに予備試験の短答の過去問を2周しました。5月中頃から過去問を始めましたが、十分に間に合いました。模試を受験することで、当日の流れや自分の苦手範囲が意識できるようになるので、とても良かったです。模試では、公法系科目が悲惨だったため、本番までの二週間では、公法系科目の司法試験の過去問をやると同時に、自分がよく間違えていてMy フォルダ(学習支援システムの機能)に登録していた問題を中心に復習しました。

◇論文式試験対策について

基本的には問題研究と論文ナビゲートテキストを何周もするという学習方法でした。問題研究は、Bプラス以上の問題を中心的に復習し、その際に答案は作成せず、脳内で答案構成をして答案例を確認するとのやり方をとりました。これにより、一問に時間をかけすぎることなく、効率的に復習できました。また、論文ナビゲートテキストについては、膨大な量の論証が載っているので、書いて覚えることはせず、これも口に出すなどして、何度も周回しました。個人的にはひとつの論証に時間をかけるのではなく、時間をかけずに何度も周回する方が記憶が定着する気がします。
また、全国公開論文模試も受験し、二日で10本の答案を書くという経験ができたことは大きかったです。一度でいいので、論文模試を受験すべきと思います。

◇口述試験対策について

使用した基本書としては、基本刑法Ⅱと基本刑事訴訟Ⅰの二冊です。特に後者は細かい公判手続を正確におさえるのに非常に有用でした。そして、基本書を読んだ後は、ひたすら友人と口述再現集を繰り返し問答しあいました。実際の出題者側の意図も理解できるようになるので、口述再現集をやることは大切だと感じます。また、模試も受験しましたが、自分は年明けまで一切学習していなかったので、模試では全くといっていいほど答えることができませんでした。模試を有効活用するためにも、ある程度は模試前に勉強しておいた方がいいと感じました。

「学生生活との両立について」

私は予備試験を第一と考えていたため、他のことはなにより予備試験の障害とならないようにと意識していました。バイトは週一の集団塾の講師のみであり、大学でも負担が軽い授業を履修するようにしました。幸いにも、大学でも予備試験を目指す仲間が周りに多数いたため、大学生活との両立はしやすかったと思います。

おわりに

伊藤塾では講義のスケジュールや学習支援システムといった制度がしっかりと確立しており、これらに沿って学習を進めていけば良かったため、学習方針に迷うことがなく、スムーズに学習することができた点は本当に良かったです。司法試験にもしっかりと合格できるよう、さらに努力を続けていきたいと思います。



※プロフィールは2023年度合格時点のものです。