はじめに

私が公務員を志望したのは、人々の幸せに貢献できる仕事だと知ったことがきっかけでした。
伊藤塾に入塾したのは大学３年の秋でした。法律や経済の初学者であったこと、試験まで十分な時間があるわけではなかったこと、大学の授業も大切にしたいと思っていたことから、在宅でしかも効率よく学習できる方法はないかと考えていました。伊藤塾は、まさにそんな私にぴったりでした。講義は初学者にもわかりやすく、インターネットを使って２倍速で視聴することで、時間も有効に使うことができたと思います。 

私がとった勉強方法

専門科目試験（択一式）対策について

法律系の科目も経済系の科目も、全く知識のない状態からのスタートでした。まずはインターネットで講義を聴き必要事項を学習してから、「これ完」を解くようにしていました。時間が限られていたため、講義の中で「この問題はやっておいた方がいい」と指摘された問題と、択一トレーニングで指定された問題を中心に繰り返しました。「これ完」の全ての問題にあたることができたわけではありませんでしたが、講師の方々が指摘される問題を繰り返せば合格レベルには達することができると思います。 

専門科目試験（記述式）について

与えられた選択肢の中から答えを選ぶ択一式とは異なり、記述式では、自分である程度覚えていることの中から書かなくてはいけません。ただ、「記述は択一式の勉強の延長にある」と講師の方々がおっしゃっていたので、まずは「これ完」を繰り返しました。そのうえで、文の流れを押さえ、キーワードを覚えるために、記述用テキストを何度か繰り返し音読しました。わかりやすい講義で土台ができていたためか、この方法でも対応できました。しかし、実際に答案を書いて添削していただいた方が、余裕を持って試験に臨めたのではないかと思います。

教養科目試験（択一式）対策について

専門科目と同じように、講義を視聴してから「これ完」を解くという流れで学習しました。数的処理には根拠のない苦手意識を持っていましたが、きちんと講義を受けて「これ完」に取り組むうちに、次第にコツがつかめるようになりました。

教養科目試験（記述式）について

専門科目に時間を割きたかったこと、また、もともと新聞は毎日読んでおり文章を書く習慣もあったことから、あまり多くの時間を割きませんでした。講義を視聴してテキストを読みこんだだけで、試験に臨みました。ただ、時間が十分にあるならば、実際に書いてみて、添削していただくとよいと思います。

面接対策・集団討論について

模擬面接は、２人の講師から的確で丁寧なアドバイスをいただけるので、本当におすすめです。また、面接シートも添削していただいた方がよいと思います。私の場合、模擬面接で厳しくもきめ細やかな指導をいただいていたため、気持ちにゆとりをもって本番を迎えることができました。

受講形態と伊藤塾の学習個別フォロー

全ての講義をインターネットで視聴しました。科目によって再生スピードを変えたり、理解が不十分なところは繰り返し聴いたり、自分のペースで学習できる点がとてもよかったです。私は勉強のスタートが遅い方でしたが、２倍速で再生できる機能のおかげで効率よく勉強を進めることができました。 

直前期と試験当日

講義を全て視聴し終わってからは、とにかく「これ完」を解いていました。直前期も、直前期だからと言って何か特別なことをするのではなく、それまで通りの勉強を続けていました。それでも「受かるだろうか…」という漠然とした不安に襲われることもありました。そういうときはこれまでの講義を聴き、講師の言葉を励みにして、再び勉強を続けました。
　試験当日は、試験時間はとにかく全力で問題に対処し、終わったらすぐに次に向けて切り替えるようにしていました。ここまでやってきたのだから大丈夫、という思いで臨んでいました。

モチベーションの維持について

勉強を続けることは苦になりませんでしたが、漠然とした不安を抱くことはありました。講師の方々は、講義の中で「終わらないことで焦らないで」「優先順位をつけてコツコツと」「最後までやりきれば合格レベルを超えられる」と様々な言葉を投げかけてくださいます。その言葉を信じて勉強を続けることが、不安を減らすことにつながっていたと思います。また、合格体験記を読むこともモチベーションの維持になりました。

最後に

伊藤塾に入塾して本当によかったと思っています。法律や経済の初学者の私が、短期間で合格レベルに達することができたのは、伊藤塾で効率的に学習できたからです。ポイントを押さえたわかりやすい講義とテキスト、適切な面接対策があったからこその合格だと思います。これから受験される方も、伊藤塾のカリキュラムに沿って勉強を続ければ、よい結果がついてくるはずです。
最後に、伊藤塾の皆さま、本当にありがとうございました。