塾生一人ひとりへのフォローの充実が伊藤塾の最大の特長です。
Y.Kさん(22歳)
●最終合格:国家公務員Ⅰ種試験 法律職
●内定:文部科学省
●予定進路先:文部科学省
●受講形態:通学ライブ
●伊藤塾受講講座:〔入門講座〕 国家Ⅰ種法律職本科生+リーガルトレーニング 〔オプション〕 国Ⅰ法律職記述試験対策講座、国Ⅰ直前総合試験対策講座
※プロフィールは、2011年合格時点のものです。
はじめに
高校時代に自分の身近で教育格差の問題を実感し、「一人ひとりが夢を持つことができ、それに挑戦できる社会」の実現に携わりたいと考えたことが国家公務員を目指した原点です。文部科学省で働きたいという思いは大学入学時から抱いていましたが、試験勉強に踏み切るところで随分躊躇していました。
伊藤塾には大学2年の冬に入塾したのですが、インターネット講義や講師のカウンセリングが充実していたため不便は感じませんでした。他の受験指導校もいくつか回ったうえで伊藤塾を選びましたが、スタッフの方の対応の丁寧さとカリキュラムのわかりやすさ、フォローの充実ぶりが決め手となりました。後述しますが、結果的に秋からの短期決戦で追い上げる形になってしまった私が法学部以外の学部に在籍しながらも合格できたことは、伊藤塾の講義の質の高さと塾生一人ひとりへのフォローの充実ぶりを証明していると思います。
私がとった勉強方法
私は、部活やアルバイトが忙しくて勉強時間が思うように取れず、大学3年の9月末の時点で民法・行政法がほぼ手つかずの状態でした。法律初学者なのに時間がないという焦りで随分精神的に追い込まれてしまったのですが、挽回は可能ですので、スケジュールが遅れてしまっている人もぜひ諦めないでほしいと思います。
専門科目試験(択一式)対策について
とにかく時間がなかったので、まずは一定の区切りがつくまで講義を通しで聴き、直後にその分野の「これ完」を解き、時間を空けてもう一度解き直す→解きながら理解したことを六法に集約する(六法は書き込みと付箋で一杯になりました)ということを、本番までに憲法・民法・行政法は5回、マイナー科目は3~4回繰り返しました。特に初学者の方は、最初は講義を聴いても全く訳がわからないと思いますし、最後まで聴いてやっと全体が見えることも多くあります。インプットで全てを理解しようとせず、後は「これ完」を解いてテキストや六法に戻りながら理解していくのが効率的です。ただ、インプットの中での講師の説明は、その時はよく理解できなくても問題を解いていくうちに一気につながって理解が進むものばかりだったので、レジュメやテキストに最大限のメモを取りながら、集中して講義を聴くようにしていました。
専門科目試験(記述式)について
1次試験が終わるまでは全く手をつけられませんでしたが、1次試験後の記述対策の講義が素晴らしく、パワーポイントを駆使して、「何を書くか」の暗記ではなく、「どう書くか、どう考えるか」をしっかり教えていただけたことで初見の問題を乗り切る力を養えたと思っています。初学者にとっては論文の形式に慣れるところから始まるので、可能な限り一次試験前に対策をしておくべきだと思いますが、時間のない人はとにかく1次試験に「全力で」取り組んでください。私が2次試験を短期で乗り切れたのは、1次試験の勉強の段階で単に選択肢の暗記に終始せず、ある程度体系的に全体像を理解することに努めていたからだと思いますし、講義は2次試験をきちんと見据えたものになっているため、そこを押さえていけばそれほど苦労なく理解はできるはずです。
教養科目試験(択一式)対策について
人によって過去に勉強してきた受験科目が違うと思うので、年内に一度過去問を解いて、自分が何点取れるのか、どこを対策すべきなのかを把握するのがよいと思います。取捨選択も大事になります。知識系や英語に関しては、大学受験で使った科目が多くある人は2~3月頃に伊藤塾の講義を聴いて過去問を解きながら思い出していけば十分です。ただし数的処理だけは苦手な人は早めに対策しましょう。
総合試験(記述式)について
総合論文試験は対策のしにくい試験ですが、時代の大きな変化を押さえ、自分の得意分野をひとつ持っておけば何を聞かれても困ることはないという印象です。坂本講師が講義で話される内容は非常にわかりやすく無駄がないので、それらを実感として理解し自分の言葉で表現できるようにしておくとよいと思います。
面接対策・集団討論について
民間企業を全く受けなかったので、伊藤塾の模擬面接は非常にためになりました。他にも大学のキャリアセンターや友人との面接練習なども積極的に行いました。(1)大学時代に何をして、(2)その中でどんな経験をして、(3)何を学んで、(4)それが今の自分にどう活かされているか、(5)公務員になってどう活かせるのかを話せるようにしておくとスムーズです。
官庁訪問について
友達と白書やパンフレットを読む勉強会を開いたり、互いの志望動機を添削し合ったりしていました。その省庁に関する疑問点をリストアップしておくなどの事前準備は大切ですが、見られているのは「礼儀正しさ」と「回転の速さ」ではないかと個人的には思っています。事前に準備したものをただ話すのではなくて、その場の雰囲気を楽しみながら、相手の話に興味を持ち、自分の問題意識と絡めて会話を投げ返す、それを繰り返せば自ずと結果はついてくると思います。
受講形態と伊藤塾の学習個別フォロー
ほぼ全ての講義をインターネットで受講しました。ただ結果的にはそれがよかったかなと思っています。というのも、短期間で追い上げなければならなかった私にとって、随分時間の短縮になりましたし、自分にとって理解しやすい区切りを見つけて受講のペースを組むことができたからです。インターネット講義では、講義内容について小見出しがつけられていたり、何度も再生できたりするので、とても勉強しやすかったです。また、柳原講師のカウンセリングを何度か受けさせていただいたことで無駄のないスケジュールを組むことができ、様々な不安も解消されたので本当に感謝しています。
最後に
私の体験記は結果論に過ぎませんし、努力をしてもそれが必ず報われるとは限りません。勉強が遅れてしまったことは大いに反省点ですし、国家Ⅰ種専願はとてもリスキーな決断だったと思います。
でも、何かを決める時は正解を選べなくても選んだ道を全力で正しくしようと常に意識してきましたし、勉強も部活もバイトも友人関係も、自分の大学生活については本当に満足しています。まず試験に受かることは大事ですが、その先のプロセスでは人と人の関わりがメインになってくるので、(大げさな言い方かもしれませんが)自信はなくてもいいから確信を持って日々を生きていくことが一番大切なのかなと思います。公務員を目指す皆さんも、自分の選択の正しさに確信を持って、最後まで諦めずに夢に挑戦してください!!
最後に、支えてくれた家族や友人にこの場をお借りして感謝の言葉を伝えたいと思います。本当にありがとうございました。