ポイントを押さえたわかりやすい伊藤塾の講義・教材・過去問で試験対策は十分だと思います。
Y・O さん(35歳)
●最終合格: 富山県某市
●内定:富山県某市
●予定進路先:富山県某市
● 受講講座 :〔入門講座〕 地方上級・国家一般職本科生+択一・記述トレーニング
はじめに
私は19歳の時から伊藤塾で旧司法試験の勉強を開始し、7回ほど受験しましたが、択一式にも合格できませんでした。司法試験の合格は難しいと判断したため、司法書士試験へ転進することにし、 30歳から司法書士試験の講座を受講しました。しかし、3回受験したものの、午後の択一式で基準点を突破することができず、合格することはできませんでした。
このままでは受験を続けていても合格することは難しかったため、まだ受験することができる自治体がいくつかあった公務員試験を受験することにしました。そこで、34歳の時である2011年から伊藤塾の地方上級・国家一般職対策講座を受講し、2012年の今年、富山県内の市役所から内定をもらうことができました。
私は内定をもらった時点で35歳であり、大学卒業から33歳まではアルバイトしかしたことがありませんでしたので、アピールできる職歴はなく、しかも最初に入った会社は5ヶ月で退社していたので、一定期間の職務経験を受験する際の要件とする経験者採用の多くは受験することができず、数少ない35歳でも受験可能な一般採用枠を狙って受験をしていました。
そのような厳しい条件の下でも、縁もゆかりもない土地の市役所から内定をもらうことができましたので、これから伊藤塾の講座を受講して公務員試験合格を目指そうと思っていらっしゃる方に参考にしていただければと思い、合格体験記を書かせていただきました。
私がとった勉強方法
専門試験(択一式・多肢選択式)について
経済系科目や政治系科目については、伊藤塾の地方上級・国家一般職対策講座を受講することで対応しました。これらの科目については伊藤塾の講座と教材で十分な対策が立てられると思います。
憲法・民法・刑法の法律系科目については伊藤塾の司法試験及び司法書士試験対策講座で学んでいたので、新たに対策をすることはしませんでしたが、得点源にすることができました。
行政法・労働法については司法試験や司法書士試験の対策講座で学んだことがなかったので、伊藤塾の地方上級・国家一般職対策講座を利用しました。 この2つの科目の講義はポイントを押さえた、わかりやすいものなので、伊藤塾の講座と教材、過去問で試験対策は十分だと思います。
教養試験(択一式)・基礎能力試験(多肢選択式)について
教養については、これまで勉強したことがなく、専門試験よりも不安が大きかったので、伊藤塾の講座を頼りにして対策をしました。
坂本講師の講義は、食べ物の話などを取り入れて、受講生が興味を持てるように工夫されており、日本史・世界史・地理の勉強をしよう、という気にさせてもらえる素晴らしい講義でした。
面接対策について
伊藤塾のカリキュラムに含まれている個別模擬面接を利用しました。良かった点は、1回の個別模擬面接で2人の講師の方が評価してくださるので、より客観的なアドバイスが受けられること、時間をしっかりかけて講評を行ってくださるので、たくさんのアドバイスをいただける点です。特に柳原講師には熱心かつ丁寧に指導していただき、大変感謝しております。伊藤塾の個別指導の充実ぶりが良く表れていたと思います。
受講形態と伊藤塾の学習個別フォロー
受講形態は通学フレックスでしたが、専ら自宅のパソコンで受講をしていました。仕事をしながらの受験でしたので、深夜や早朝であっても受講ができることを重視して、インターネットで講義が受講できる伊藤塾を選びました。また、受講料がどこよりも安かったことも伊藤塾を選んだ決め手になりました。
モチベーションの維持について
机の前に出題数と得点目標を記載した表を貼り、勉強しなければならない箇所を明確に意識できるようにしました。また、私は特に教養試験が苦手だったので、その対策として、不合格になり成績開示ができた教養試験の点数を机の前に貼って常に危機感を持つようにしました。更に、受験票をコピーしたものも机の前に貼り、モチベーションの維持に努めました。当たり前のことですが、受験票には受験する自治体名が記載されているので、その自治体名を見るだけでもやる気が出ることもありました。
最後に
正直なところ、数的処理と経済原論の苦手意識を払拭することはできず、かなり失点していました。この2つの科目で得点ができないとなると、不合格の可能性が高まりますが、それでも筆記試験に合格できたのは、法律科目で得点できたからです。私の場合、法律科目で公務員試験を乗り切ったと言っても過言ではないと思います。そして法律科目で得点できるようになったのは、伊藤塾の司法試験及び司法書士試験対策講座でしっかりと法律科目を勉強したからです。伊藤塾長が、勉強したことは決して無駄になりません、とおっしゃっていたのは本当だな、と思いました。内定を得るために精一杯の努力をしましたが、客観的には合格の可能性は低かったと思います。それでも、内定を得ることができたのは、わずかな可能性でもあきらめずに勉強を続けたからだと思っています。この歳になるまで勉強を続けてこられたのは、私を応援してくださった全ての方のおかげです。この場を借りてお礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました。また、私の拙い文章を最後まで読んでくださった皆様、ありがとうございました。