真の法律家・行政官を育成する「伊藤塾」
  {} カート

体験講義を受けた際の講師やスタッフの方の説明が丁寧でわかりやすかったことが入塾の決め手になりました。

東京都庁

吉木双葉 さん(23歳)
 

合格者イラスト
東京大学大学院総合文化研究科修士2年 在学中
●最終合格:  東京都Ⅰ類A・東京都Ⅰ類B
●内定:東京都庁
●予定進路先:東京都庁 

  受講講座 〔入門講座〕地方上級・国家一般職本科生+択一・記述トレーニング

はじめに

私は以前より、あらゆる人の役に立てるような仕事がしたいという想いを抱き、公務員を進路のひとつとして考えていました。中でも東京都に興味を持ったのは、毎年足を運んでいた音楽のイベントが、都の文化政策の要である「東京文化発信プロジェクト」のひとつだったためです。また、住民に密着した行政サービスから、海外とやりとりをするような仕事まで、多様なフィールドで活躍できる可能性があることに魅力を感じ、都庁を第一志望に決めました。
伊藤塾には修士1年の4月に入塾しました。伊藤塾を選んだのは、それまで勉強したことのなかった法律科目の講義が充実しており、安心して学習を進められると思ったからです。体験講義を受けた際の講師やスタッフの方の説明が、丁寧でわかりやすかったことも入塾の決め手になりました。

私がとった勉強方法

専門試験(択一式・多肢選択式)について

都庁の専門試験は記述式のみですが、「記述と言っても、択一の勉強をおさえておくことが基本」という講師の方々のアドバイスを受け、まずは基礎的な部分を定着させることに努めました。その際、有効だったのは、 講義を受けた後、 「これ完」 を繰り返し解くことです。 私は本試験までに最低3回は 「これ完」 を解き、 それでも間違えた問題はファイリングをして試験当日も会場まで持っていきました。
勉強をはじめた頃は、法律初学者ということもあり、不安も大きかったものです。しかし、法律用語をかみ砕いて説明してくださる内田講師や、パワーポイントの図解がわかりやすい講義を受講しているうちに、講義を聴いてきちんと復習を続けていこう、という前向きな気持ちになることができました。

専門試験(記述式)について

本格的に記述対策をはじめたのは2月頃だったと思います。都庁Ⅰ類Bの専門記述は、10題中3題の選択式で、私は憲法・行政法・社会学・政治学を用意していきました。テキストの後ろについている論証カードや、記述対策のテキストの論点をノートに書き出し、模擬答案をその下に書いていました。そして、その答案のポイントを暗記することを繰り返しました。記述対策の講座で、それぞれの講師がどのフレーズを必ず入れるべきかを教えてくださったのが役立ちました。 
都庁Ⅰ類Aの専門記述は公共政策を準備しましたが、難易度も高く、情報も少なかったので対策に苦労しました。専門書も数冊読みましたが、結果的には伊藤塾で学んだ法律科目・行政科目の知識を総動員して本試験の答案を書きあげました。基礎から応用まで幅広い難易度の試験に太刀打ちできる講義をしてくださった講師の方々には、本当に感謝しています。

教養試験(択一式)・基礎能力試験(多肢選択式)について

私は数的処理に苦手意識を持っていたので、講義をしっかり聴き、早いうちから「これ完」やテキストを毎日解くようにしていました。教養試験は科目が多いので、どれも完璧にしようとするのではなく、自分の得意不得意や志望先の試験内容を考慮して、時間配分を決めることが重要かと思います。

教養論文試験・一般論文試験(記述式)について

教養論文は、時間を計って書いてみるという練習が必要です。直前期は都の刊行物である「2020年の東京」を読み、テーマをいくつか予想して、実際に書く練習をしました。また、論文は第三者に添削してもらった方が良いと思います。坂本講師の厳しくも丁寧な添削で、自分に足りない点や意識すべきポイントが明確になりました。

面接対策・模擬集団討論について

私がはじめに行ったのは、「面接対策BOOK」に載っている過去の都庁の面接試験の質問を抜き出し、自分ならどう答えるかを書き出すことです。また、スクラップしておいた都政に関する新聞記事や、都民情報ルームで入手した資料を読み、自分なりに都政が抱える問題点などを考えました。
二次試験の前には伊藤塾で模擬面接を受けました。鋭い質問に考え抜いて答える練習ができたことや、頂いたアドバイス、コメントが自信につながりました。面接シートの添削でも、柳原講師には何度もお世話になり、納得のいくシートを完成させることができました。

受講形態と伊藤塾の学習個別フォロー

通学ライブクラスで入塾しましたが、大学院のゼミや授業が忙しく、講義に出られない時はインターネットでの受講も活用しました。インターネットフォローが充実していたことでとても助かりましたが、ライブに出席した際、カメラがまわっていない時間の講師の方々のお話や一言がモチベーションアップにつながることもありました。そうした体験はライブの醍醐味ですので、できるだけライブの講義に出席されることをおすすめしたいと思います。

直前期と試験当日

直前期はナーバスになりましたが、伊藤塾のテキストと自分で作ってきたノートを何度も読み返し、「これ完」のできない問題や不安な部分をひとつずつつぶしていきました。特に、直前講義で重要だと言われた部分を重点的に復習しました。
都庁Ⅰ類Bの試験の当日は、午前中の教養科目で時間配分に失敗してしまいました。実力を満足に発揮できず焦りましたが、最後の教養論文まで諦めず解き抜きました。

合格、内定と進路決定

第一志望としていた都庁に進路を決定しました。民間企業も含め色々と受験する中で、やはり都庁で働きたいという想いが強くなり、それを大事にしようと考えたためです。

モチベーションの維持について

志望先の省庁や自治体が開催する採用説明会、イベントなどに積極的に参加してみるのがよいかと思います。私は、12月の都庁セミナーに参加し、その時に改めて、「ここで働きたい!今日からきちんと毎日勉強しよう!」という意欲がわいてきました。

最後に

私は、より魅力ある都市づくりに少しでも貢献し、一人でも多くの都民の方や都を訪れる方に東京を好きでいてもらえるよう、 東京都の職員として職務に邁進していきたいと考えています。公務員試験は長丁場で辛くなることもあるかと思いますが、伊藤塾を信じて、諦めずに頑張ってください。最後になりましたが、お世話になりました伊藤塾の講師の方々、スタッフの皆様に心より御礼申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。