はじめに

私が公務員を目指したきっかけは、家族が全員公務員だからです。しかしながら、私自身、公務員が具体的にどんなことをしているか正直知りませんでした。そこで、大学三年生の夏休みを利用して文京区役所のインターンシップに行きました。区民課に配属され、そこで様々なことを学び体験しました。区の仕事は窓口業務ばかりと思っていましたが、実際には区民の方々の生活を暮らしやすくするためにはどうすべきかを常に考え、計画、立案していました。この経験により、区民と近いところで区民の意見を聴きながらまちづくりをしたいと思うようになり、特別区の職員を希望しました。
伊藤塾を選んだ理由は、兄が以前伊藤塾に通っており、伊藤塾の講義はとてもわかりやすいと言っていたからです。

私がとった勉強方法

専門試験（択一式・多肢選択式）について

公務員試験は、専門試験の方が点数の配点が高いので重点的に勉強しました。特に、憲法・民法・行政法・経済学は、時間をかければ得点につながる科目なので何回も「これ完」を繰り返しました。 
公務員試験は出題される科目が多いですが、全部勉強する必要はないと思います。自分の志望する先に合わせて何を勉強するか考え、勉強することをおすすめします。
私は、青野講師と内田講師に大変お世話になりました。経済科目がとても苦手で、講義を聴いても一回では理解できず、「これ完」も解くことができなかったので、毎週青野講師に質問しに行きました。青野講師は、わかるまで説明して下さり、私の理解度に合わせて解くべき問題と捨てる問題などを教えてくださいました。そのおかげで、経済学を得点源にすることができました。 
また私は法学部で法律は好きでしたが、「これ完」は難しくて解くことができず、内田講師に質問しました。内田講師は、図などを使ってわかりやすく教えてくださいました。そのおかげで、民法や憲法の応用問題も解けるようになりました。さらに勉強以外にも試験に対する不安や悩みを聴いてくれ、励ましてくださいました。私は、内田講師の言葉にとても支えられました。 
さらに私はゼミも受講しました。ゼミは少人数で友人もでき、情報交換もできるのでおすすめです。青野講師のゼミは問題プリントを解き、みんなの前で説明するというスタイルでした。みんなの前で説明するには、自分が確実に理解していないといけないので、本当に理解しているかどうか確認できました。また、自分ができない問題を他の人がどうやって解いているか知ることができるので、とても参考になりました。 
内田講師のゼミは、どこが間違いか指摘していくスタイルでした。正解の選択のみならず、どこが間違えているかを考えることでより理解が深まりました。また、自分の弱点がわかりました。ゼミは直前期にあり、最後の確認になるので、とてもよかったです。

教養試験（択一式）・基礎能力試験（多肢選択式）について

教養試験も科目数は多いですが全て勉強する必要はないと思います。数的処理と文章理解は出題数が多いので、重点的に勉強し、そのほかの科目は自分の得意な教科を勉強することをおすすめします。特に、数的処理は公務員試験の合否を決める科目と言ってもよいので、講義をよく聴き問題演習を試験一日前まで行うことをおすすめします。
ゼミでは「これ完」を解いたり、講師が選んだ問題をそれぞれ解き質問したり、みんなで問題を解き、それぞれどうやって解いたか発表しました。自分が解けなかった問題を他の人がどうやって解いているかわかり、とてもよかったです。 

教養論文試験・一般論文試験（記述式）について

教養論文対策の講義は、特別区を志望されている方は特に受けることをおすすめします。坂本講師は、わかりやすく書き方のコツを教えてくださいます。

面接対策について

相澤講師は、親身になって相談にのってくださいますし、的確に色々なことを指摘してくださいます。柳原講師は、情報をたくさんもっていますし、相談にものってくださるので、困った時は相談しに行ってみてください。

受講形態と伊藤塾の学習個別フォロー

私は通学ライブクラス、インターネットフォローを利用して学習しました。ライブクラスとインターネットフォローを併用することで時間を有効に使うことができました。私は自然科学はインターネットフォローを利用し、２倍速にして講義をうけました。また、数的処理は講義を受けた後もう一度インターネットで講義を見ました。このように、ライブとインターネットフォローを上手く併用して、より多く復習の時間を確保できるようにしていました。

直前期と試験当日

直前期の講義はとても役に立ちました。講師の方々が出題されるであろうと予想してくださった問題が結構当たりました。直前期はとても不安になりますが、講義に出て講師の言葉を聴くことで、少しは不安が解消されました。
直前期は、午前中に教養、午後に専門、夜に論文対策をしていました。時間をはかり、全教科対策するようにしていました。特に時間を意識しながら問題を解くようにしていました。

合格、内定と進路決定

私は、松戸市役所から内定をいただきました。柏市も三次試験まで合格しましたが、四次は辞退しました。

モチベーションの維持について

私は、勉強方法や精神面で不安になった時には、ゼミで知り合った友人などに相談していました。ゼミの友人と話をすることで不安が解消されました。また、青野講師や内田講師に話を聴いてもらいました。講師にアドバイスをもらうことで、モチベーションを高めることができました。

最後に

私は、地方公務員として常に住民のニーズに敏感でいたいと思っています。「このまちに住んでいてよかった」って思ってもらえるような仕事がしたいです。
伊藤塾の講師の方はもちろん、受付の方や公務員担当の方、みなさんとても親切に対応していただきました。出来の悪い私を見捨てずに最後まで支えてくださりありがとうございました。すごく感謝しております。伊藤塾に通い講師の方々に出会えてよかったです。
これから社会人として頑張ります。