早い段階から法律の学習を進めたことでしっかりと将来を考えることができました
T.R さん(22 歳)
◆ 最終合格 : 裁判所一般職、国家総合職、国家一般職、労働基準監督官
◆ 内 定 : 裁判所一般職、国家総合職
◆ 予定進路先: 裁判所一般職
●伊藤塾受講講座:入門講座:司法試験入門講座本科生+リーガルトレーニング/オプション:司法試験学習経験者のための国家総合職(法律区分)コース
※プロフィールは、2016年合格時点のものです。
はじめに
以前から法律をもっと深く学びたいと思っていたことと、将来の職業選択の幅を広げたいと思ったことをきっかけに、大学2 年生の春から司法試験入門講座を受講し始めました。大学生協のパンフレットや案内で伊藤塾のことを知っていたので、司法試験を目指すなら伊藤塾かなと思い、入塾しました。3 年生になるまでの一年間、司法試験入門講座で学習を続けていましたが、3 年生になるにあたって今一度進路について考え直したときに、法律に携わる仕事はしたいけれども早く就職したいという気持ちが高まったので、公務員に進路を変更しました。早い段階から法律の学習を進めたことで、自分が将来どんな職業に就きたいのか、また、本当に法律に携わる仕事に就きたいのかをしっかりと考えることができ、公務員試験に向けての良いスタートが切れたと考えています。
私がとった勉強方法
専門試験(多肢選択式)について
司法試験の入門講座の講義とテキストで一通り学習をし終えていたので、公務員試験を受けるにあたって新しく学習し直すことはありませんでした。また、予備試験の過去問をひたすら解いていたので、公務員試験の多肢選択式の問題については、予備試験の過去問と比べてやりやすいなと感じました。
専門試験(記述式)について
専門記述については、司法試験の講座では学習していなかったのですが、記述の際の言い回しなどを科目毎に自分でノートにまとめていたので、それがとても役に立ちました。また、公務員試験科の方に丁寧に添削を行っていただき、自分で実際に答案を書いて添削していただいたものを読み返すことで、答案を作る力をさらに高めることができました。
基礎能力試験(多肢選択式)について
私は数的処理の問題が大の苦手だったので、基礎のテキストから過去問のテキストまで、何回も何回もやり直して問題の傾向や解き方を少しずつ身につけました。講義を聴いていた際に講師の方が「難しい問題はやれなくてもいいから、とにかく基礎の問題はしっかり落とさないように」とおっしゃっていたので、一度解いたことのある問題の類題や、典型的かつ基本的な問題は必ず解けるように対策をしました。
政策論文試験(記述式)または政策課題討議試験について
あまり余裕がなかったので、政策論文試験は時間をかけて対策することができませんでした。ただ、政策論文のテキストにはしっかりと目を通し、書き方やポイントなどを頭に入れるようにしました。
面接対策・模擬集団討論について
面接カードの添削をメールで事前に行っていただいたので、面接の直前に焦ることなくカードを作成することができ、想定問答を自分でしっかりと考えることができました。
官庁訪問について
事前の情報収集がとても大事なので、伊藤塾の講師の方に直接話を聞くことができ、良かったです。
進路決定の理由
私は、国家総合職と裁判所事務官から内々定をいただきました。どちらにするのか本当に悩みましたが、法学部に入って法律を学んできて、やはり法律に直接携わる仕事がしたいと思ったことと、自分の能力をしっかりと発揮できる環境として、裁判所の方が自分には合っている思ったことから、裁判所事務官を選びました。
モチベーションの維持について
勉強するときはしっかりと集中して行い、それ以外の時は極力試験のことは考えずにリラックスして過ごすようにしていました。特に試験の直前になると、試験のことや周りの様子ばかりが気になってしまうので、自分の趣味や好きなことを積極的にするようにしていました。
最後に
今後は裁判所の職員として、これまで培ってきた法律の知識を参考にしながら、司法に携わる者として、迅速かつ公正な裁判の実現のためにしっかりと働いていきたいと考えています。公務員試験は長丁場で、何度ももうやめたいと思うことやつらいことがあると思いますが、最後まで諦めずに集中して学習に取り組み、試験に臨めれば良い結果が出せます。そのためにも、オンとオフの切り替えをしっかりとして、勉強するときはする、しないときはとことん自分の好きなことをするというようにしていくと良いと思います。頑張ってください!