私はこうして司法書士を目指す決意をしました

私が司法書士を目指したきっかけは、大学卒業後に金融機関に勤務しそこで毎日のように法務局へ登記簿謄本をさげに行っていたことが登記との出会いでして、その後、金融業界での各種検定試験を受験したり、会社からの通信教育を受講したりして法律の勉強に強く興味を抱くようになりました。その後、転勤先で他の士業の有資格者として会社の中で活躍されている方と出会い、自分も士業の有資格者になって会社の中で専門職として働きたいと強く感じ登記や民事訴訟などに精通した司法書士の資格取得を決意いたしました。
伊藤塾に入塾したきっかけは書式に極めて強い受験指導校と友人から聞いたことがきっかけです。

私がとった学習方法

中上級段階の勉強法について

中上級の勉強法としては、択一対策としては過去問をベースに過去の答練や模試の問題を解いていました。なぜ、答練や模試の問題を解いていたのかと申しますと、本試験まで後数ヶ月という直前期に、模試などでいきなり難しい問題に直面して面食らうことによって自信を喪失したりしてモチベーションが下がってしまうことが嫌でしたので、普段から答練や模試の問題に触れることにより答練や模試の問題に慣れるようにしていました。その中で特に役立ったのが「択一クライマックス総整理」でした。私は、午前択一が苦手でしたので、膨大な量の民法の過去問を解くのに大変苦労しました。そんな時に過去問の論点をほとんど網羅しているクライマックス講座の民法編がすごく手助けになってくれました。私は、クライマックス講座（午前）を申し込んだものの、時間がなくて実は講義を聴けずに民法部分の問題演習のみを自習するといった形でした。（時間が取れればライブ講義を受講して講師に質問をしてみたかったですが・・・・）クライマックス講座のおかげであの膨大な量の過去問を解く苦しみから解放されて答練や模試の問題を解く時間が作れました。書式に関しましては蛭町講師と山村講師の書籍が大変役に立ちました。まるで講義を受けているかのような臨場感があってすごく読みやすかったです。

直前期について

直前期には、択一に関しては過去答練や模試を解き、６月に入ってからは直前期に受験した模試の復習をするということを行いました。書式に関しては蛭町講師の「うかる！記述式」を受講し、５月半ば以降は毎晩寝る前（12時以降）に模試や「うかる！記述式」の問題を一日一題だけ答案構成しました。何故こんな時間にやったかと申しますと時間がないということもあったのですが、それとは別に一日で最も頭が疲れている時に難問に取り組むことで本試験のときに頭が疲れている状態で書式の問題を解くことに慣れるのではと思ったからです。本来であればきちんと解答用紙に書き込んだりするべきなのかもしれませんが、時間に余裕のない方は解答は目で見るだけにして答案構成のみを行っていくというやり方をするだけでも良いかと思います。雛形に関しては雛形集を寝る前に布団の中で眺めていました。

試験当日について

試験当日は、「絶対に今年で決めてやる」という気持ちが強すぎて、普段滅多にしない緊張をしてしまいました。（本試験会場の最寄駅で電車を降りる時にボタンを押す指が震えてしまうなんて、今まで一度も経験したことがないことです）それでも、バスの中や試験会場で近くにいた人と談笑することで緊張がほぐれて午前はなんとか終了しましたが、午後になり択一を解いているときに突然強い緊張に襲われて試験中にトイレに駆け込み嘔吐をしてしまいました。その後、書式を15時40分頃に切り上げて残りの20分で中途半端になってしまった択一の見直しを行いました。わずか20分の間で４問の解答ミスを見つけました。

総論

私は普通の方に比べて受験回数が多くなってしまいましたが、この試験は上手にメリハリをつけて勉強すれば絶対に早く合格出来るのではないかと思います。一番大切なことはいかにモチベーションを維持しなるべくイライラしない様にするかだと思います。ストレスをためないために上手に息抜きをしたり、これから受験勉強をスタートする方は、勉強前にこれでもかっていうくらいに遊んだりすることも大事だと思います。私自身異常な位のモーレツ社員から受験生になったことで息抜きをほとんどせずに生活してしまい、いつもストレスとの戦いでしたので・・・・。特に社会人の方はストレスと上手に付き合っていく事が大事だと思います。

自宅での学習について

家での学習として一番良かったものとしてストリーミング受講が挙げられます。気になるころを巻き戻して何度も聴きながら苦手箇所は講師のお話を口語体でテキストや六法に書き込み理解することに努めていました。そのおかげで苦手分野が少しずつ減っていきました。

伊藤塾の各講師陣についての感想・各講師へのメッセージ

蛭町講師のおかげで苦手分野であった書式を克服し何とか合格することができました。又、オープンスクール等で山村講師や小山講師から沢山の励ましの熱いお言葉を頂き、そのお言葉のおかげでモチベーションを維持することが出来ました。蛭町講師・山村講師・小山講師そして窓口で礼儀正しく親切丁寧に応対してくださった事務局の皆様本当にありがとうございました。

最後に

私は今後、金融機関への転職を第一に希望しております。金融機関で債務者の方と実際にお話して回収のみならず債務者再生という分野で仕事をすることにより世の中に貢献していきたいです。これから目指す方へ私が唯一できるアドバイスはとにかくストレスをためすぎないようにしてくださいということです。イライラし過ぎると勉強の効率も下がりますしモチベーションも下がりますので良いことはゼロです。趣味をあまり封印したりしないで、少しでも息抜きをして勉強の効率を高めてください。そうすれば、私の様に遠回りしないで必ず短期で合格できると思います。