司法試験から転進し、あきらめず勉強を続けて合格!
佐々木 幹郎さん
●受験回数:7回
●受講講座:〔入門講座〕入門講座速修生、〔中上級講座〕択一実戦力養成講座・記述式「答案構成力」養成講座、記述式スキルアップ講座・ツーステップ登記法講座、記述式リアル「解答力」養成講座
〔直前対策講座〕うかる!記述式「合格への直前予想編」、択一クライマックス総整理、〔模試〕全国公開模擬試験
※プロフィールは、2011年合格時点のものです。
私はこうして司法書士を目指す決意をしました
私は高校生の頃から法律家という職業に憧れ、弁護士を目指して大学在学中に旧司法試験の勉強をはじめました。しかし、その後択一には何度か通ったものの、論文では全く歯が立たず、限界を感じていました。そこで、自分の特性を考慮しつつ、法律家になりたいという夢を叶えるため、司法書士試験への転進を決意しました。
私がとった学習方法
入門段階の勉強法について
転進を決意した頃(04年当時)、司法試験受験生のための司法書士試験対策講座ができると聞き、第1期のスピードマスター講座を在宅受講しました。
ただ、この時期の勉強では、理解することにあまりにもこだわりすぎたため、講義を消化するだけで手一杯で、過去問等の問題演習をする余裕はありませんでした。
そのため、3回目の受験までは択一対策に終始してしまい、本格的に記述式対策をはじめたのは07年に「記述式スキルアップ講座」を受講してからでした。
中上級段階の勉強法について
4回目の受験で多少手ごたえを感じることができたものの、未だ択一の勉強法に自信を持てずにいました。それに答えてくれたのが「択一クライマックス総整理」でした。以後択一対策としてはこのテキストに情報を集約し、「絞り込み」、何度も「繰り返し」ました。
記述式については、「記述式スキルアップ講座」のおかげで、記述式は「暗記」するものではなく、「理解」するものなのだと正しく認識することができました。そして、問題を繰り返し解くことで、「どう書くべきか」(=架橋、手続判断)について悩むことは少なくなりました。さらに、「記述式「答案構成力」養成講座」(旧「できる!記述式」)を受講することで、解答処理手順を確立し、実体判断についても解答時間の短縮を図ることができました。また、この講座を通じて現場での危機管理を意識できるようになったことも大きな収穫でした。
直前期の勉強法について
「択一クライマックス総整理」のテキストをベースに、「択一実戦力養成講座」のまとめの部分を適宜追加し、何度も繰り返しました。すると、模試でも安定して30問前後の得点ができるようになりました。
また、「記述式リアル「解答力」養成講座」の受講で、表現方法についての悩みを一気に解消できました。さらに「うかる!記述式」の受講で、あきらめずに答案を書くための精神力を養うことができました。
試験当日について
公開模試等でいろいろな状況をシミュレーションし、できる限りの準備をして本試験に臨みました。
午後の択一で予想以上に時間をとられ、記述は商登法が途中答案になってしまいましたが、「ベストは尽くした。」という思いで試験を終えることができました。
「私の合格ポイントと反省ポイント」
良かった点は、受験期間の後期になって、優先順位を意識した勉強法を確立できたことです。やるべきことを「絞り込み」、それを徹底して「繰り返す」ということを強く意識して勉強を進めていきました。また、精神面や体調管理など、勉強以外のことも重視しました。
反省点としては、「初期の段階で」勉強法をきちんと確立できなかったことです。受験回数を増やす大きな要因になったと思います。
自宅での学習、個別フォローについて
私は模試以外の講義を在宅で受講していました。特にインターネットでの受講を始めてからは、勉強の効率が格段に上がりました。自分のペースで進められることが最大の魅力だと思います。
個別フォローについては、名古屋校のスタディーサポート制度を利用しました。伊藤塾出身の実務家の方に直接質問できるので、疑問点がすぐに解消でき、とても便利でした。
各講師の方へのメッセージ
伊藤塾の講師の方々は、受験生の「合格したい」という気持ちを真正面から受け止めて、熱意のある講義をしてくださる方ばかりだと思います。本当にありがとうございました。
「司法試験からの転進」について
とにかく気持ちの切り替えが大事です。転進するのであれば、未練を残さず、司法書士試験だけに目標を定めて取り組んでいただきたいと思います。司法試験での悔しさをぜひとも司法書士試験で晴らしていただいきたいと思います。
最後に
この試験はあきらめずにコツコツ努力すれば必ず報われる試験だと思います。特に私のように受験期間が長くなっている方は精神的につらいと思います。でも、もう「あきらめるわけにはいかない」はずです。必ず次の試験で決めましょう!
家族、特に妻にはかなりの負担をかけることになってしまいました。本当に感謝しています。これからは自分がしっかりと家族を支えていけるよう励んでいきたいと思います。