山村講師の「答案構成」のおかげで、記述式に苦手意識を待たずにすみました。

A.Sさん(34歳)
 

合格者イラスト
早稲田大学法学部卒業 専業受験生
受験回数:3回
受講講座:〔入門講座〕司法書士入門講座本科生、〔中上級講座〕択一実戦力養成答練・記述式「答案構成力」養成答練、記述式リアル「解答力」養成講座、〔直前対策講座〕うかる!記述式「合格への直前予想編」、択一クライマックス総整理、〔模試〕全国公開模擬試験
 
※プロフィールは、2011年合格時点のものです。

私はこうして司法書士を目指す決意をしました

私はもともと旧司法試験の勉強をしていたのですが、2007年度の論文不合格を機に、別の道を考える必要に迫られました。
そこで、今までの法律の勉強を活かせるものをと思い、司法書士の勉強をすることにしました。
伊藤塾を選んだのは、今まで司法試験の講座を受講していたことと、山村講師が司法試験から転向して司法書士に合格された方だったからです。

私が取った学習方法

入門段階の勉強法について

択一式に関しては、講義を聴き終わった範囲の問題を、次の講義までの間に解くようにしていました。
また、入門講座では講義が終わって一定期間経過してから演習があるため、それがペースメーカーになっていたと思います。
記述式は、記述式基礎問題集と演習の問題を繰り返し解きました。重要な雛形は繰り返し出題されるので、自然と覚えていきます。それ以外の特殊な雛形に関しては、覚える努力が必要でした。

中上級段階の勉強法について

2回目の不合格を受けて、私は試験をやめるつもりでいましたが、山村講師に、「3回目は受かる可能性も高いし、できるならもう一度がんばってほしいな」と励ましていただいたこともあり、勉強を再開することにしました。
とはいえ、試験後の7月以降全く勉強しておらず、家庭の事情で勉強を開始できたのは結局2月からだったので、基礎知識にかなり不安を覚え、インターネット講義で入門講座を再受講しました。
憲民刑は省略して、不登法から1日2・3回分のペースで聴き進め、該当部分の過去問を解き、記述式は基礎問題集と山村講師の記述式答案構成力の本を使って勉強しました。一度は聴いたことのある講義なので、初めての時よりも理解度が格段にあがっており、知識の定着も早かったです。途中から「できる!記述式」も受講して、記述の感覚を取り戻すようにしました。

直前期の勉強方について

入門講座の司法書士法までを終わらせるのに4月末くらいまでかかり、5月からは、択一はクライマックス総整理、記述はできる記述式とうかる記述式、後は山村講師の本の問題に絞って勉強しました。
模試は6回受けましたが、時間配分にだけ気を配り、復習は択一の間違えた箇所と、記述の代理できない事項や添付書面のみ見る程度でした。

総論

合格ポイントは、手を広げず(広げる余裕がなかったのですが)、やると決めた問題だけに集中できたことです。
失敗ポイントは、1~2年目は何となく勉強していたこと、受かる勉強というよりは勉強のための勉強になっていたように思います。

自宅での学習と伊藤塾のフォロー

合格した年は、模試以外全てインターネットでの受講だったのですが、倍速機能がついているほか、項目別にわからない部分をピンポイントで聴けるなど、非常に便利でした。携帯で利用できるweb de ドリルもよかったです。電車での移動時間や、お風呂に入る時などに活用していました。

伊藤塾の各講師陣についての感想

記述式の解法をはじめて教わったのが山村講師だったことは、非常に大きかったと思います。記述式に苦手意識を持たずにすみましたし、答案構成の方法を教えていただき、解法の骨格をつかめたことで、後は正確な知識を正確にあてはめればいいだけ、というとてもシンプルな勉強をすることができました。
また、私は非常に肩が凝るタイプで、できるだけ書く文字数を減らしたかったので、「記述式リアル答案解析講義」のテキストに載っていた、減点されない添付書面の省略記載方法はすごく参考になりました。

司法試験からの転進について

憲民刑などの実体法に関してはかなりのアドバンテージがあると思います。ただ、民法に関しては親族・相続はきっちりやらなければならないし、商法でも、司法試験では全くやらないような細かい知識まで覚えます。
また司法書士の記述は、ある種の技術です。しっかりした解法さえ押さえれば、後は知識を入れ、正確に当てはめるだけなので、そこを踏まえた勉強をすることが大事だと思います。

最後に

私は旧司法試験受験の期間も含めると、かなり長い間受験生活を送ってきたのですが、今年合格できたのは、自分はこれだけがんばった、と自分で思える勉強をしたからだと思います。
皆さんも、勉強をはじめたからには、諦めそうになった時に堪えられる核のようなものを自分に作ってみてください。
山村講師もよくおっしゃっていますが、本試験の現場で自分を支えてくれるのは自分だけです。
最後になりましたが、伊藤塾の講師の方々、ずっと応援してくれた両親に心から感謝しています。ありがとうございました。