自己分析・等身大の自分と向き合うことが、合格への最短距離です!

谷 悦寛さん(34歳)
 

合格者イラスト
関西学院大学法学部卒業 司法書士事務所補助者
受験回数:5回
受講講座:〔入門講座〕司法書士入門講座本科生、〔中上級講座〕択一実戦力養成答練・記述式「答案構成力」養成答練、記述式リアル「解答力」養成講座・ツーステップ登記法、記述式スキルアップ講座・択一合格アドバンス講座、〔模試〕全国公開模擬試験
 
※プロフィールは、2011年合格時点のものです。

私はこうして司法書士を目指す決意をしました

大学時代、淡々と日々を過ごしていく中で、せっかく法学部に進学したのだから、法律を使った仕事をしたいと思っていました。そんなときに大学内で伊藤塾のガイダンスに参加する機会があり、このような人の役に立てる仕事を将来したいと思い、司法書士を目指そうと思いました。
伊藤塾に入塾したのは、そのときのガイダンスの担当講師の人柄、話し方に興味を抱きこの講師ならついていけると思えたからです。また、インターネットでの受講もできたので、自分の時間に合わせて受講できるのも選んだひとつです。

私がとった学習方法

入門段階の勉強法について

入門段階の勉強法では、択一についてですが、法律用語をまず理解するように心がけました。理解ができにくい部分は校舎での講義後にもう一度インターネットで再度受講していました。受講した範囲の過去問は復習の段階で解くように心がけていました。しかし、過去問をただただ何回も解いたらできるようになると勘違いし、がむしゃらに解きまくっていました。この勉強法では基準点ちょうどぐらいしかいきませんでした。この勉強では、少し足らないということを理解しました。
入門段階のとき記述の解くときのポイントがわからなかったところ、公開講座に参加したのをきっかけに山村講師の 『記述式 「答案構成力」 養成答練』 を受講しました。記述をどうはじめていいのかわからなかったので、とても考えさせられ記述の苦手意識もなく、むしろ得意だと1年目から思うことができました。

中上級段階の勉強法について

まず、2年目はあんなしんどいことをしたくないと逃げてしまい、翌年の3月ぐらいからようやく本気になり出したので、もちろん手遅れでした。
3年目は、2年目の反省を活かしどうしたらいいのかをまず考えました。そして、まず、自分を知らなければならないと思いました。自分の性格、何が苦手かなど。そのようなことを考えて勉強をしていくようにしました。力まかせに勉強するのではなく、頭を使って考えて勉強していくようにしました。すると、総合点を全て超え、あと1点で合格のレベルまで高めることができました。
4年目は、早くから勉強を再開させたほうが忘れることが少ないと思いました。しかし、私はすぐ甘えてしまい再開するのに時間がかかると思ったので、1点を取るために中上級講座を全部受講しました。講座のペースに合わせて進めていけたので、スムーズに勉強に戻っていけました。しかし、4年目も総合点を超え、3点足らず、何が足らないのかまた真剣に考えました。やはり、基本の徹底と過去問の繰り返しにつきると思いました。その基本の徹底といいましても制度趣旨から理解したり、過去問を解いていて、他の法律でも似たようなことがあったなと思ったら、面倒くさがらず確認を怠らずにしていました。かつては、似た部分があると思っても後で見ようと思ってしまし結局確認しないままに終ってしまっていました。基本知識の徹底と似た知識の比較をすること、疑問に感じたことがあれ面倒くさがらず調べたりしました。

直前期の勉強法について

直前期はあいまいな知識をなくし知識を正確に素早く出てくるようにすることを意識しました。また、私の苦手なところをまとめたノートや比較や曖昧になりやすい部分は常にノートを携帯し、電車の中などで確認しました。また、お風呂の中でもコピーした表を持ち込み、少しでも時間があれば勉強するように心がけました。あと、意識的に休息日を作るようにもしました。なぜかというと私の場合、直前期は精神的にとてもまいってきてしまい、逆に毎日やると効率が悪くなることを理解していたからです。毎年、山村講師の公開講座に行き、自分なりのモチベーションをあげていました。

合格のポイント

ひとつは自分を知ることです。これが本当にわかったのは4回目の試験発表後の勉強の帰り道の電車の中で何が足らないか考えてみたらと言われたことがきっかけです。今まで変なプライドからか、できない自分と向き合うのが怖いと思っていた自分がいたと思います。 しかし、 自分の性格・苦手な部分など自分を知らなければ対策もできません。去年の自分の解いた択一を確認してなんでこう解いてしまったのかなど追求しました。記述も開示請求した答案を見て基本的な部分も間違ってしまっている自分に気づきました。この作業は私にとっての合否を分けるひとつだったと思います。自己分析をし、等身大の自分と向き合うようにしました。
もうひとつは、試験を知ることです。やはり、試験も出やすい部分、毎年出る部分、一度出たら数年出にくい部分など私なりに考えて今年はこの辺りが聞かれるのではないかと予想を立て、直前期にはそのあたりに力を入れて学習していました。

自宅での学習と伊藤塾の個別フォロー

一度講義を受講し、わからないところがあれば、もう一度聴きなおすようにしていました。時間がない中でも倍速にして視聴すれば早いですし、時間を有効に使うことができました。また、家で勉強していて、自分ではわからないところがあれば、メールで質問でき、回答も素早く、丁寧でわかりやすかったので、よく利用していました。

伊藤塾各講師陣についての感想

伊藤塾の講師陣はどの講師も熱く、受験生に合格してほしいという気持ちが画面越しにでもひしひしと伝わってきました。なので、パソコンを通じても緊張感も維持でき、受講できました。山村講師には、記述に自信をつけていただき、本番でも記述で逆転できるぐらいの考え方を学ばせていただきました。

最後に

信頼できる友達がいなければ、合格はなかったと思いますし、続けていくのもしんどかったと思います。何より支えてくれた家族、友人、伊藤塾のスタッフには感謝しています。自分一人の力だけでは合格はなかったと思います。私も合格の通知が来るまで合格しているなんて思ってもいなく、ほんと合格か不合格かは紙一重だと思います。限界の一歩先に合格があるというのを私も体験し、合格者の言っていることは本当なのだと実感しました。最後まで諦めず、どれだけ合格したい気持ちがあるかだと思います。自分を信じて勉強を続けてください。応援しています。