私は大学在学中から数えて５回目で合格を果たすことができました。勉強を続けていた５年間、周りでは様々なことが変化していきました。友人たちは進学や就職を決め、中には結婚をし、出産を控えている者もいます。周りの人たちは、焦る必要なんかないと言ってはくれますが、在宅で受講していた身としては、同じ境遇の人間がいないせいもあって、どこか取り残された感は常に持っていました。それでも今日までやってこられたのは、後には引けないという気持ちが強かったということもありますが、やはり、支えてくれていた人たちがいたことが大きいと思います。去年の試験の結果が振るわず、さすがにもうだめだと半ば諦めていたときに、私の話を聞き、慰め、もう一年がんばってみようと思わせてくれた人がいるのですが、特にその人には本当に感謝しています。ありがとうございました。
そしてそのような人たちは、私の合格を我がことのように喜んでくれました。それだけで、諦めずにやってきて本当によかったと強く感じることができました。
受験回数を重ねていくと、焦りと孤独感から、次の受験に躊躇してしまうこともあるかと思います。しかし、もしまだ挑戦できる環境にあるのなら、やはりやってみるべきだと思います。自分のためだけではなく、周りの支えてくれている人たちのために、どうか諦めずに挑戦し続け、合格をつかんでいただけたらと思います。