就職活動のあせりを感じていたときに知った司法書士の資格。独立を目指し、伊藤塾で短期合格を果たしました
K.I さん(23歳))
◆受験回数: 1回
◆苦手科目: 午後択一式
◆主な受講講座: 〔入門講座〕 司法書士入門講座〔直前対策講座〕直前パック
私はこうして司法書士を目指す決意をしました
私は、大学の学部が法学部であったため、何かしら法律系の仕事に就こうとは考えていたものの漠然と決めかねていました。そうこうしているうちに大学3年生の秋となり、周りは就職活動一色、自分も何かしないといけないかと若干焦り始めたところ、大学の生協に置いてあった伊藤塾のパンフレットにより司法書士という資格を知りました。そして、その業務の内容に興味を持ち、若くても独立が可能である点などに惹かれ、絶対に短期で合格する決意のもと勉強を始めました。
私がとった学習方法
入門段階の勉強法
私の勉強方法はとてもありきたりなものでした。択一式については、入門講座で学習した範囲を次回の講義までにテキストで全て復習し、該当範囲の過去問を解き、過去問の肢ごとにテキストのページ番号等を書き込むことによりリンクを作るというものです。これだけでも入門講座は週3日・10コマということもありギリギリでしたが最後まで続けました。これと並行し、分野ごとの講座が終了した後にある択一式演習に合わせ、過去問の復習をしていくことにより少しずつ理解を深めていきました。
記述式に関しても同様に特別なことはしていません。強いて言えば、記述式の講座が始まる前の択一式のテキストの段階から過去問を解き始めていたことくらいです。方法は、ただやみくもに問題を解くのではなく、登記のつながりを意識するため問題に出た範囲を一度に復習していました。入門テキストを読み直し、雛型を全部書き出し、それでも不十分だと感じたら基礎問題集で確認を行う、といった感じです。同時に、問題を解いた際の答案構成用紙を残しておき、それに間違った箇所や理由、忘れがちな点、解答時間などをまとめ、次に同じ問題を解いた際に比較ができるようにして同じミスを繰り返さないように注意していました。
中上級段階の勉強法
入門講座の終了時にはすでに試験まで4ヶ月を切り、すでに直前期であったため中上級段階はなかったと思います。
直前期の勉強法や試験当日について
入門講座が3月の中旬に終了し、択一クライマックス総整理一本で行くことを直前講座ガイダンスで決めました。その前提として去年の合格者の話を参考に講座が開始するまでの2週間強で15年分の過去問を解き直し、忘れていた知識を思い出して直前期の下地を作りました。その後講座が始まってからは、「最低でも10周は繰り返し復習する」との講師の言葉に従い、講座が終わった後の寝る前に復習、次の日の朝起きたら復習、次の講座までに復習というように、ひたすら択一クライマックスのテキストを何度も繰り返し続け、最終的には4日で全範囲を繰り返し復習するようにしていました。これにより、1年目ながらも択一式の基準点を突破できるまでの実力を養うことができたのだと思います。
記述式の勉強はひたすら短時間でのアウトプットでした。択一式の学習に時間がとられていたため時間をあまりかけることができず、解答用紙に書き込むことなく、ひたすら答案構成のみを行い多くの問題に触れなおしていました。解いていた問題は、過去問やかつての講座など一度は解いたことのあるもので、問題形式の把握やよくある登記の流れ等の確認に重きを置いていました。
本番当日は、 択一クライマックスのテキストと記述の間違いノートのみを持っていき、開始間際まで苦手な箇所や雛型の確認をしていました。
伊藤塾の各講師陣についての感想・各講師へのメッセージ
択一クライマックス総整理がなければ今回の合格はなかったと思います。入門講座終了時の実力診断テストでは、午前23問・午後17問程度しか取れず合格までほど遠い状況でした。その直後、択一クライマックスの講座に出会い、テキストを繰り返していくうちに自信がつき、模試でも安定して基準点を超えられるようになり、最終的には合格まで持っていくことができました。
講義が終了した後、閉館時間ギリギリになってまで、わからない箇所の質問に熱心に答えてくださったことは今でも忘れられません。時折話してくれた今後の司法書士の在り方や可能性は直前期に勉強をしていくなかでかなりの励みになりました。感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。
最後に
今回の合格はまさに日々の積み重ねのおかげだと思います。毎日毎日、地道に一歩ずつ勉強を続けていき、休みたくなったり諦めたくなったりしても決して逃げずに進み続ける、そうしていくうちに徐々に合格の方から近づいてきたという感じです。
毎日決めた時間を勉強し続けることはとても大変なことだと思います。特に、仕事や家事をしながらの学習ではなおさらだと思います。また、周囲の理解を得られずつらい思いをすることもあるかと思います。しかし、その道は必ずゴールまでつながっているはずです。受験生のみなさんが最後まで諦めず、来年無事に合格にたどり着くことができることを祈っています。