高城講師の人柄に惹かれて伊藤塾に入塾。入門段階からここにすればよかったと痛感しています

前田 ゆかり さん(32歳)
 

合格者イラスト
中央大学法学部卒業 主婦
◆受験回数: 3回
◆苦手科目: 午前択一式(特に民法)
◆主な受講講座〔中上級講座〕 択一基礎力養成答練、択一実戦力養成答練
〔ゼ   ミ〕 これで完成!1テーマ記述式ゼミ、合格への「思考力」完成ゼミ
〔直前対策講座〕択一クライマックス総整理、うかる!記述式
〔模   試〕 全国公開模試  

私はこうして司法書士を目指す決意をしました

ショップスタッフとして働いていましたが、専門家として一生続けられる仕事をしたいと考えていた折に、 成年後見という新しい分野で司法書士が活躍していることを知り、一気に興味をもったのがきっかけです。はじめは独学で勉強しましたが、1回目の試験では択一式の基準点に届くことができず知り合いの司法書士の方に相談したところ、伊藤塾をすすめられ、高城真之介講師の無料公開講座に参加しました。誠実な人柄に惹かれ、すぐに入塾を決めました。

私がとった学習方法

入門段階の勉強法

1年目は独学で市販のテキストを読みながら過去問を解いていましたが、11科目という量の多さに圧倒され、テキストを読み通すだけでやっとの状態でした。にもかかわらず、「過去問を暗記すればなんとかなるんじゃないか」という完全に間違った考えのまま、勉強していました。また、得意な(好きな)分野ばかりに力を入れ、苦手科目はいつまでたっても克服できない…という独学で陥りがちなワナにも見事にはまっていました。
これから勉強を始められる方は、ぜひ入門講座を受講してスタートしてください。早い段階から入門講座を受けていれば時間・労力・コスト的にも効率良く進められたのではないかと痛感しています。

中上級段階の勉強法

・択一式対策 
合格した3年目は次のようなフローを定型化し、ノートに書きながら過去問を解きました。
a.肢の中からキーワードをチェック→b.何を聞かれているか出題意図を一言で表現→c.原理原則、制度趣旨から理由づけ→d.できる限り図式化・ビジュアル化する(民法なら、誰と誰の利害が衝突し、どういう請求権を行使しているのか。不登法・商登法なら、択一の文章から関連する書式をすぐに書けるかetc)
このような思考力の重要性を徹底的に刷り込んでくれたのが、「択一基礎力養成答練」と関信敏講師の「思考力完成ゼミ」です。両講師とも「みんながやっているからとりあえず、なんとなく過去問を解くでは、“なんとなく”の結果しか出ません。理由付けを大切に、自分の頭で考えるクセをつけましょう。」と繰り返し強調しています。 
この方法によって、択一式(午前)は前年度24点から今年度31点へと大きく向上しました。
・記述式対策 
2つのことに重点を置きました。1つ目はヤマをはらずにどのテーマも万遍なくできるようにすること。2つ目は間違いノートを作り、うっかりミスしやすい部分を可視化すること。基本問題を一言一句レベルまで“完璧に”解けるまで繰り返すことが重要だと思います。それに加えて、蛭町浩講師の「うかる!記述式『合格への直前予想編』」で応用力をつけました。また、記述式のゼミで混同しやすい部分の知識整理を行いました。

直前期の勉強法

「択一クライマックス総整理」のテキストを軸に、「過去問と択一実戦力養成答練の問題を解く→曖昧な知識はノートにメモ書き」を繰り返していました。
また、生活面でも本番当日に照準を合わせた朝型生活に切替えました。5時に起床し、朝食前に不登法と商登法の記述式を1問ずつ解くことを習慣化しました。体調を整えるために外食を避け、6月からは本番当日まであえて毎日の朝食を同じメニューにし、昼食はおにぎり2つとしました。生活をルーティン化することによって、できるだけ普段通りに本番を迎えるように心がけました。

試験当日について

「今年もまた択一式基準点に達しなかったら…」 という不安は当日まで消えませんでした。試験会場の早稲田大学入り口で高城真之介講師やその他お世話になった講師の顔を見たときは、緊張と不安で思わず涙が出ました。「泣いちゃったほうが楽ですよ。」の一言に心がフワッと軽くなり、ずいぶんと落ち着くことができました。合否のキーとなる午後は「商登法記述式→択一式→不登法記述式」の順でメリハリを持って解いていきました。

伊藤塾の各講師陣についての感想・各講師へのメッセージ

私がこの試験と「本気で」向き合うようになったのは、2回目の不合格の結果を受けた秋に行われた本試験分析会です。どの講師からも、来年は必ず受験生を合格させるという気迫を感じました。その真剣な眼差しを前に、私は自問自答しました。講師以上に自分が「絶対に合格する!」という執念を持っているのか。「難関国家試験にむけてがんばっている(ような気がする)自分」に自己満足をして、試験勉強を日々の生活の言い訳にしていないか…。「私を全力で支えてくれている人たちを裏切ってはいけない。」その一心で、本番まで走り抜けた気がします。特に、直接指導頂いた蛭町講師・高城講師・関講師、、、ほんとうにありがとうございました。

最後に

不安になると焦って細かい知識まで追いかけてしまいがちですが、そんな時こそ 「基本問題を丁寧に。手を広げない勇気」が大切だと思います。過去問とは「骨までしゃぶりつくす」かの如く格闘し、けれど気持ちはどこまでも前向きに「大丈夫、絶対にできる」と自分に言い聞かせ、一歩ずつ日々前進あるのみです。皆さんのがんばっている姿をみて、声に出さずとも応援してくれている人が必ずいます。同じ 伊藤塾出身の司法書士として、一緒に活躍できる日を心から楽しみにしています。