ファイナンシャルプランナー・宅建資格から司法書士へのネクストチャレンジ。働きながら取得した一生ものの資格
益留 慎一(マストメ シンイチ)さん (41歳)
受験回数:6回
主な受講講座
【中上級講座】 択一合格アドバンス講座、分析的手法で書式の点数を積み増す講座、択一実戦力養成答練、記述式答案構成力養成答練、司法書士合格への思考力完成ゼミ
【直前対策講座】 全国公開模擬試験
私はこうして司法書士を目指す決意をしました
私は当時、法律とは全く縁のない職についておりました。社会人として何か役立つ知識を得たいと考えファイナンシャルプランナー・宅建などの資格を取得しました。
それらの資格を取得する過程で登記業務を中心として活躍をする司法書士の存在を知りましたが、自分にとってはあまりにもハードルの高い国家資格であると思い、初めは全く挑戦する気はありませんでした。
しかし、当時の職業に対する先行きの不安・将来性について悩んだ結果、有資格者となれば一生続けられる職業であり、仕事を全うすることにより、社会貢献にも役立つものとの思いから挑戦を決意しました。
伊藤塾を活用した私の学習方法
中上級段階の学習法
過去の受験結果を振り返ると、午前・午後の択一については基準点をクリアできていても記述において基準点に達せず不合格、または基準点に達していた年では総合落ちという結果に終わっていました。
合格を勝ち取るための目標設定として「択一:午前30 問 午後30 問 記述:7割5分」としました。
ア 年内
2013 年の本試験終了後、8月より学習を再開しました。
まず、行ったのは本試験問題の見直しです。特に誤った箇所については弱点となってしまう恐れがあるため丁寧に見直しを行い、自己作成の弱点ノートへ追記しました。8月・9月中は以前より使用していた「思考力完成ゼミ」のレジュメ、「択一合格アドバンス講座」のテキスト、弱点ノートの読み込みに重点を置き、過去問等は一切行いませんでした。
10 月より、択一に関しては過去問などの演習を再開しました。
記述に関しては、蛭町講師の「分析的手法で書式の点数を積み増す講座」がスタートしたため、講義の進度に合わせワークブックの演習を開始しました。ワークブックの問題数がかなり多かったため、早い段階より反復演習するものとしないものとの仕分け作業を同時に行っておきました。
この時期の択一と記述の勉強時間の割合は、「択一3:記述7」の割合でした。択一に関してはじっくりと解き直しつつも、年内で全科目一回は行いました。
イ 年明け
1月から3月に関しては択一に関しては反復演習するものとそうでないものとの仕分けを行いながら演習を行いました。記述に関しては、ワークブックで反復演習を行うものとしてピックアップしたものを中心
に、演習をしました。1月以降の勉強時間の割合は、「択一7:記述3」の割合でした。
直前期の学習方法や試験当日について
4月以降は択一・記述ともに反復演習するものとしてピックアップした問題を中心に演習し精度を高めていくことに力を注ぎました。また、4月以降に実施される伊藤塾及び他校の公開模試などを受け、誤った箇所を中心に見直しを行い弱点ノートへの追記及び読み込みを行いました。
直前1ヶ月前は択一に関しては直近7年分の過去問及び弱点ノートの読み込みのみを行い、記述に関してはワークブックでピックアップしていた問題のみの反復演習をしました。
試験当日の戦略として特に注意していた点は午後の時間配分です。
私は択一から開始し、記述については不動産登記・商業登記の順で行うと決めておりました。
択一に関しては70 分、記述に関しては各55 分と時間を設定し、設定時間をオーバーした場合であっても、一旦そこで終了し、次へ進むことと決めていました。実際本番でも、択一については、1問残した状態で記述を開始することになりました。
記述においても、不動産登記で第3欄は不完全なものとなり、第4欄についてもタイムオーバーとなったため、そのまま商業登記を解き始め、残り時間に全精力を注ぎ込みました。そのため、商業登記に関しては何とかすべて記載を完成させるこができました。
結果を振り返り言えることは、何処かで躓き次へ進まなかったとすれば、時間をロスしており、合格基準点には達しなかったのではないかということです。本試験の現場では必ず想定外の事態が生じるため、自分なりの戦略を立てて臨むことは重要であると思います。
伊藤塾講師へのメッセージ
伊藤塾講師の方々に常に感じていたのは、誠実さ・熱意ある指導です。
学習方法についても的確なアドバイスをいただき、また精神的に落ち込んだ時には励ましの言葉をいただきました。そういったことがなければ、途中で受験を断念していたかもしれません。
試験当日も体調を崩してしまい、モチベーションが下がりかけていましたが、その時も伊藤塾の講師の方々に声を掛けていただいたことにより気合が入り、何とか当日を乗り切ることができました。
お世話になった講師の方々へ合格の報告をすることができ、嬉しさを噛み締めております。
本当に有り難うございました。
最後に
試験に合格し、司法書士としてのスタートラインに立つことができたのも、伊藤塾講師の方々、妻の理解と支え、応援していただいた方々のお陰です。そういった方々への感謝の気持ちを忘れず、恩返しのためにも更に精進していきたいと思います。
現在受験勉強をなさっている方々、特にお仕事をしながら受験をされる方においては、勉強時間を捻出すること自体なかなか大変なことと思いますが、最後の最後まで力を振り絞り、今の自分を超え合格を勝ち取っていただきたいと思います。頑張ってください。