高城真之介講師を信じ、受験仲間と助け合い、合格できました

尹 美奈さん(26歳)
 

朝鮮大学校政治経済学部卒業 アルバイト
◆ 受験回数5回
◆ 主な受講講座
【入門講座】 入門講座本科生(高城クラス)
【中上級講座】 中上級コース
【直前対策講座】 択一式解法スキル完成講座、全国公開模試
【直前対策講座】 全国公開模試

私はこうして司法書士を目指す決意をしました

大学進学を控えていた頃、将来は、日本人はもちろん、自分のような在日外国人のために貢献できる人間になりたいと強く思うようになりました。そんな時、母の何気ないすすめで「司法書士」という職業を知りました。「街の法律家」と呼ばれ、近年ではその職域も広がり、色んな可能性を秘めている司法書士という職業に大変興味を持つようになりました。難関資格ということは知っていましたが、人生で一度や二度は大きなチャレンジをしておくべきだと思い、勢いで受験することを決めました。

伊藤塾を活用した私の学習方法

入門段階の学習法について
 

入門講座を受講している時は、とにかく講義を消化することに集中しました。意味がわからなかったり、前の講義の復習が終わっていなかったりしても、どんどん講義を聴き進めていきました。講義中は、講師が強調した部分にマーカーを引いたりメモをとったりしながら、後にメリハリのある学習ができるようなテキストを作成していきました。復習はテキストの読み込みと過去問演習を中心に行いました。
入門講座は1年間週3日の講義を消化し続けなければならないので大変でした。ライブ受講していたので毎回高城真之介講師に声をかけていただいていたことや、受験仲間と助けあい、また競い合う雰囲気があったおかげで、無事、全講義を消化しきることができました。
しかし、残念ながら1回目の受験は、午前・午後ともに択一基準点に遠く及ばず不合格となりましたが、今思い返せば当たり前の結果でした。というのも、1年を通して試験までに復習をほとんど行っていないからです。講義を受けた後に1回、全講義を終えて直前期に入って1回から2回程度なんとなく勉強するだけでしたので、内容を理解できていなかったり、ほとんどあやふやな記憶だったりで試験に挑むことになったのです。入門段階では、テキストのランク付けに従って復習範囲を絞り、過去問の量も極力減らすことによって、少なくとも5回程度は繰り返し学習を行うべきだったと今は思います。

中上級段階の学習法について

1回目の試験で失敗した後、それから2年間程度は勉強に身が入らずにだらだらと過ごしていました。
やっと本格的に勉強をしはじめたのは、2013年の年明けからです。翌年の2014年度の試験は、午前・午後択一基準点を超えることができ、記述式の基準点割れで不合格となりました。正直「今年は合格できるかも」という期待を抱いていたので、合格発表後は滅入ってしまい何も手がつかない状況が続いたことから、7月の試験が終わって勉強を再開したのが年末になってしまいました。しかし、絶対に来年は合格すると決心し、経済的なことで不安もありましたが、「中上級コース」を申し込んで学習することにしました。 
本来であれば12月上旬で終了する「択一合格アドバンス講座」でしたが、講義が終わった12月上旬から講義を聴きはじめたので追いつけるだろうかという不安はありました。ですが、もともと講義数があまり多くないので、答練や他の講座と並行する形になりましたが、2月中には講義を聴き終えることができました。可処分時間が少ない方にはおすすめの講座だと思います。はじめる前は、「択一合格アドバンス講座」ではAランクではなくBランクの知識を多く扱うのかと思っていましたが、そうではなく、Aランクを中心に学習するという内容でした。事細かな解説を省き、横断整理ができるように表形式で内容整理がされていたり、なかなか手が届きにくい推論対策用の論点整理表があったりしたのがとても印象的です。担当講師の宇津木卓磨講師は、受験生がつまずきやすい箇所をピックアップし、事例を用いてわかりやすく解説をしてくれました。過去問や答練で気づいた点もテキストに盛り込んでいき、直前期はこのテキストだけ回していれば大丈夫という状態を目指しました。
また、憲法対策として、宇津木卓磨講師の「択一式解法スキル完成講座」を受講しました。司法書士試験で問われる論点を網羅しており、大変重宝しました。
記述式対策は蛭町浩講師の 「分析的手法で書式の点数を積み増す講座(Dコン)」 及び山村拓也講師の 「記述式答案構成力養成答練」 を用いて学習しました。答案構成力の教材で記述式問題への正しいアプローチ方法を修得し、Dコンの教材で瞬時に正確な雛形が書けるスキルを修得していきました。

直前期(4月~試験前日)の学習法や試験当日について
 

直前期は、予め勉強すると決めていた教材だけを残し、その他の教材(昨年までの答練や模試、市販の教材等)は思い切って捨てました。目の前に色んな教材を置いておくと、あれもこれもやらなくてはという不安が生じると思ったからです。そのおかげで、直前期にはやると決めた課題を思い通りにやり抜くことができ、自信にもつながりました。直前期は、これだけやると決めたことを徹底して、やり通すことが大事だと思います。
また、私は勉強以外にもメンタルトレーニングを行うことによって、直前期はもちろん、試験当日も緊張したり焦ったりすることなく試験に挑むことができました。メンタルトレーニングといってもとても簡単なことで、試験当日、どんなに難しい問題やハプニングが起こっても緊張せずに淡々と受験する自分を毎日想像するのです。あとは、必要以上に落ちることに対する恐怖感を抱かないようにしていました。

伊藤塾講師へのメッセージ

宇津木卓磨講師
 

択一は、宇津木講師がおっしゃっていた通りに学習をすることによって、基準点+αまで得点することができました。私よりも私の合格を信じてくださり常に応援してくださったことはとても励みになりました。本当にありがとうございます

山村拓也講師

「記述式答案構成力養成答練」を受けて、記述式の点数がとても安定するようになり、嫌いだった商業登記も好きになりました。入門講座と並行しながらも、試験に受かって欲しいという強い思いから毎年この講座を開いてくださる山村講師にとても感謝しております。ありがとうございました。

蛭町浩講師
 

単にテキストの内容を覚えていればいいと考えていた自分にとって、登記法の奥深さを教えてくださった講師と出会えたことは、一生の宝だと思っています。蛭町講師のようなプロ意識の高い司法書士を目指します。

高城真之介講師

入門講座の時期も、勉強から離れていた時期も、試験に落ちて悩んでいる時期も、常に助けてくださった高城講師には感謝し尽くせない思いでいっぱいです。将来は、高城講師が想像するよりもはるかに立派な法律家になりたいと思います。ありがとうございました。

最後に 

来年の合格を目指している受験生の皆さん。合格への近道は、講師を信じ、講師が与えた課題を全力でこなすことだと思います。この試験は修得しなければならない知識やスキルが本当に多いです。だからこそ、正しい方法でシンプルに勉強し続けることを心がけてください。
伊藤塾の全てのスタッフの方々、友人、大学時代の恩師、そして家族の支えがあってここまで来ることができました。これからも常に挑戦し発展し続け立派な法律家となることにより、皆様にたくさんの恩返しをしていこうと思います。本当にありがとうございました。