自分を変えたい、自分に自信を持ちたい
多くの方々の支えでつかみとった合格でした

田中 智也さん(20 代)
アルバイト

◆受験回数 3 回(他、お試し受験1 回)
◆主な受講講座
入門講座》入門講座本科生(山村クラス
中上級講座》中級コース、中上級コース
直前対策講座》直前パック、プレ模試、全国公開模擬試験

私はこうして司法書士を目指す決意をしました

 将来は人の役に立てるような仕事をしたいと思い、昔から法律に興味があったので漠然と法律家になりたいと考え大学受験をしましたが失敗しました。滑り止めで受けた大学に入っても受験失敗が尾を引き何もやる気が起きず、「今の自分を変えたい、自分に自信を持ちたい」と思っていた時に大学で司法書士試験入門講座の説明会が行われることを知り、司法書士という職業について何も知りませんでしたが法律関係の資格だとわかると、気づいた時にはその説明会に参加していました。合格率が2.8%だと聴き「自分には無理だろう」と思いましたが、講師の方が「合格率が2.8%と聞くと難しそうに思うかもしれませんが、例えば中学・高校の40 人くらいのクラスで1 番になるのと同じくらいだと思うとどうですか?」とおっしゃると、なぜか「クラスで1 番になるくらいならできそう…」と思い司法書士試験合格を目指すことにしました。

伊藤塾を活用した私の学習方法

入門段階の学習法について

 「入門講座」は山村クラスを受講し、当初は自宅で講義を聴いていました。講義中は講師が強調した部分にマーカーを引きつつ重要だと思ったことをメモし、後で読み返した際に忘れていた内容でもそのメモを読めば思い出せるようなテキストを作成していきました。「入門講座」受講中は復習が終わっていなかったり理解できていなかったりしたとしても、とにかく講義を消化することを目標としていました。
 年が明けた頃から本試験への焦りが出はじめたため、勉強に集中するために名古屋校で勉強するようになりました。
 「入門講座」を開始した時は「本試験はまだまだ先だ。直前期に頑張ればいい」と甘く考えていましたが、今思えばもっと早くから本試験を意識して勉強をすべきだったと思います。

中上級段階の学習法について

 1 年目の勉強は失敗し、本試験も合格する可能性が全くなかったため「来年こそは!」とすぐに「中級コース」を受講し勉強を開始しましたが、直前期は朝から夜まで名古屋校に籠り勉強していたためか、受験勉強に燃え尽きたような感じになっていました。
 2 回目の本試験は午後の基準点を突破することができず、3 回目の本試験に向けて宇津木卓磨講師に勉強法について相談したところ「うかる!司法書士必出3300 選」や「択一クイック総整理講座」ばかりを使用していたため過去問知識が薄いと指摘されました。なので、3 年目は「択一合格アドバンス講座」を受講しながら過去問を解く勉強に特化しました。「択一合格アドバンス講座」のテキストは表や図が多く、「入門講座」のテキストをコンパクトにまとめてあります。そこからさらに講義で宇津木講師が重要なところ、本試験で出題されるところだけを指摘してくださるのでメリハリがつき押さえる部分が明白になります。講義を受けた後は過去問で復習をしました。今まで過去問をあまり使ってこなかったので民法等の過去問が多い科目は10 年分と決め問題に出てきた分野を「択一合格アドバンス講座」のテキストで確認するようにしていました。その際は、例えば民法で抵当権の物上代位の対抗要件の問題が出てきたらそこだけを確認するのではなく物上代位全体を確認すると良いと宇津木講師からアドバイスをいただいたのでそのように復習をしていました。問題に出てきた所をピンポイントで読むのではなくその分野全体を確認すると確かに時間がかかり問題を解く量は減りますが、何度も同じ箇所を読み込むことで確実な知識を定着させることができ、また未出の問題にも対応できる力を付けることができました。

直前期の学習法や試験当日について

 直前期の択一対策は1 年目から3 年目までずっと「うかる!司法書士必出3300 選」または「択一クイック総整理講座」だけを使っていました。3 年目は「択一クイック総整理講座」を7 回繰り返すと決め4 月に全科目を1 周させながら苦手な所は「択一合格アドバンス講座」も確認したりしました。「択一クイック総整理講座」は本試験に出るところだけが記載されていますが、省かれている分野もあるので「択一合格アドバンス講座」の参照頁を書き込んだりしていました。間違えた問題や曖昧な部分に付箋を貼っていたので5 月から6 月はそこだけを4 回繰り返し、残りの2 回はもう一度全部解きなおしました。
 「択一クイック総整理講座」は非常によくまとまっています。特に民法、会社法・商法・商登法、憲法、民訴法、司法書士法はこれだけで十分だと思います。他の科目は過去問もできるとより良いと思います。
 直前期の記述式対策は「記述式答案構成力養成答練」だけでした。不登法・商登法を毎朝1 問ずつ名古屋校へ行く前に解いていました。

伊藤塾の各講師陣についての感想・各講師へのメッセージ

宇津木卓磨講師

 宇津木講師には1 年間本当にお世話になりました。名古屋校に来ていただいた際には、その都度勉強法などを相談しました。私は完璧主義になりがちな所がありますが、宇津木講師の良い意味での大雑把なアドバイス(笑)が的確で今までで一番効率よく勉強ができました。どんなに感謝してもしきれないです。本当にありがとうございました。

最後に

 私の受験生活は本当に多くの方々に支えていただきました。受験勉強で付き合いの悪かった私ですが、毎年受験が終わると飲み会を開いてくれたりして応援してくれる友達、直前期に3 ヶ月の休職をさせてくださったバイト先、毎日のようにお世話になり心優しい対応をしてくださった名古屋校のスタッフの方々、毎日弁当を作ってくれた母親と直前期のピリピリしている私を我慢して見守ってくれた家族、そして一番応援してくれていた亡き祖父。これらの方々のおかげで合格をすることができました。本当にありがとうございました。
 これからは上記の方々に恩返しができるように精進し、そして法律関係で困っている人の手助けができる司法書士を目指して頑張りたいです。
 それと、3 年目の受験勉強は名古屋校のフォローアップゼミで知り合った方とわからない所を教えあったりお互いを励ましあったりしました。来年の試験での合格を応援しています。