本気で合格する決意で入門講座を再受講!
高城真之介講師の指導は自然と理解ができ、
とても楽しいものでした
私はこうして司法書士を目指す決意をしました
司法書士を目指した動機のひとつが、就職活動をしたいと思わなかったからです。大学3年生になったとき、周りは就活をはじめる時期でした。普通なら周りのみんなと同じように就活をするところだったのですが、就活の流れを具体的に見たとき、また、上の学年の先輩たちを見たときに、運の要素がすごく強いと感じました。自分で勉強して、試験に合格して資格を手にしてから就職するほうが、確実だし、その資格は一生の財産になると思ったので、資格の勉強をはじめることにしました。よく、法学部の学生だったのに、どうして司法試験を目指さなかったのかと聞かれることがあるのですが、それは、「弁護士はたたかう仕事、司法書士は守る仕事」という言葉を聞いたとき、ピンときたからです。弁護士の仕事は、紛争の相手方と戦い、解決を目指すことをします。もちろんそれはこの社会になくてはならないものです。しかし、人々の権利を「保全」し、紛争を未然に予防してあげる、という司法書士の仕事の方が、私にとっては魅力的に見え、私自身の性格にも合っていると感じました。そうして、私は、この資格の勉強をすることにし、家から一番通いやすかった、「入門講座」高城クラスで勉強をはじめることにしました。
伊藤塾を活用した私の学習方法
入門段階の学習法について
はじめて「入門講座」を受講した年は、科目の多さ・暗記するべきことの多さに圧倒され、テキストを読んでも理解ができないし、勉強の仕方もわからないので、とにかく、「入門講義」を何度も繰り返し聴いていました。周りのひとが次々と就職の内定を決めている中で、不安と焦りが襲ってきて、なんとなく肩身の狭い思いをしながら小さくなって勉強するしかありませんでした。その年の結果は、全然ダメで、今思うと、そうやって周りの人の目を気にしながら、本気でこの資格を取るという覚悟もせず、中途半端な気持ちのままで勉強していたから身にならなかったのだと、反省しています。
その年の受験で精神的に疲弊してしまった私は、その次の年はまともに勉強できませんでした。就活もせず、進路も決まっていなかったので、地元に帰るしかないと思いました。しかし、両親が、「大学院へ進学して、もう一度、東京で受験勉強を続けてみなさい」といって、背中を押してくれました。私は、このまま諦めるわけにはいかない、両親には迷惑をかけるけど、応援にこたえられるようにもう一回頑張ってみようと思い、2 度目の、高城クラスの門をたたき、「入門講座」を再受講することにしました。そして、最初の受験から1 年あいだが空いた後で、今年の試験に向けて勉強を再開しました。
中上級段階の学習法について
• 年内(7 月~ 12 月)
年内は、基礎だけに集中しようと思っていたので、「入門講座」は、休まず毎回一番前の席で受けることを徹底しました。一番前に座るのは、最初は勇気がいりましたが、視界に講師しか入らないし、緊張感もあるので集中を保つことができました。一番前だと講師との距離が近いのでわからないことがあったら5 分休憩でも講師に質問させてもらうことができました。
講義を受けたら、「入門講座」の定着度確認チェックで基本問題を解き、過去問の該当箇所をチェックしてアウトプットし、過去問で特に覚えておきたいものはテキストの該当部分に線を引いてページの端に問題を書き込みました。テキストにさらっと書いてあるだけでわかりにくかった文章でも、その箇所の問題を解くことで、わかりにくかった文章が理解できるようになったりするので、そういうときはすかさずテキストに書き込みました。六法にも、勉強した条文には積極的にマークをして、次に開いたときに思い出せるように、勉強した形跡を残すようにしました。
また、「入門講座」と並行して、関信敏講師の「思考力完成ゼミ」にも通っていました。基礎的なことを法文の趣旨からより深く、理解することができたので、それまで暗記に頼って覚えていた知識の点と点がつながることがありました。そういうときは、まるで自分のレベルが一段上がったかのようで、勉強やっていてよかった!と思えるほど大きな喜びを感じることができました。
• 年明け(1月~3月)
年明けからは、それまでの勉強と併せて、「択一実戦力養成答練」をペースメーカーにしました。「択一実戦力養成答練」は、毎週、科目ごとに、本試験と似た形式の問題が出題されます。演習後の解説講義では、想定基準点、想定合格点、各問題の重要度が、ランクで指摘されるので、合格レベルと現在の自分のレベルとの距離がはっきりと突き付けられます。教室の張りつめた空気感の中で、毎回自分の現在のレベルと向き合うことで、軌道修正をしながら自分に合った勉強方法を見つけることができました。
直前期の学習法や試験前日について
直前期の具体的な勉強方法としては、過去問や「入門講座」のテキストに出てきた抜けやすい知識は、まとめて単語帳のアプリに入れて繰り返しました。入門テキストは、最終的に全て仕上げるつもりで繰り返し、覚えにくいところに付箋を貼って覚えたらそれを外していく、という作業を繰り返しました。
司法書士試験には、範囲が膨大にあるので、苦手科目を何日も続けてやっていては、得意だったはずのほかの科目が苦手になってしまいます。実際に、一番得意な会社法を一週間放っておいて受けた模試で、会社法の成績が一番悪い、なんてことも、何度もありました。なので、得意科目は常に移り変わるという危機感を持って、全科目の力を水平に保つバランス感覚が、直前期には求められると思います。
伊藤塾の各講師陣についての感想・各講師へのメッセージ
高城講師の講義はわかりやすく、難しいことをどんな人にも簡単に聞こえるような工夫がされています。それが、私が勉強をはじめた当初何度も繰り返し講義を聞いていた理由でもあります。法律の話は、文字だけだと本当にわかりづらくて、特に勉強しはじめたころは読むだけで理解できるという人の方が珍しいと思いますが、高城講師の講義は、読んでも意味不明な文章を、かみ砕いて、どんな人にでも伝わるように話をされるので、自然と理解ができました。また、講義の中には、(おやじ)ギャグが散りばめられていて、リラックスできるポイントもあり、楽しく講義を聴くことができました。
関講師の「思考力完成ゼミ」は、一人ひとり指名していくゼミ形式で行われるので大変な緊張感がありました。受講生それぞれのことをすごくよく見ていらっしゃっていて、自分がぎりぎりわからないような問題を聞かれるので、毎回とてもいい刺激を受けることができました。また、本試験当日とても緊張していた私に、関講師が「何か書けば、点数もらえますからね!」と笑顔で声をかけてくださって、今までやってきた自分を信じればいいんだ、と肩の力がふっと抜けて緊張がほぐれたのを今でもよく覚えています。
最後に
入門講座の最終日、高城講師に六法に書いてもらったメッセージ。
合格祝賀会にて、伊藤塾長、高城講師、高城クラスの仲間と。