毎日勉強、細切れ時間の活用、手を広げない、
これを実践すれば絶対合格できる
私はこうして司法書士を目指す決意をしました
司法書士をしている友人がおり、独立開業して充実した仕事をしている様子をみて憧れたのがきっかけでした。
伊藤塾を活用した私の学習方法
入門段階の学習法について
「入門講座」を繰り返し受講しつつ、過去問を解くというオーソドックスな方法を取りました。Web での受講でしたが、働きながら学習するにはベストな選択であったと思います。特に私は朝型タイプなので、頭のすっきりしている朝の時間を活用することで、集中して学習することができました。過去問は昭和からの問題が全て掲載されているものを使用しましたが、そのせいでかなり時間がかかってしまい消化不良になってしまいました。今にして思うと社会人のように時間のない方は「司法書士過去問伊藤塾セレクション」を使用して、まずは重要な知識を固めるほうが結果的には効率よく学習できると思います。
講義も凄くわかりやすく受講するのが楽しくなるほどでした。テキストもわかりやすくまとまっており、改正部分は差替えたものの、結局最後の年まで当初のテキストを使っていました。受験期間が長引いたので途中で友人にすすめられた他の参考書も買ってみたりすることはあったのですが、結局それらは中途半端になり使い物にはなりませんでした。
伊藤塾のテキスト以外を購入する必要はないと思います。
中上級段階の学習法について
山村拓也講師の「記述式答案構成力養成答練」と高城真之介講師の「択一実戦力養成答練」を受講しました。記述については入門段階から記述の解法手順を教えていただいていたので、解き方に迷うことはなく最初から最後まで記述を解くのが楽しく苦手意識はなくなりました。毎回、答練の問題を解くのが楽しみでした。
「択一実戦力養成答練」では、受験生が苦手とするポイントや重要ポイントを押さえて出題されるので、知識のまとめに凄く役立ちました。
そして、蛭町浩講師の「うかる!記述式」を解いておくことで、本試験問題は凄く易しく感じることができました。蛭町講師の受験生への愛情が伝わってくる素晴らしい講義には毎回感動いたしました。
伊藤塾の各講師陣についての感想・各講師へのメッセージ
伊藤塾の講師の方々は受講生を受からせたいというお気持ちが強く、講義の中で何度も叱咤激励のお言葉をいただきなんとか最後までたどり着くことができました。講師の方々には心からお礼を申し上げたいと思います。
仕事と勉強、両立の秘訣
私自身は仕事と勉強を上手く両立することはできませんでした。原因は毎日勉強をしなかったことつまりサボりであったことと、細切れの時間を活用していなかったこと、知識を広げるという誤った勉強方法に陥っていたことが原因だと思います。①毎日勉強すること、②細切れの時間を活用すること、③手を広げないこと、これらは「入門講座」の中で山村講師に指摘されていたことばかりです。自分は大丈夫と思っていましたが、まんまとはまってしまいました。ですから、私の受験期間が延びてしまったのも、決して社会人であったからではなく、やってはいけないことをやってしまったからに他なりません。同じ時期にはじめた社会人の友人がとっくに受かっていることからもそれは明らかです。社会人の方でもし、時間がないからという理由だけで諦めてしまっている方がいるとしたら、かなりもったいない話だと思いますのでぜひ、司法書士試験にチャレンジしていただきたいと思います。
最後に
不合格になると、知識が足りないから不合格になったと思いがちで、知識を広げることに目がいきます。知識を広げると勉強した気分になり満足するからです。しかし、知識を広げることにより基本的な知識がどんどん曖昧になっていきます。私も自分では気づかないうちに知識を広げる方向で勉強をする癖がついてしまい、なかなか知識を絞り込む勇気が持てませんでした。しかし、最後の年はダメでもともとの気持ちで伊藤塾のテキストだけをじっくり読み返し、過去問も「伊藤塾セレクション」に切り替えました。これによって重要な知識だけが鮮明に頭に残り、択一式では今までで一番良い点数を取ることができました。思い返してみれば、山村講師が「入門講座」の中で何度も「絞り込みと繰り返し」が大切であるとおっしゃっていたことを、恥ずかしながら最後になってやっと実践することができました。 これを読んでおられる受験生の方の中にはもしかすると予定より学習期間が延びてしまっている方がおられるかもしれませんが、もう一度初心にかえって勉強方法を見直してみるのもいいかもしれません。投げ出したくなることもあると思いますが(実際、私は何度か投げ出してしまいましたが)、継続すれば必ず合格する試験だと思いますので、あきらめずに頑張ってください。